274月
Panasonicからマイクロフォーサーズ機「DMC-G6」が海外発表されたそうで。
Gシリーズは私もDMC-G1を持ってますけど、G4がスキップされたとはいえ、もうG6まで行ったんですね。
当初はこの一眼レフっぽいスタイルから始まったマイクロフォーサーズですが、最近はすっかりミラーレスというコンデジっぽいデザインが主流になりました。
EVFがあるという点でもグリップしやすさという点でもGシリーズは使い勝手が良いんですけど、さすがにG3くらいからは影が薄くなったかも。
今回の改良点はEVFが144万ドットのOLEDになったんだとか。
G5も144万ドット相当でしたが、こちらはフィールドシーケンシャルカラー方式でした。
また、撮像素子もG5と同じ1605万画素なんですが、最近の流行でローパスフィルタの見直しをして解像力向上がなされたとのこと。
どうもPanasonicはLiveMOSの刷新が遅れてる感じで、そこが課題なんですよねぇ。
あとはWi-FiやNFC対応と順当なアップデートではありますが、現行モデルや中古の価格を考えると厳しい印象が拭えません。
たぶんこちらは国内投入してくると思いますが、マイクロフォーサーズ勢全体としてそろそろ何かテコ入れが必要な時期かも、という気もします。
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254月
PanasonicからRAW記録対応のコンデジ「DMC-LF1」が海外発表されたようで。
DMC-LX7の弟モデルといった感じの位置づけになるようで、28-200mm相当F2-F5.9の光学7.1倍ズームは単純にズーム比では大きいものの、LX7の明るさも広角24mm相当という部分も控えめなスペックに変わっています。
逆に言えば普通のコンデジにRAW記録があれば…というニーズを考えると便利な仕様っぽいですね。
撮像素子は最近の大型素子の潮流には我関せずなのか、1/1.7型のMOSセンサーです。
マイクロフォーサーズ勢こそ、高級コンデジに良さそうな素子でもあるわけですし流用しても良さそうなんですけど、そうなるとマイクロフォーサーズの立場は?とやぶ蛇になるからやらないのでしょうかねぇ。
また面白いところではEVFを搭載してきている点です。
0.2型20万ドットと控えめなものではありますけど、LXシリーズでも搭載していないのにここに投入してくるというのはちょっと意外でした。
RAW記録やEVFなど、どうも通好みといいますかマニア御用達というスペックで、私のようなタイプの意見を組み入れて作ったモデルなのかも。
わりと高倍率なズームとEVFを搭載しながらコンパクトにも仕上がってるし、確かに良さそうなカメラではあります。
なお、現時点では国内発売は未定のようで、これはもう最近のパターンになりつつあるような…。
LXシリーズもテコ入れが必要な時期でしょうし、それまでの代打的な位置づけとして投入されるのかも?とも思いますが、どうかな?
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244月
SONYからコンパクトにして光学50倍ズームという「DSC-HX50V」が5月に発売されるそうで。
型番からするとHX30Vの後継という感じですが、光学倍率が従来の20倍からぐんと上がって30倍になっています。
大きさはHX30VのW106.6xH61.9xD34.6mmに対して、W108.1xH63.6xD38.3mmとほぼ変わらないサイズで、バッテリーもHX30VのNP-BG1からNP-BX1に変更になっていることも加味すれば、ほぼ同じといって良いかと。
この大きさに24-720mm相当を押し込むというのは凄いもので、レンズの明るさもF3.5-6.3と意外に現実的な範囲なのも重ねて凄いです。
最近は高画素化競争が一段落したところがあるので、しばらくはこの高倍率化競争が続きそうですね。
実用的にはテレ側はもう十分すぎるような気がしますし、今度は21mm相当くらいの広角対応モデルが出て欲しいかな。
高画素に関しても競争が一段落したとはいえ、今回のHX50Vで有効画素数は2040万画素とのこと。
それを活用した全画素超解像ズームでは実質60倍ズームの1440mm相当での撮影も可能だとか。
このコンパクトさでそこまで実用的に撮れるのか、という不安はありますけどね。
そういえば近所のリサイクルショップにHX30Vの中古が置いてあって、それでもスゴイなぁと思ったところに出てきた発表だったので、デジカメの進化の早さにビックリです。
それだけに旧機種の価格下落も早いというのも表裏一体でして、メーカーさんにとっても辛いところだろうなぁとも思った次第です。
私も一台、この手の高倍率ズーム機があったら良いかもとは思うのですが、できればRAW対応の機種が良いなぁと贅沢な希望を持ちつつ様子見というところです。
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184月
AdobeのRAW現像ワークフローソフト「Lightroom」の次期バージョン、5が早くも姿を現し始め、パブリックベータが公開されています。
Adobe Labsから無償でダウンロードできますので早速インストールしてみました。
これまでもPublic Betaが無償公開されたことがありますが、今回のはアプリケーションアイコンも変わっていませんし、UIも変化が少ない印象です。
もちろん細かく見ると、スポット修正ブラシが従来の円形のみからブラシで自由な形にできるようになったり、水平補正が簡単にできるUprightツールなど、より便利な新機能も増えているんですけどね。
Lightroomでは基本的にレタッチをするような使い方をしていないんですけど、ゴミ除去くらいはスポット修正で済ませることも多かったので、ブラシが使えるのは良いかも。
ただ、Photoshop CS6相当の「コンテンツに応じて」のレベルではなく、その前のクローンブラシと同等くらいですけどね。
