047月
キヤノンのコンデジ「PowerShot S100」ですが、タイトルの通り、製品の一部でレンズ内の部品が断線してレンズエラーになる可能性があるとの発表がありました。
「高温多湿などの影響」だそうですが、フラットケーブルの接続がおかしくなったりするのかな?
落下でレンズエラーというのは良くありますが、こういう原因は珍しいかも。
対象機種はシリアル番号で絞られてるようで、最初の2桁が”29xxxxxxxxxx”から”41xxxxxxxxxx”の範囲のものだそうです。
その場ですぐにリコールではなく、現象が発生してからの修理のようですが、そうなると他の原因でのレンズエラーも混じってきそうな気もしますねぇ。
また対象製品でもレンズエラー以外の不具合があれば有償となる場合もありますし、できれば希望者にはすぐ交換してもらえたほうが良いのかも。
まぁ、CCD不具合が多発した場合も発生後の対処でしたし、仕方ないのかなぁ。
最近、中古価格がかなり下がっていて、ちょっと気になっていたんですが、こういうのがあると手を出しづらくなっちゃったかも。
ただ、こういう機種って通常の故障と間違われて、即買い替えしちゃう方も多いので(ジャンクコーナーで何度かそういう場面に遭遇した経験あり)、そうならないようにユーザーさんは記憶に留めておくと良いかと思います。
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296月
シグマから期待のFOVEONコンパクト「DP2 Merrill」の発売日が7/12と発表されました。
これまでも延期が多い印象のFOVEON機ですが、今回は意外に早く登場する感じですね。
まぁ、この後も多少のズレがある可能性もあるかもしれませんが。
お値段もすでに出ていて、10万円を切る価格でスタートするとのこと。
これも予想より安い感じで、シグマさんの気合いの入りようが伝わってきます。
うちのFOVEON機というと、相変わらず初代DP1のみなんですよね。
SAマウントのレンズの手持ちが結構あるので、SDシリーズをと思いつつ、なんとなく見送った状態になっています。
ここでDP2 Merrillも気になりますけど、やっぱりまずはSDかなぁ。
中古を狙うとなると、DP2 Merrill購入で手放されたDP2xあたりに出会う可能性が高そうですが。
今度の出張ではまだ発売されていないのが残念ですが、早めに触ってみたいところです。
先行の店頭展示がないかどうかチェックしてこようと思います。
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286月
キヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOS 7D」で、かなり大きな機能アップデートが「IMAGE MONSTER2.0」と称してファームウェア更新されるそうで。
GR DIGITALあたりでは定期的に機能拡張のアップデートがありますが、それに近いイメージですね。
キヤノンも最近はこういう雰囲気のファームウェア更新が増えてる感じで、これはデジタルカメラならではのもので良いかも。
連続撮影可能枚数が向上するそうで、これをファームウェアだけで対応できるというのはなかなかすごいことです。
普通はバッファメモリの容量あたりで限界が来ることのほうが多いでしょうし、どの辺りを改善させたのかなぁ。
また、本体内RAW現像とか、ISOオートの上限感度設定など、地道な改善もされていて、個人的にEOSは使っていないものの、これは良いなぁという感じです。
それにこういう大きな機能アップデートがされるということは7Dがまだまだロングセラーになりそう、ということでもあるでしょう。
無闇にモデルチェンジを繰り返すより、こうやって長く第一線で活躍できる機種を生み出してくれるのは良い方向だと思います。
それにしても最近、中古市場にも結構、7Dが出ています。
初代5Dや5D2もたくさん並んでるので、やはり5D3への移行が多いんでしょうか。
NikonのほうはD700あたりでもそれほど見かけない印象なので、ブランドでユーザーの嗜好も多少違うんでしょうね。
そういう流れはメーカーとして良いところも悪いところもあるでしょうし、それを抑える意味合いも今回のアップデートにはあるのかなぁという気もします。
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146月
ニコンから超高倍率ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-300mm F3.5-5.6 G ED VR」が発売になるそうで。
