081月
ニコンからバリアングル液晶搭載のデジタル一眼レフ「D5500」が海外発表されたそうで。
ボディにカーボンファイバーを使って「バリアングル液晶モニターを搭載する一眼レフカメラで」世界最小・最軽量だそうで、こういうのも良いなと。
以前はミラーレスにこういう役割を担ってもらって…と思っていましたが、私の場合はそれだとどうしてもオールドレンズ遊びに走ってしまいがちです。
さすがにそろそろメイン機の見直しもしないと…と思ってるんですが、D300を当面のメインとして、そのサブを同じニコンの軽量モデルにするというのもアリかなと最近思うようになりました。
あと、ミラーレスの技術が転用されてきたから、というのもあるんでしょうが、フィルム時代ほどとはいかないまでも、だいぶボディの厚みが薄くなってきたのが良いですね。
欲を言えばNikon EMくらいの大きさのデジタル一眼レフが出たら良いのですけど、バッテリーの問題があるから厳しいかな。
ただ、今回のD5500がバッテリー込みの重さで470g、EMは490gですから、重さだけならすでに達成されていることになりますね。
ファイルサイズは124×97×70mmに対して、EMは134.5×86×54mmです。
APS-Cなことを考えるとぜひ同じ厚みを目指してほしいところです。
Filed under: DigitalPhoto
2211月
SONYから5軸手ブレ補正機能搭載のEマウント、フルサイズ機「α7II」こと、ILCE-7M2が12/5に発売されるそうで。
Eマウントはレンズで儲ける設定だったのか、基本的にレンズ側に手ぶれ補正を搭載してきたと認識していますが、レンズ内ではPitchとYawしか補正できないためか、それともまずはボディを普及させたいがためか、α-A時代のようにボディ内に手ぶれ補正を載せてきました。
α-Aユーザーとしてはマウントアダプター経由で活かせるということもあって歓迎ですけれど、これまでの結果を見るとボディ内手ぶれ補正を持たないメーカー機のほうが不思議とシェアを確保しているんですよね。
コストダウンができるから…という理由もあるのかもしれませんが、おそらくそれを理解した上で当初は非搭載にしてたんだと推測していただけに、今回に至っての搭載はちょっと意外でした。
逆にいえば、これでもう本格的にα-Aボディへの未練が断ち切れる(断ち切られる?)とも言えそうです。
今もα-Aは存続してますけど、すでに光学ファインダーではないわけですし、唯一のメリットでもあった手ぶれ補正も搭載され、さらにフルサイズセンサーとなればもう無理に拘らなくても良いのかなと。
ソニーもそれを意識してかどうかは分かりませんが、マウント部の強化も図ってきたようですし。
ちなみにいざという時の後継機にと考えていたα37はどうしても発色が気に入らず、手放してしまいました。
今はα700に接点復活スプレーをして頑張ってもらってますが、今のところはその後はとりあえずNikon D300をメインにして、それからマウントを絞らず全社横並びで次のメイン機を考える予定です。
私の事情はそのくらいにして、もう一点ちょっとだけ気になったことがあったので、それを取り上げておきましょう。
RAW記録に関する記述なんですが、14bitで保存される前にBIONZ Xで16bit処理してから保存うんぬん…と書かれています。
たしかに最近はRAWでもノイズ除去などの「前処理」をしてあるケースが多いわけですが、良く考えたらもう「RAW」ではないなぁと。
RAW現像ソフトは必死に新機種対応しているわけですし、加工済みにするのであればそろそろ統一フォーマットみたいなものを一緒に考えたら良い気がしますが、AdobeはDNG推しするから話がまとまらないんでしょうかね。
Filed under: DigitalPhoto
2111月
AdobeのRAW現像ワークフローソフト「Lightroom 5」が5.7に更新されていたので、早速更新しておきました。
いつものように以下のような24モデルへの新機種対応がメインですが、今回はApertureやiPhotoからの移行ツールも含まれています。
オリンパス PEN E-PL7
オリンパス STYLUS 1s
カシオEX-100PRO
キヤノンEOS 7D Mark II
キヤノンPowerShot G7 X
キヤノンPowerShot SX60 HS
サムスンNX1
ソニーILCE-5100
ソニーILCE-QX1
ニコン D750
パナソニック DMC-CM1
パナソニック DMC-GM1S
パナソニック DMC-GM5
パナソニック DMC-LX100
富士フイルム X30
富士フイルム X100T
富士フイルム X-T1 Graphite Silver
ペンタックス K-S1
ペンタックス Q-S1
ライカD-Lux (Typ 109)
ライカM-P
ライカV-Lux (Typ 114)
ライカX (Typ 113)
リーフCredo 50
我が家はすっかり新しいカメラを入手しなくなった(以前のもニューモデルではないけれど)ので、あまり恩恵がなくなってしまったんですが、古い機種も含めたら相当な種類をサポートしていることになるのでしょうね。
ソフトウェアにそれらのモジュールが全部入ってるわけで、どうせなら機種ごとにバラ売りするようなビジネスモデルをやって来るところがあっても面白いのかも。
そうなるとX-Trans CMOSやFOVEONのモジュールだけ割高…とかになっちゃいそうですが。
Lightroom自体は今回の5.7も含めて特に問題なく安定しているようで、PDFやFlashのようにいつもセキュリティアップデートしている同社とは別人のようにすら感じます。