反面、Public Betaだからなのか、処理がかなり重くなった印象があります。
感覚的なものだけでなく、Mac miniのファンが今までよりも派手に回ることからも明らかに負荷が高いのだろうなぁと。
具体的には現像時でCPU 200%、メモリが2.8GB程度の消費で、実際の現像時間を測ると40枚の現像に5分ほど掛かっていました。
LR4では同枚数で3分くらいですし、X-Transのような特殊なものではなくてα700のベイヤー画像ですから、ずいぶん差があるなぁという感じです。
なお、試用期限は6月末とのことなので、前回のLR4からするとその前に製品版が登場する可能性が高そうです。
もしくはその前に次のBeta2とかが出ることもあり得るとは思いますが、いずれにしてもそう遠くない時期にバージョンアップすると思っておいたほうが良さそうです。
最新のカメラを使わないのであればLR4のままでも良いのですけど、Photoshopほど高価ではないですし、今から予算立てしておくのが良いかなと思ってるところです。
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184月
Apple謹製のRAW現像ソフト「Aperture」が3.4.4にアップデートしています。
今回の更新内容は以下のとおりです。
・イメージの読み込み中にApertureが突然終了する問題が解決
・Nikon P7700のRAWイメージが“読み込み”ウインドウで正しく表示
・バージョン名が250文字を超えるサムネールが正しく表示
・スリープ解除後にWebアルバムの同期が完了した場合に、複数の警告ダイアログが表示される問題が解決
・フォトストリームに写真をアップロード中にApertureが突然終了する問題が解決
・共有フォトストリームの参加依頼のリストを正常にスクロール
・安定性およびパフォーマンスが改善
なんとなく発売直後辺りのバグ修正アップデートみたいな内容が並んでるような印象なのが気になりますが、着実に更新してくれるのは良いことでしょう。
私もAperture 2くらいまではLightroomと併用していたんですけど、最近はもうすっかりLightroomばかりになってしまいました。
また別途記事にしようと思ってますが、Lightroom 5の発売も見えてき始めてますけど、Apertureのほうは相変わらず更新の噂すらないようです。
調べなおしてみると、2010年2月発売ですからもう3年以上経過してるわけですけどねぇ。
なお、Apertureとは直接関係ありませんが、同時にSafari 6.0.4やJava関連のアップデートも来ていました。
とりあえずはMac miniだけ更新しておきましたが、実は週末にかけて新しいMacをセットアップしなくちゃいけないので、Windows Updateよろしく、更新作業に付き合わないといけなくなりそうです。
ま、この新しいMacについてはLightroom 5と同様、後日、別エントリーで。
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174月
私もちょうどお借りしているFUJIFILMのX-E1と、こちらは以前お借りしたX-Pro1ですが、5月にファームウェアのアップデートがあるんだそうで。
このアップデート、AF時のピント位置検出を高速化する新しいアルゴリズムを搭載するものだとか。
5/25発売の望遠ズームレンズ「XF 55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS」に合わせて登場するようですが、高速化の効果はこれまでのレンズでもしっかり発揮されるそうです。
具体的には新しいズームレンズの比較的AF処理に時間のかかる望遠端で最速0.7秒とのこと。
現状のX-E1でも特にAFが遅いという印象はなくて、むしろ私が使ってきたミラーレスの中では精度も速度も良い部類だと思いますが、それがさらに良くなるならうれしいですね。
具体的にどういうアルゴリズムなのかは不明ですが、もしかするとX-Trans CMOSの配列を活用したものかも。
ベイヤーと違って緑の画素が近接して並んでいる構造なので、これを使ってるなんてことはないかな?
私も以前、仕事絡みでデジカメとは別分野でオートフォーカス処理の研究開発をしたことがありますが、精度と速度の両立っていうのはホントに大変なんですよね。
X100Sなどで採用されたX-Trans CMOS IIのほうは像面位相差に移行していますが、すでにお持ちの機種がファームウェアで高速になるのは良いことだと思います。
また、上記のズームレンズ以外にも今後のレンズロードマップが更新・公開されています。
それによるとカールツァイス銘のレンズが今後ドシドシ投入されてくるようです。
「Distagon T* 2,8/12」や「Planar T* 1,8/32」はこれまでも発表されていましたが、「Makro-Planar T* 2,8/50」も出るんだとか。
FUJINONとカブる画角でラインナップされているところが、むかしのYASHICA ML(DSBも)とCarl Zeissの関係のようで感慨深いものがありますけど、切磋琢磨して良いレンズを出してくれればユーザーとしてこれほど良いことはないでしょう。
FUJINONのほうに56mm F1.2なんてのがある辺りもかなり本気だなと感じさせますし。
相変わらず製造元等の発表はありませんけど、ずいぶん前に噂になった京セラオプテック(旧富岡光学)さんの再参入は結局どうなったのかな?
いずれにしてもCarl Zeissを名乗る以上、素晴らしい性能なのは間違いないでしょうし、最近はXマウント用のマウントアダプタも充実してきているので、私にとっても、だいぶ気になる存在になってきたような気がします。
なお、出張からようやく戻ってきましたし、X-E1のレビューのほうも再開したいと思っていますので、しばしお待ちくださいませ。
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