APS-C専用レンズでは18-200mmというのは珍しくないし、フルサイズで28-300mmも珍しくありませんが、これはそれを合体したような約16.7倍の高倍率ズームです。
デジタル一眼レフ用としては世界初・世界最高ズーム倍率とのこと。
また、テレ端も高倍率のわりには明るいめですけどね。
さらに手ブレ補正も約4段分、そして超音波モーター搭載とフル装備ですね。
お値段もそれ相当のものですが。
私も最初の頃は高倍率ズームが良いなぁと思ってゲットしましたが、結局使わないんですよねぇ。
コンデジのように手軽に使うケースは良いのですが、一眼レフ用となると大きさもそれなりになりますし。
ただ、そうなると望遠側のレンズを持ち出すことが極端に少なくなるわけで、被写体が増えるという点では、また持ってみるのも良いかなぁ。
それにしてもここまで高級なものはちょっと厳しいので、この技術を廉価なバージョンに仕立ててほしいところです。
それこそ、Nikon 1にこういうレンズがあって良いのかもしれませんね。
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086月
キヤノンから新しいデジタル一眼レフ「EOS Kiss X6i」が登場するようで。
一応、一眼レフと書きましたが、今回のモデルは像面位相差AF搭載でライブビューや動画記録に軸足が移り始めていて、もうレフはファインダーのためだけ、みたいな感じになってきています。
同時に出た高倍率ズームもあらたにSTM(ステッピングモーター)を搭載していて、こちらも併せてミラーレスへの布石なのかも。
ちなみに今回から最後にiが付いてますが、これは「Integrate」や「Inteligent」の意味なんだとか。
インテリジェントは「シーンインテリジェントオート」から来てるのでしょうけど、インテグレートはなんでしょう?
静止画と動画というあたりが無難な回答でしょうが、X50や60Dとの統合なのかも。
話は戻りますが、像面位相差は正式には「ハイブリッドCMOS AF」と呼ばれるもので、位相差であらかた合わせておいて、最後はコントラスト検出で追い込むもののようです。
また、像面に位相差検出センサーがあることによる画素欠落が起きないような工夫もどうやらされているっぽいですね。
AFエリアの問題などもありますが、ミラーレスでは今後、こういった技術を積んだものが増えていきそうです。
他にもライブビューを活かすタッチパネル投入など、かなりの力作になってる感じですね。
個人的にはレンズ資産の関係で、もうEOSを導入することはないと思いますが、これからデジタル一眼レフに手を出す方には有力な候補になるのではないでしょうか。
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086月
富士フイルムのプレミアムコンデジ「FUJIFILM X-Pro1」の最新ファームウェア1.10が公開されたようで。
以前もちょっと取り上げましたが、もうすぐ発売になる純正の「Mマウントアダプター」に対応するためのもののようです。
焦点距離の設定だけでなく、歪曲収差や色シェーディング、周辺光量補正もできるようになったようですね。
ホントはライカ純正の6bitコードに対応させれば、それらも自動化できるんでしょうが、さすがにそれは無理でしょうね。
マウントの切り欠きで28or90、35or135、50or75は分かるので、メカニカルなスイッチあたりで、これの広角側に対応してくれても良かったかもしれませんが。
他にもマウントアダプタには便利な機能も追加されていて、ピント確認の拡大表示で輪郭強調してピントがわかりやすくなっていたり、マウントアダプターのファンクションボタンですぐに「マウントアダプター設定」メニューが呼び出せたりと、本気でMマウントに対応してきたようです。
確かにLeica M8.2やM9を買うよりはずいぶん安く済みますから、そこのニーズに食い込みたいところもあるのでしょう。
フルサイズの一眼レフあたりが欲しいユーザーさんをストレートに狙っても、色々と厳しいところがありますからね。
なお、Mマウントアダプターは22000円くらいのようで、KIPONなどの電子接点がないタイプに比べればちょっと高めですが、上記の機能を活かすにはやっぱり純正のほうが良いかも。
ただ、マウントアダプタ各社もそのうち電子接点を積んできそうな気もしますけどね。
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