231月
富士フイルムからコンパクトな高倍率ズームデジカメ「FinePix F1000EXR」が2/8に発売になるそうで。
Fシリーズも当初は大きめの素子を使ったモデルから始まったものの、最近はすっかり高倍率ズームコンパクトになりました。
今回もF900EXRの後を継ぐ形でとうとう千番台の型番になりましたね。
像面位相差は引き継ぎつつ、動画撮影時のAF速度を向上させたり、手ブレ補正機能を強化してきています。
他にもスマートフォンからのリモート撮影やアドバンストフィルターなどといろいろと多彩になっていますが、だからといって手持ちのコンデジからの買い替え対象になりうるかというとちょっと微妙かな。
スマホとの差別化を考えた時に500mm相当の望遠はたしかにセールスポイントとしては重要なのでしょうが、実際には手ぶれ補正をもってしてもまだブレがちなんですよね。
そこになにか大きなブレイクスルーでもない限りはオマケくらいにしか見てもらえないんじゃないかと。
むしろ沈胴で飛び出さないと使えないというデメリットのほうが目立ってしまうように感じます。
私の勝手な意見としては、コンデジは単焦点広角と屈曲系が使い勝手が良い印象なんですよね。
沈胴レンズを装備するにしても電源オン時の広角側の場合には飛び出さないままで使える、なんていう仕掛けにできればずいぶん使い勝手が違うかも。
また、新機能追加に埋もれてひっそりとRAW記録が削除されているのが非常に気になります。
Fシリーズは以前からRAWに対応したり非対応になったりを繰り返しているんですよねぇ。
xTransを搭載したからCPUパワー不足で…といった明確な理由があるのなら多少は理解できますが、今回もEXR CMOSですし…。
そうしたブレが他の機能にも見られるように感じられる状態ではユーザーはなかなか手を伸ばさないのではないかなぁという気がします。
F1000EXRというきりの良いタイミングでそれが見られなかったのはちょっと残念ですが、今後に期待したいところです。
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161月
富士フイルムからチェキフィルムを使ったワイヤレスモバイルフォトプリンタ「instax SHARE SP-1」が2月中旬に発売になるそうで。
デジタル全盛期にあっても未だに人気が衰えないチェキですが、それは何よりすぐに写真に出力できるというところにあるのかと。
スマートフォンで撮った写真にその恩恵を持ってくるのがこのプリンターというわけですね。
スマホアプリからプリンターに送れば、さっとチェキフィルムにプリントされて出てくるというのはかなり人気が出そうです。
以前も赤外線通信時代に同様のプリンターは出ていて、当時はチェキフィルムではなく、Piviという専用フィルムを使ったものでした。
Piviもチェキも感度は同じISO800相当だったようですから、専用にする必然性がなかったような気もしますが。
さらにチェキを使ったプリンターは実は初めてではなく、プリンカムこと、FinePix PR21というカメラ一体型モデルもありました。
このプリンカムはうちにありますから、久しぶりに引っ張り出してきて使ってみることに。
ただ、プリンカム以外で撮った写真はプリントアウトできないという面倒な仕様になっていて、ExifToolを使ってExifをまるごとコピーしてみたり、画像サイズを合わせてみたりしましたが、残念ながらやっぱり印刷できず…。
ちなみにExifToolでのExif情報のコピーは以下のコマンドを使いました。
exiftool -tagsFromFile src.jpg dst.jpg
仕方ないので以前にプリンカム本体で撮った写真をプリントアウトしてみましたが、印刷待ち時間が短いのが良いですね。
プリントアウトしてからボヤッと画像が現れる感じも乙なものですし。
PR21はスマートメディアで210万画素という古いモデルですが、チェキフィルムの解像度ならそのサイズで十分です。
今回のプリンターもスマホ写真がニーズでしょうから、Wi-Fi転送もそのくらいにリサイズされて軽快さを保ってるのではないかと予想されます。
ちなみに、上のプリントの元絵は下の写真です。
instax SHARE SP-1の欠点になりそうなポイントとすれば電源でしょうか。
なぜか電源がCR2を2本使うんだそうで、これで100枚撮れるからフィルムのコストのほうが高いとはいえ、急に電池切れになったら調達しづらそうです。
別売りのACアダプタでも動くらしく、これがどうやら5Vのようですからモバイルバッテリーで使うのがオススメかも。
本体価格は2万円弱のスタートと安くはないですが、いろんな集まりなどではかなり活躍しそうなアイテムかと思います。
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111月
Panasonicからライカ銘のマイクロフォーサーズ用レンズ「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2」が2月に発売予定だそうで。
ライカは明るさで名前が違ってきて、例えばF1.4のズミルックスに対してF2でズミクロンとなります。
同様にノクチルックスがF1やF1.2に適用されるわけですけど、今回のはF1.2ですがノクチクロンとなってますね。
マイクロフォーサーズだからF1.2でも35mmフルサイズ換算だとF2クラスという意味合いでしょうか。
素子サイズに応じて許容錯乱円も小さめになると思うので、単純に85mm F2.4相当とはならないはずですけどね。
そんなこんなはありつつも、やっぱり非常に明るいライカレンズであることに変わりはありません。
実売15万円程度と決して安くはありませんが、マイクロフォーサーズの大きさだからこそ実現できた価格と言えるでしょう。
最短撮影距離は50cmと短くはないですけど、円形絞りも良さそうですし、かなり万能そうなレンズで良いですね。
個人的には絞り環があるところに惹かれますが、これはどのマイクロフォーサーズ機でも本体側と連動できるのかな?
