102月
SIGMAからFOVEON搭載コンパクトの新シリーズ「dp Quattro」が発表されました。
これまでのDPシリーズと比べると、かなり思いきったデザインに変更されていますね。
一見、NEX-5シリーズにも似ている印象がありますが、本体は薄く、グリップはしっかり、という撮るための理想を追求したらこうなった、という感じでしょうか。
幅はMerrillと比べて4cmほど長くなっていて、重さも40gほど重くなっています。
バッテリーがBP-51というものに変更されているようで、Merillはバッテリー寿命が難点でしたからそのための重量増加なら良しとすべきかな。
できればバッテリーが流用できるほうがうれしいでしょうし、省電力化も頑張って欲しいところではありましたが。
外観以上に大きな変更が名前にも入っている「Foveon X3 SENSOR Quattro」の採用です。
三層のうち、最上位層のみ4倍の画素数とし、解像度とSN比の両立を狙った新センサーとのこと。
FOVEON X2は上から青、緑、赤と3層で3色を捉えるわけですが、シリコンを光が透過するという構造上、実際の分光特性はそうキレイに3色分かれてはおらず、最上層はRGBのほぼすべてに反応しているんですよね。
それだけに下層の情報も含めて複雑な画像処理が必要だったと記憶しています。
その影響で赤の色ノイズが多かったりといった欠点も持っていたわけですが、そこを逆手に取り、最上位層で輝度成分の解像度を確保しつつ、色情報はSN良く、という、いわば良いところ取りを目論んだ仕掛けでしょう。
もちろん実際には4画素で色相に大きな差がある場合は偽色抑制、輝度に差がある時は解像度優先とかそんな具合で、これまで以上に複雑な画像処理が必要なはずで、そこはTRUE IIIプロセッサーに頼る形になるかと。
ここもまた他社とはやや違い、汎用に近いDSPだったと思いますが、だからこそ自由度の高い処理が可能なのだと思います。
ただやっぱりバッテリー消費だけは気になるところではありますが。
撮像素子に関しては理論上はそうでも、あとは実際の絵の具合次第ですから、dp2のレンズに注目してみましょう。
6群8枚のレンズ枚数、9枚の絞り羽根や30mm F2.8といったところはDP2 Merrillと同様です。
レンズ構成図やMTF曲線も大きな差はなさそうですが、MTF測定器「A1」によって全数保証が謳われたのはDPシリーズではたぶん初だと思うので、その安心感はあるかも。
#Merrillシリーズでも実際には実施されていた可能性はありますが。
発売時期も価格も未定ですが、ここまで尖ったモデルを出せるのはシグマさんならではでしょう。
フジのX-Trans CMOSもそうですけど、撮像素子の改革に取り組むメーカーさんは個人的に応援したいですね。
ところでだいぶ前にレンズ交換式ミラーレスの噂もありましたが、その後は音沙汰なく、今回Quattroが出てきたということはしばらく一体型コンパクトで行くということでしょうか。
それも含め、CP+が始まるとさらに色々と情報が出てくるのかもしれません。
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072月
Nikonから60倍ズームのデジタルカメラ「COOLPIX P600」が2/27に発売になるそうで。
COOLPIX P520の後継モデルになりますが、広角側は24mm相当で同じものの、テレ側は1000mm相当からさらに進んで1440mm相当となっています。
300mmレンズをAPS-Cに付けても450mm相当ですから、さらにその3倍も望遠というのはスゴイです。
一眼レフ向けに出た初期の高倍率ズームの印象があって、こういう高倍率はどうせ描写が…と思いがちですが、ネオ一眼は総じて描写が予想以上に良いんですよね。
素子に比べてレンズがどうしても大きくなり、それが描写にも良い方向につながってるんでしょうね。
もちろん実際にはズーム全域が優秀というわけではなく、使用頻度の高いワイド端とテレ端を重視したレンズ設計になってると思われますが。
使用頻度というとマクロ撮影への対応も万全で、広角側ではレンズ前1cmまで寄れるとのこと。
テレ側はそういう訳にはいかないのでしょうけど、初期のニコン機のようにテレ側にしないと実質使えないマクロを思い出すと変わったものだなぁと思います。
なお、通常モードの場合の最短撮影距離は広角側でレンズ前50cm、テレ側で約2mとのことです。
RAW撮影こそできませんが、EVFも一応(20万ドットはやや少なめ)ありますし、液晶モニターは92万ドットの3型バリアングルと、まさにネオ一眼として優等生タイプのモデルです。
