• 164月

    更新サイクルからしてもうすぐ出ると予想されるリコーのコンデジ「GR DIGITAL」の後継モデルですが、いろんなところに噂が出始めているようで。
    噂と言いますか、もう実物っぽい動画も出ていたりで、フィールドテストが始まってるような雰囲気ですけどね。

    なんといっても大きく変わっていそうなのはセンサーでしょう。
    レンズ銘が「GR LENS 18.3mm F2.8」となっていますから、これまで通り28mm相当となるとAPS-Cセンサーということになります。
    それでいて変わらないのはボディサイズで、動画内の表記が正しければW117xH61xD34.7mmとのこと。
    GRD4がW108.6×H59.8×D32.5mmですから、多少は大きくなったものの、十分GRなサイズの範囲と言えるでしょう。

    気になるのはこのサイズの中でレンズの性能が出せたのか、というところですけど、これも動画中に出てくるMTFを見る限りでは従来のレンズに負けないものになってるみたいです。
    ただ、マクロモード時のMTFも出てくるんですが、こちらはちょっとイマイチかなぁという印象もあります。
    なお、レンズ構成は5群7枚で、ローパスフィルターレスだそうです。

    画像処理エンジンはGR ENGINE Vとなり、処理速度や画質にはこちらも貢献しているようで、サイズ縮小のために多少のレンズ補正もこちらの画像処理エンジンでされているのかもしれません。
    これも動画が正しければ、という前提になりますが、作例を見ると銀塩時代のGRっぽい雰囲気になってる気がしますし、これまでのハイコントラスト寄りから少し柔らかさも兼ね備えた描写になってるような気もします。

    一気に大型素子になったのでお値段もきっと結構な価格になりそうだなぁと思いますが、市場は早速反応しているのか、チラッと立ち寄ったショップではGXRやGRD4が値下げされているのが目立ちました。
    特にGXRは立場がなくなった感じで、A16やS10などはずいぶん下がったなぁという感じです。
    A12も今回のGRDが出たら位置づけが相当厳しくなりそうですが、そうなると私としては俄然そっちに注目したくなる天邪鬼ですから、どちらも目が離せないといったところです。

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    2013/04/16 8:00 pm | 新GRDの噂 はコメントを受け付けていません
  • 144月

    話題としてはちょっと古いのですが、さきほどのEOS 5Dの記事に関連することもあって紹介するのがMETABONESのマウントアダプタ「SPEED BOOSTER」です。

    NEXやFUJIFILMのXマウントでEFレンズやヤシコンレンズを使えるようにするマウントアダプタなわけですが、ただのマウント変換ではないのがこのアダプタの凄いところです。
    35mmフルサイズ用のレンズをAPS-Cの素子でありながら同じ画角で使えるような縮小光学系を持ったものなんですね。

    縮小光学系については私も素人ながらに「使えるんじゃないかなぁ」とは思いつつも、どちらかと言うとお遊び程度で出てくるかな?というくらいに考えていたわけですけども、このアダプタはむしろ分解能まで上げるようなものになっているとのこと。
    また名前のとおり、明るさも実質的にF値が1段上がるというのも凄いことですし、EOS用にいたってはオートフォーカスまで機能してしまう高機能ぶりです。
    もちろんあくまでもカタログスペック上はということで実際には余分な光学系が入るわけですから劣化もあるのでしょうけど、同じ画角で使えるというのは面白いですね。
    問題は価格ということになりますが、AFが関係ないライカR、ALPA、ヤシコンあたりなら5万円弱と、意外に現実的な価格かも。
    それこそ、このためにわざわざ初代のEOS 5Dを買うよりは良いのかもしれません。

    だったらさらに欲張ってマイクロフォーサーズ用、さらにNikon 1やPENTAX Q用なんてのがあったら、もっと明るくなって便利そうかもしれません。
    逆に、将来的にオリンパスがフォーサーズとマイクロフォーサーズを捨てて大きなフォーマットに移行するようなことがあったら、拡大光学系を搭載したマウントアダプタでも出してくれたらユーザーも納得してくれるかも?なんて考えたりもしますが、さすがにそれは縁起でもないですねぇ。

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    2013/04/14 12:00 pm | METABONES SPEED BOOSTER はコメントを受け付けていません
  • 144月

    銀塩時代と比べて著しく値下がり具合の激しいデジタルカメラの世界ですが、その中ではデジタル一眼レフ、さらには35mmフルサイズ機の分野はまだ値下がりしづらい分野でした。
    しかしそれもどうやらぼちぼち崩壊の兆しが出てきているようで、近所のカメラ店で中古のEOS 5Dが5万円台で売っていてちょっとびっくり。

    帰ってからネットで調べてみると相場的にもそんなもののようですね。
    当然ながら5D2でも5D3でもない初代5D(2005年発売)ですから「そんな古いモデルなら当然だよ」という声もあるでしょうが、当時の価格が結構なものでしたし…。
    まぁ私の基準が銀塩だったりするので、同じ店で売ってたNikon F5の50周年モデル(こっちは6万円くらい)と較べてしまうわけですけどね。

    そんな古いモデルではありますが、マウントアダプタを使いやすいという点ではニコンのフルサイズ機よりも楽しめそうだなというのも、これまた銀塩基準な私の視点です。
    ヤシコンレンズを付けて撮ってみたらどうだろう?とか妄想するわけです。
    5D2あたりだともっと良さそうですけど、これは5D3が出た当時にこれでもか、と中古コーナーに溢れてた印象でしたが、最近はそれほどでもなくてお値段もあまり下がってない印象です。
    それならむしろ新品の6Dが…となって、そういう比較的廉価なフルサイズ機が出たのも5D値下がりの理由なのかも。

