• 101月

    ニコンのミラーレスカメラ「Nikon 1 S1」がCESで登場しているようで。

    これまでのVシリーズ、Jシリーズのさらに下のエントリークラスになるモデルのようです。
    画素数は1011万画素で、J1の時とほぼ同じです。
    デザインの感じからしても、どちらかと言うとJ3という印象なんですが、そのJ3という型番は今回、別に発表されていて、こちらは1425万画素のちょっぴり高級なモデルになっています。
    こちらを別シリーズにしたほうが良いような気もしますけど、価格下落を抑える意図もあるのかな。

    他社のミラーレスの動向と同じく、ローパスフィルタを廃し、位相差AFを搭載しています。
    撮像素子が小さいということで当初は正直イマイチの印象だったのですけど、蓋を開けてみると台数ベースではミラーレスの中でも一番人気らしいですね。
    撮像素子が大きいのは基本的には良いことなんですが、それに応えるレンズを作るとなるとやっぱりそれなりに大変だというのも大きいのかも。
    もちろん、価格面で一眼レフとの差別化をしなければならないという点もあるのでしょうし、本体のサイズも持ち出しやすい大きさが良いというのもあるのかな。
    そういう意味では今回のS1の安さと小ささは結構な人気モデルになりそうな気がします。

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    2013/01/10 8:19 pm | Nikon 1 S1 はコメントを受け付けていません
  • 101月

    先日のX100Sと同時に、富士フイルムのプレミアムコンパクト「FUJIFILM X20」も発表されています。

    基本的にはX10の後継モデルなんですが、XF1が出た影響もあるのか、X10よりもさらに高級な方向に向かってるような印象ですね。
    一番大きいのはビューファインダーがさらに強化されたところでしょう。
    X10は通常のコンデジに装備されている光学ファインダーの質を少し改善したという感じでしたが、今度のX20では「デジタルトランス液晶」を搭載し、シャッタースピードや絞り値、ISO感度、フォーカスエリアなどをオーバーレイ表示させることができるようになっています。
    EVFではないので、マクロ域などでは視差がどうしても出てしまいますが、ファインダーを含め、本体全体もほとんど変わらずに実現してるのはうれしいところです。

    撮像素子も強化され、画素数や素子のサイズは同じものの、ローパスフィルタが不要な「X-Trans CMOS II」になっています。
    さらに像面位相差も採用され、このあたりはX100Sと同様、着実な進化という感じです。
    X10も安くなってるので、それはそれで魅力的ではありますが、今回はシルバーモデルもあるようですし、X20は結構魅力的だなぁと思います。

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    2013/01/10 9:00 am | FUJIFILM X20 はコメントを受け付けていません
  • 091月

    続々と出てきたデジタルカメラの新製品ですが、ペンタックスからも高級コンデジ、その名も「MX-1」が海外発表されています。

    形としては最近の高級コンデジっぽいデザインですが、本体の正面にあるロゴは古くからのペンタックスファンならすぐに分かる字体です。
    かつての一眼レフの名機、PENTAX MXを意識しているのは間違いないですね。
    ただ、それをあえて一眼レフではなく、コンデジに載せてきたというのは面白いものです。

    重さで言うと、かつてのMXは495g、今回のMX-1はレンズを入れても363gほどですから、完全に小型軽量です。
    その代わりというわけでもないでしょうが、撮像素子はコンデジらしく、1/1.7型の1200万画素裏面照射CMOSですけどね。
    MXユーザーに人気が出るか?と言われると、デザインや内容があまりに違い過ぎますし、懐古趣味を感じさせるようなデザインの類似性もないですしねぇ。
    私ならむしろエスピオミニを復刻させるような路線のほうが共感を得やすい気もしますけど、それはちょっとマイナー過ぎるのかな。

    国内での発表はまだどうなるのかわかりませんが、RAW記録もできますし、高級コンデジの選択肢の一つとしては面白そうです。
    PENTAX Qや同じ連合のGR DIGITALとの住み分けはどうするのかなぁというのも気になりますけどね。

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    2013/01/09 7:00 pm | 4 Comments
  • 091月

    シグマさんから単焦点FOVEONコンパクトの新系列「DP3 Merrill」が2月発売予定だそうで。

    以前からDPユーザーの間で冗談半分でDP3の話が挙がることはありましたが、まさか出てくるとは思いませんでした。
    レンズはその時の予想通り、やや望遠寄りの75mm相当のF2.8です。
    45mm相当のDP2が標準、28mm相当のDP1が広角と考えると順当な展開ですね。
    また、今回はマクロ機能も持たせてあり、そういう意味でも新たな路線ということのようです。

    ただし、最短撮影距離は22.6cmということで、あくまでも50mmレンズにしてはちょっと寄れるという程度で、最大撮影倍率も1:3までです。
    完全なマクロレンズにするとAF速度が厳しいというのもあるのでしょうけど、マクロ好きな私としては、できれば1:2くらいまでいってほしかったかな。