これだけテレ側に伸びてるわけですし、感度で稼げる部分もあるでしょうけど、やはり素子の小ささを考えると現状は静止画で3.5段という手ぶれ補正を、もうちょっと屈強なものにしてほしいところかな。
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072月
リコーから防水コンデジ「WG-4」など3機種が発売になるそうで。
カメラに詳しい人ならお気づきだと思いますが、WGシリーズというとPENTAXブランドで人気のモデルです。
ペンタックスとリコーは実質的に一体化したわけではありますが、ここに来てあえてRICOHブランドに切り替えてくるというのはかなり意外でした。
現在のラインナップを見るとどうやらレンズ交換式はPENTAX、コンデジがRICOHという棲み分けにしていくのでしょうか。
そういう意味では今残ってるモデルでイレギュラーな存在がGXRということになりますが、これが終息に向かうのか、それともPENTAX GXRになるのか、も興味深いところです。
ブランド変更については他でもきっと取り上げられるでしょうから、後は肝心のモデルを見て行きましょう。
発売されるのはWG-4とそのGPS搭載モデルにあたる「WG-4 GPS」、それに弟モデルの「WG-20」です。
それぞれWG-3とWG-10の後継モデルと考えてよいでしょう。
WG-4とWG-3、WG-20とWG-10、それぞれほとんど同じに見えますが、WG-4のほうはどうもシャッター優先モードを始めとする撮影モードがやや変わったようですね。
WG-20は重さが2gほど軽くなってる以外は違いを見つけられませんでした。
ある意味、ブランドが変わったのと同様にファームウェアもややリコー仕立てになったというところかも。
個人的にはこの屈曲系のタフネスタイプにRAW撮影モードが追加されたら嬉しいのですけどね。
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311月
長いこと、我が家のメイン一眼の座を担ってくれているSONYのデジタル一眼レフ「α700」ですが、とうとうこのモデルに特有の持病が発生してしまいました。
その持病というのが絞りダイヤルが勝手に回った状態になって、いつの間にかF22などに絞り込んだ状態になってしまうというのものです。
以前から稀に起きてはいたんですが、その程度なら気づいた時点で元に戻せば良く、それほど困らなかったんですよね。
しかし今回はもうそのレベルではなく、カメラを構えている間にあっという間にF22になり、ダイヤルを手動で回しても間に合わないような状態に…。
こういう事態を想定して昨年、α37をゲットしておいたという面もあり、すぐに困るようなことはありませんが、やはりα700とはカメラとしての使い勝手には差があります。
そう考えると順当にα77が次期モデル(世間的には旧モデルでしょうが)としての候補でしょうか。
α7やα7Rにマウントアダプターという手もありますけど、EVF自体はそんなにイヤではないとはいえ、今だからこそ光学ファインダーを選ぶラストタイミングかな、という気もしますし、α900なんてのも面白いかも。
実際にはさきほどのα37もありますし、他にもNikon D300などなど、他社マウントのはたくさんあるので、よっぽど惹かれる出物でもない限りは導入しないでしょうけれど。
もちろん、α700のダイヤルを修理するという正当な対策もあるんですが、メーカー修理だと1万円台中盤らしく、決して安くはありません。
自力修理も色んなユーザーさんが実施されていますが、肝心のダイヤルが分解可能になっていないので、清掃後は再接着が必要のようなんですよねぇ。
修理できないまでも設定からダイヤルを無効にできると良いのですが、それもないんですよねぇ。
今さらですけど、困ってるユーザーさんのためにファームウェアを更新してくれたら…とか、色々調べながら書いていると症状が発生しなくなるという、ありがちな展開に。
とりあえず慣れる意味合いも含めてしばらくはα37を使ってみて、再発の具合を見てみようかと思います。
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291月
OLYMPUSから一眼スタイルのOM-Dエントリーモデル「E-M10」が2月末に発売予定だそうで。
OM-Dでは弟分になるようですが、内蔵ストロボがシリーズ初で搭載されたんだとか。
PENシリーズの時もそうでしたけど、後で付けてくるとストロボも新機能みたいに感じますね。
あとはコンパクトさをポイントにしつつ、ローパスフィルターレスなど、最近の流行をしっかり押さえてあります。