    まぁ現実的には銀塩時代のレンズの性能的に見て、APS-Cくらいで使っておくほうがガッカリせずに済むという一面もあるのですけどね。
    そういうニーズならミラーレスカメラがそれこそ山ほど市場に出回ってますし、結局買うことはなさそうですが、ジャンクコーナーにあったりなんかしたら気の迷いでゲットしちゃうかもしれません。

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    2013/04/14 9:00 am | 6 Comments
  • 104月

    富士フイルムから防水防塵・耐衝撃のタフネスコンパクト「FinePix XP200」の国内発売が決まったようで。

    最近はなぜか海外で先に発表されて、その後しばらくして国内発売というケースが多いですね。
    しかも今回もレッドが国内展開されないそうで、色数が国内では減るのも先日のMX-1と似たような感じです。
    海外のほうが市場として重要だからなのか、それとも実験的に海外展開して諸々落ち着いてから国内に投入するのかは不明ですけど、日本のメーカーなのに変な感じだなぁというのが素直な感想かな。

    それはさておき、XP200のほうはいかにもタフそうなスタイルが印象的です。
    見た目に負けず、15m防水、2m耐衝撃、-10度耐寒、防塵としっかりした性能です。
    さらにWi-Fiも搭載していて、メモリカードの抜き差しを減らせるのは良さそうですね。
    ただ、肝心の受信側が防水でないケースが多いでしょうから、いっしょに持っていく場合はそっちに注意かも。

    まだ季節的にはちょっと早いですが、梅雨から夏にかけて活躍しそうな一台ですし、屈曲系も含めて他のカメラとちょっと違う立ち位置なカメラですから、ちょっと新鮮なカメラで新鮮な被写体を撮ってみたい方におすすめです。

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    2013/04/10 7:00 pm | 4 Comments
  • 104月

    先日噂の段階で紹介したPanasonicのマイクロフォーサーズ機「DMC-GF6」が4/26に発売だそうで。

    ちょっと大きくなったように感じたボディですが、仕様を見てみるとGF5がバッテリーとメモリカード込みの重量で約267g、GF6が323gと、やっぱり50gちょっと重くなってます。
    予約投稿でこれを書いてる途中に仕様表が書き換えられたようで、最初は100gくらい差があるような記載になってたんですが、メーカー側でも混乱があったのかな?

    なお、バッテリーはGF5のDMW-BLE9からDMW-BLG10という新しいものに変更になるようです。
    サイズも大きさもほとんど変わらないようですけど、あまりにコロコロと替えるのはできればやめて欲しいところです。

    機能的にはWi-FiとNFC対応がやっぱり目玉でしょう。
    ここまでは他社の追従ですが、スマホアプリ側でライブビューしながらリモート撮影ができるのは新しいかも。
    ライブビューといっても完全リアルタイムではなく、多少のタイムラグやコマ送りっぽいものになる可能性はあるかもしれませんが、超多機能なセルフ撮影用リモコンになってくれそうで結構良さそうな感じです。
    なお、Androidだけでなく、ちゃんとiOSにも対応してくれるようです。

    GFシリーズらしいところでは、Laura Ashleyとのコラボアクセサリーも用意されるんだとか。
    ソフトケースとストラップなので、GF6限定というわけではないですが面白い試みかなぁと。
    ストラップあたり、通常のローラアシュレイの店舗で売ったら結構人気になるかもしれませんね。

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    2013/04/10 9:00 am | DMC-GF6、国内発表 はコメントを受け付けていません
  • 094月

    ペンタックスから高級コンデジ「MX-1」が海外発表されたのは今年の1月でしたが、これが日本でも5/3に発売されるそうで。

    色こそブラックのみになるようですが、選択肢が増えるのは良いことですね。
    発表当初、オリンパスのXZ-2をベースにしたものでは?という噂もありましたが、部分的にはOEMされているところはあるにしろ、微妙に違う仕上がりのような感じです。
    SANYOが各社にOEM供給していた頃でも画像処理エンジンなどは各社で違いましたし、いずれにしても出てくる絵については別物と考えて良いかと。

    PENTAX MXを意識した名前はちょっと違うのでは?という気もしますけど、真鍮製の外観はなかなか良い感じです。
    これで各社、そのメーカーらしさの入った高級コンデジが出揃ってきましたが、まだ出してないとするとCASIOくらいでしょうか。
    ある意味ではカシオさんも「らしさ」のある製品を出し続けてますけどね。

    あと、RICOHの動向も気になるところです。
    GR DIGITALと今回のMX-1はちょっと方向性が違うとは思いますけど、GRDも転機を迎えているのは確かですね。
    ましてやGXRとなると、進化の早いデジカメの世界では、ボディーなんてすでに年代物の域に入ってきています。
    実は今頃になってGXRが気になり始めている状態なんですが、ボディをマイナーチェンジして延命してくれたらなぁと思いますが、どうかなぁ。
    まぁリコーさんの場合、真鍮製にするとかいう路線にはならないとは思いますけどね。

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    2013/04/09 7:30 pm | PENTAX MX-1、国内発売 はコメントを受け付けていません