そういえば肝心のライカ本家からも新しいレンズ交換式カメラが出るのでは?という噂があります。
Leica Tなんて名前もまことしやかに伝わってきていますが、APS-C搭載の噂もあって、そうなると新たなマウントをこしらえるんでしょうか。
Mマウントと微妙に互換性を持たせつつ電子接点を持たせたら面白そうですが、ライカのみでそこまでできるのかな?という疑問も…。
せっかくマイクロフォーサーズで優秀なレンズも出してるわけですし、そっちでMシステムとの共存をしてほしいですが、そうなるとパナソニックOEMのボディになりそうで、それはそれで面白くないかもしれません。
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081月
Nikonから新しいデジタル一眼レフカメラ「D3300」が2月に発売されるそうで。
型番のとおり、D3200の後継モデルとなりますが、一番の違いは今回からローパスレスになったことでしょう。
どちらかと言うと保守的な印象の強いニコンですが、昔から結構こういうところは意外と冒険的ですよね。
ベイヤー配列は理論的に見て光学的なローパスフィルターが必要なわけですけど、実際には交換レンズ自体がローパスフィルター的な枠割を果たす部分もある、という希望的観測を含む施策です。
ローパスフィルターは高価ですから、コスト面でもメリットがあるという要素もあるのかなと思ってみたり…。
もちろん全くの無策で導入したわけではなく、すでに上位モデルでも実績がある最新の画像処理エンジン「EXPEED 4」を採用してデモアレは対策しているのでしょう。
Nikon 1などのJPEGを見てみると必要以上に画像処理側でソフトネスが掛ってるように見えて、それなら光学側でやったほうが良いのでは、と思う場面もありますけど、RAWならしっかり引き出せるわけで使い分けできるよ、という提案と思うことにします。
本体だけでなく、レンズのほうもキットレンズとなる「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」が同時発表されています。
これまでの「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」と比べると明るさや画角を維持しつつ、265gから195gへと大きく軽量化されています。
M.ZUIKOなどで採用されてるようなズームリングを用いた沈胴機構が導入されたのが大きいのでしょう。
8群11枚で、うち非球面が1枚というのは同じですが、MTFを見るとずいぶん改善されてるように見えます。
ローパスレスになったところで光学性能が上がると、レンズによるローパス的効果が薄らぐような気もしますが、やっぱり性能が高いほうが良いですよね。
この手のレンズは沈胴させるとすぐにサッと撮れないという欠点もありますが、レンズキットでの購入なら比較的廉価にレンズがゲットできるわけで、そうなるとさすがに新しいレンズのほうが良さそうです。
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071月
SONYからEマウントのミラーレス一眼「α5000」が発表されたようで。
見た目はこれまでで言うとNEXシリーズのもので、NEX-3シリーズの後継と考えるのが良いかと。
どうやら本気で全ての一眼をαと命名していくようですね。
αで5000といえばα-7000、α-9000に次いで発売されたミノルタの廉価モデルとほとんど同じ名前で紛らわしい気もしますが…。
特徴としては「APS-Cサイズのセンサーと内蔵ストロボを搭載したレンズ交換式デジタルカメラとしては、世界最小・最軽量」とのこと。
バッテリーとメモリなしで210gだそうですから確かに軽量ですね。
それでWi-FiとNFCも搭載ですし、機能的にはこれで十分なのかも。
Aマウント機ユーザーとしては今後のAマウントの存続も気になるところです。
α7が発表された頃はてっきりAマウントはこのままフェードアウトかと思いましたが、どうやらそうでもないようです。
ただ、トランスルーセントミラーではない純粋な意味での一眼レフのモデルはそもそも最近出していないですし、個人的にはもう統合してしまっても良いのではないかなと。
マウントアダプタも出ていますが、これをもっと本体と一体感のあるデザイン&機能のものにすれば、とりあえず私の不満はないですね。
そもそもユーザー自身もα-Aをまだまだ使い続けるというよりは徐々にEマウントに移行する着地点を狙い始めているでしょうし。
そんなマイナーユーザーの意見はともかく、α5000のほうはレンズキットで600ドルくらいを予定しているんだとか。
NEXに限らず旧モデルの値下がりが非常に激しいのを見ると、私などはどうしてもそっちに目が言ってしまうのですけど、スタートラインとしてはわりと良い設定ではないかと思います。
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061月
どうしてもオーディオネタが続きますが、今年はカメラのほうもぼちぼちと楽しんでいけたらと。
撮影するには困らないだけの機材が揃っていますけど、やはり目新しさも必要ということで、レンズまわりは多少強化対象かなと思ってるところです。
新しいレンズも良いですがこれも手持ちのが結構ありますから、まずはマウントアダプターの追加から検討してみることに。
有力候補になりそうなのはエキザクタやRollei QBM、それにライカRとかなりマイナーなところです。
前者2つはさすがにマイナーすぎてアダプターも高価になりがちですから、まずはライカRからかな。
使うカメラ側は今のところNEXが最有力ですが、調べてみるとマイクロフォーサーズのは処分的な意味合いもあるのか、かなり安くなってます。
以前、レモン社で見かけたこともあるマイクロフォーサーズ-NEXのアダプタを一つ持っておくと使い回しも利くんですけどねぇ。
また、こちらも以前から見かけますがマウントアダプターではなく、そもそもライカRレンズのマウント部を交換することでニコンなどで使えるようにする手立てもあります。
マウント金具がわりと高価だったので躊躇していましたが、ずいぶん安いのも出ているようでこちらもかなり惹かれます。
ただ、一旦交換してしまうとLeica R4の出番が永遠に来ないような予感も…。
やはり順当にはNEXなんでしょうが、将来的にFUJIFILM Xマウントへ、という気持ちもうっすらあります。
できればさっきも書いたようにミラーレスどうしでユニバーサルに使える、昔のタムロン・アダプトールみたいなマウントアダプターが出たらなぁと願う今日この頃です。
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