上位モデルとの違いは防塵・防滴・防寒を省いて、手ぶれ補正も普通の3軸補正にして、コントラストAF専用になっています。
全体的に見るとむしろ「PENシリーズにEVFを搭載しました」という内容だと考えると良いのではないかと。
個人的には本体よりも新しいキットレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」のほうに興味が行きました。
このレンズ、3倍ズームなんですが、収納時はまるでパンケーキみたいに薄いんですね。
昔のM.ZUIKO 17mm F2.8とほぼ同じくらいのサイズだとか。
ズームも電動ですし、自動開閉レンズキャップが用意されているのも良さそうです。
ただ、レンズキャップが別売りというのは勿体無い気もしますが、キャップ分だけ厚みも厚くなってしまうのでユーザーに選んでもらおうというところでしょうか。
ユーザーが選ぶオプションという点ではグリップもオリジナルでは小さめになっていて、ここら辺りは先日発表されたFUJIFILM X-T1とも共通する部分です。
MF一眼レフ時代はそもそもグリップなんてないに等しい状態だったですし、私自体は標準ので十分かな。
他にもフィッシュアイボディーキャップレンズが用意されたり、マイクロフォーサーズらしい遊び心の入ったシステム展開は相変わらずのようです。
コンデジでも素子サイズだけはマイクロフォーサーズを上回っているようなケースも出てきましたが、優秀で多彩なレンズラインナップがマイクロフォーサーズの魅力だと思いますから、この方向で頑張ってほしいところです。
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281月
富士フイルムから一眼スタイルのミラーレスカメラ「X-T1」が2/15に発売予定だそうで。
少し前から噂になっていましたが、EVFを光軸上に持ってきた一眼風のモデルが出てきましたね。
私はレンジファインダー機のように背面左端にファインダーがあるのも好きですし、一眼っぽいデザインに縛られなくても良いのかなぁとも思うのですが、セールス的にはそれなりの価格帯ではやっぱり一眼っぽいほうが良いのでしょうね。
ただ、今回のは見た目だけではなく、だいぶ力の入ったモデルになってるようです。
EVFも搭載したからには…というわけでもないでしょうが、236万ドットの有機ELとなっていて描画レスポンスも格段に向上しているようですし、ファインダー倍率も0.77倍とかなり高めです。
その解像度を活かして、フル、ノーマル、さらに縦撮影時のバーティカル、フォーカスを並列表示するデュアルと4つの画面モードを持っています。
本来であれば自社レンズを使ってほしいところでしょうが、マウントアダプタも考慮した画面モードを用意してくれるのは富士フイルムらしいですね。
なお、レンズキットは標準ズームの「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」が付属しますが、以前からロードマップで示されていた「XF 56mm F1.2 R」も今回正式発表されていて、こちらは2/22の発売予定だそうです。
Xマウントは基本的にAPS-Cまでしか対応してないですが、X-Trans CMOSの解像度と偽色の少なさ、それにサイズと画質を両立したレンズ群が揃ってるのが個人的には好みです。
ただ、今回の一眼スタイル同様、セールストークとしては35mmフルサイズのほうがアピールが強いようで、そこをどう対策していくかが今後のポイントかも。
レンズのイメージサークルが大丈夫かどうかがありますが、EVFなら普段構えで縦構図になるカメラも出たら良いのになぁと、縦構図好きな私はいつも思います。
レンジファインダースタイルでEVFを縦と横の2箇所のいずれかに付け替えるような形なら、そう大きな仕様変更なしに対応できそうですが、どこか出してくれないかなぁ。
他にもいち早くSDカードのUHS-II対応を果たしていたり、防塵・防滴構造と防寒性能を実現したりと、本気度合いを感じて次期メイン機を検討する身としては結構気になるモデルです。
先日、X-M1をお借りして気に入ったWi-Fi転送機能もありますし。
やや気になるとすればやはりレンズ資産の部分でしょうか。
フジのレンズも優秀ではありますが、サードパーティからXマウントが出る様子がなく、どうも仕様情報も公開していないっぽいのは選択肢が狭まって寂しいかなと。
マウントアダプターも徐々にAF対応のものが各社用に出てきつつありますし、そこにXマウント用が登場すれば少し安心感が高まるかもしれません。
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