    なお、レンズ以外はこれまでのDP Merrillシリーズを踏襲しているようで、気になるバッテリーの持ちも撮影可能枚数が97枚と同スペックなので、残念ながら変更なしみたいです。
    「顔優先AFモード」が「モノクロームモード」を新たに搭載されてますが、これはもしかするとファームウェア更新でDP1 Merrill、Dp2 Merrillにも載ってくる可能性はありそうです。

    あと、外観としては少しレンズが大きくなった感じで、その辺りはGXRのA12ユニットと似た印象ですね。
    8群10枚のレンズは見るからに写りがよさそうで、私ならDP2よりはDP3を選ぶかも。
    単体のMACRO 50mm F2.8 EX DGでも9群10枚ですしね。

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    2013/01/09 12:00 pm | SIGMA DP3 Merrill はコメントを受け付けていません
  • 081月

    富士フイルムから新しいプレミアムデジカメ「FUJIFILM X100S」が発表されたようで。

    前のモデル「FinePix X100」の後継ですけど、その他のXシリーズ同様、FinePixの名前が取れました。
    見た感じはマイナーチェンジっぽく見えますが、名前の変化のように内部的には別物に近い内容になってます。
    まずは撮像素子が「X-Trans CMOS II」になって、ローパスフィルタ不要になり、像面位相差もあったり、さらには小絞りボケなどを低減する「点像復元技術」も投入されてるとのこと。
    画質としてはX-Pro1か、それ以上の感じに仕上がっていそうな予感です。

    また、X100でも大きな特色だった光学式とEVFを組み合わせたファインダーはさらに進化して、EVFの画素数が236万ドットに増えています。
    単純にそれだけではなく、「デジタルスプリットイメージ」というMF向けの新機能も投入してきました。
    見た感じはいにしえのレンジファインダーを彷彿とさせるもので、ピントの状態に応じて像のずれがデジタルイメージでEVF上にオーバーレイ表示されるものです。
    このデジタル画像はレンジファインダーのような小窓から生成されているのではなく、撮像素子上の位相差画素から出来ているので、マクロ域でも有効というのが嬉しいですね。
    これはぜひ各社で採用してほしいけど、特許あたりで押さえてあるのかも。

    その他、細かいリファインもしっかりされていて、ユーザーの意見をしっかり組み入れている印象ですね。
    スタート価格は10万円代前半と簡単に手が出る感じではないですが、それだけ完成度が上がった製品になったなぁという感じがします。

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    2013/01/08 8:00 pm | FUJIFILM X100S はコメントを受け付けていません
  • 071月

    こちらも本屋さんで見つけたのですが、「次の1本が探せる! 交換レンズの本」というのが店頭に並んでいました。

    カメラ雑誌の特集記事を集めた感じだけど、どこのかな?と思って見てみると、本ではなく、デジカメWatchの「交換レンズ実写ギャラリー」の記事を再編集したものなんですね。
    インプレスさん自身も本を出してますが、これからはこういうWebベースの記事をまとめたものが多くなるのかも。

    デジタル用の新しめの交換レンズが52製品紹介されていて、実写例や一部はDxOによる計測データも載っています。
    同じインプレスさんが運営されているGANREFで計測したものだそうですが、数値重視の紹介なあたりがWeb発っぽいですね。

    ただ、私としては作例がイマイチ惹かれないというか、「このレンズを使えば、こんな素敵な写真が!」と思えなかったんですよねぇ。
    著者の方々には大変失礼ですけど、デジタル時代になって気軽に撮れるとはいえ、そこにもうちょっと拘ってほしいかなと。
    いっそのこと、クロスレビューっぽく、同じ被写体を撮り比べるような記事なら比較もしやすいでしょうけどね。

    まぁそんな辛口なレビューはともかく、紹介されているレンズの中で惹かれたのは下の三本です。

    シグマ 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM
    オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2
    シグマ 30mm F2.8 EX DN

    本の作例も参考にしましたが、むしろこれまでWeb上の作例で見た印象を追認した感じですね。
    シグマさんの8-16mmは以前お借りしたこともあって、うまく使いこなせないまま返却した印象も残っていて、リベンジしてみたいというところもあります。
    超広角の面白さは表現の幅が広がりそうですし。

    オリンパスさんのレンズはほんとにどれも優秀で、撮像素子が他社と比べれば小さめという点だけで甘く見ているとビックリする性能と描写かと。
    同じマイクロフォーサーズのPanasonicのレンズもなかなか優秀なものが揃っていますし。

    最後の30mm F2.8 EX DNは最近の価格下落もあって、再確認したという感じです。
    19mmとともに、急に価格が下がったのは後継レンズ登場という噂の影響もあるみたいです。
    手ぶれ補正機構搭載したものが出るのでは?という噂のようですが、手ぶれ補正は良い面ばかりではなく、描写にはマイナス要素もありますからね。

    前述のように本の内容については若干の不満もありますが、次の一本を探す参考書としては有用であるのも確かです。
    この本を見つつ、気になったレンズはGANREFやWebでユーザーさんの作例を掘り下げて見てみるのがオススメかと思います。

    Filed under: DigitalPhoto
    2013/01/07 9:00 am | 次の1本が探せる! 交換レンズの本 はコメントを受け付けていません