こまめにアップデートしてAdobe税を…というスタイル自体は同じなので、そろそろLightroom 6の話が出てくる可能性はあるのでしょうけどね。
その点ではCreative Cloudに入ったほうがもう安心と言えるでしょう。
Filed under: DigitalPhoto
179月
LeicaからM型ライカ60周年記念限定モデルの「Leica M EDITION 60」が発表されたそうで。
ライカの記念モデル、限定モデルは通常モデルよりも多いんじゃないか、というくらいに珍しくないんですけど、今回のは背面液晶を廃したという点でちょっと新しい試みかなと。
機種こそ違えど、DMC-G1で撮る時は液晶を裏返しにしたまま撮ることも多くて、そのほうが意外に撮影に集中できるという経験はしているので、ここは賞賛に値するかなと思っています。
液晶が無くなったからといってお値段が画期的に安くなるわけではないでしょうし、それこそG1みたいに裏返すなり、昔のM型ライカのフィルム圧板のところを交換して液晶の有無を選べる構造にするとかのほうがより良い気もしますけど。
あと、Wi-Fiでリモート撮影できちゃう、という手もありますね。
しかしそんな「逃げ手」を作らず、ストイックに液晶をなくし、画像はRAWデータでの記録のみだとか。
そこはリバーサル気分でJPEG…という意見もあるでしょうが、個人的にはJPEGはMP3みたいなものというイメージを持っているので、それならPNGかなと。
いずれにしてもラフにとってRAWで救出するような撮り方を考えている方は使わないでしょう。
なお、最近のモデル同様、Audiとのコラボレーションデザインだそうで、600台限定だとか。
液晶画面がなくなっても実際のお値段はきっと通常モデルよりも高そうです…。
そのデザイン面でやや気になったのはファインダー枠表示用の明かり取り窓が伝統のデザインとちょっと違う点です。
以前もLEDライトでファインダー枠表示するモデルがあって、あれはあれでスッキリした完成されたデザインでしたけど、今回のは小窓が上のほうにあるし、本来あるであろうあたりには灰色の蓋のようなものが見られます。
それぞれに意味があるのなら仕方ないですけど、高価なモデルだけにそういうところにも拘ってほしいなと思います。
Filed under: DigitalPhoto
169月
Panasonicからフォーサーズセンサー搭載のレンズ一体型カメラ「DMC-LX100」が海外発表されたそうで。
マイクロフォーサーズ陣営に限らず、1インチやAPS-Cはあってもフォーサーズのセンサーを搭載した一体型はたぶん初めてかと。
これまではコンデジとの差別化を考えて出してこなかったんでしょうけれど、他社もAPS-Cなどと併存できているわけで、住み分けはできるだろうという判断でしょう。
と言いつつも国内発売は未定のようですが…。
レンズは24-75mm相当のLEICA DC VARIO-SUMMILUX F1.7-2.8で、一体型のメリットを活かしてか、かなり明るいレンズになっています。
ボディサイズはW114.8xH66.2xD55.0mmの393gと、同時発表(こちらも国内発売未定)の
DMC-GM5のW98.5xH59.5xD36.1mm、211gのほうがよっぽど小さいくらいですが、さすがにこのスペックのレンズ込みではこの重さには収まらないでしょう。
カメラ自体の性能もEVFや液晶などもLX100のほうが画素数が多いですし、GH4採用の空間認識AFも搭載しているなど、ハイスペックコンデジといった趣きです。
マイクロフォーサーズをすでにお持ちの方はやっぱりマイクロフォーサーズ機を選びたくなると思いますが、他社の一眼レフを使っていてちょっとPanasonicも使ってみたいなという「浮気心」に応えるには良いカメラだと思いますし、ぜひ国内発売もしてほしいところです。
Filed under: DigitalPhoto
129月
ニコンから35mmフルサイズのデジタル一眼レフ「D750」が9/25に発売予定だそうで。
新しいところはチルト液晶を搭載してきたところとWi-Fi対応でしょうか。
すでに35mmフルサイズだけでは訴求できないし、他のラインナップと被りますから、高機能化に向かったのでしょうね。
Wi-Fiはあったほうが便利だけど、チルト液晶は撮影スタイル次第でしょうか。
以前よりはライブビュー性能も上がってるでしょうし、むしろ積極的に活用して撮影の幅を広げたら良いのでしょう。
あと細かいところでは液晶モニターそのものも性能が上がってるようで、3.2型122.9万ドットのRGBW配列ですし、物理的な部分だけでなく、モニターの色調をカスタマイズ可能になってるのは地味に嬉しいポイントかも。
カラープロファイルというほど細かくはないかもしれませんが、パソコンと色合いを揃えたりできるのは小さな一歩ですが大切な部分での進化と言えそうです。
メカベースとしてはD810よりもD610に近い印象ですが、よりコンパクトになっていて、なんとなくかつてのD70を思い出させるような気がするのは元ユーザーだからで型番がちょっと似ているからでしょう。
確かにサイズもD710は140.5×113×78mmの約750g(本体のみ)で、D70は140×111×78mmの約595g(本体のみ)と、重さ以外は非常に近い寸法です。
D610と較べても奥行きが薄くなってるのは気軽に持ち歩きたい私には嬉しいですね。
私もそろそろメイン機見直しを…と長らく思ってるんですが、ソニーのほうがもう光学ファインダーには期待できないでしょうし、やっぱりニコンかな。
ただしお値段は20万円台でのスタートのようで、現実的にはD610が狙い目なのかもしれません。
Filed under: DigitalPhoto