• 232月

    RICOHからコンパクトカメラの系譜、GRシリーズ最新作「GR III」が3月下旬に発売されるそうで。

    私も銀塩ではGR-10をちょっと使ったくらいですが、デジカメでは初代GR DIGITAL、そしてGR DIGITAL IIIと持ち歩きカメラとして常用していました。
    その後、GRD3は接点不良で何度か分解していてフラットケーブルが断線して引退してしまいました。
    開けないとイメージセンサーにゴミが付くからなんですけどねぇ。

    そんな私の思い出話を挙げたのは今回のGR IIIにはなんとセンサークリーニング機能が装備されたから。
    私が記憶する限り、レンズ一体型モデルでセンサークリーニングが付いたモデルというのはなかったのではないかと。
    そもそもゴミが入るのはレンズ交換するから、というのが要因なのですが、たしかに沈胴レンズやズーム時に入ることも多いのはたしかですね。
    まぁ過去の反省点を改良する意味合いもあるのでしょうが、ちょっと複雑な気持ちもしないではありません。

    もちろん単純にセンサークリーニングを足したわけではなく、本来はセンサーシフト方式の手ぶれ補正機構を搭載したから、というのが大きいのでしょう。
    シャッタースピードにして4段分の3軸補正と、なかなか効果が高そうなものです。
    さらにこの機構を微小に動かすことでローパスフィルタ相当のモアレ低減を図る「ローパスセレクター」も搭載で、メーカーとしての技術を総動員したように感じられます。

    さらにコンパクトさも重要なGRとしてGRD4に近い大きさ(重さはGR IIとさほど変わらず)になっているのも注目点ではあります。
    そのかわり、でしょうか、バッテリーがDB-65からDB-110に変更され、1つのバッテリーでの撮影枚数が約320枚から約200枚に減少しているのはちょっと残念なところかも。
    手ぶれ補正も付いたから…という理由はあるでしょうが、バッテリーまで新型にするのであればむしろ大容量化するくらいでも良いと思うのですけどね。
    対策としてはUSB充電に対応しているようなので、モバイルバッテリで補給するような形でしょうか。
    USB Type-C端子による給電は「専用ACアダプター使用時のみ」となっているので、撮影中に充電とはおそらくいかないでしょうけれど。

    センサーは像面位相差にも対応した有効約2,424万画素となり、ここはGR IIから順当に進化しています。
    レンズも伝統の28mm相当F2.8を守りつつ、4群6枚と枚数は減らしつつも、最短撮影距離を縮め、マクロモードではレンズ前から6cmまでとなりました。
    GRDの頃はもうくっつくくらいにマクロが撮れて便利だったのですが、これくらい近づければだいぶ撮影シーンは広がりますね。

    もうひとつ気になるところとしてはやはりお値段でしょうか。
    価格はどうやら11万円くらいからのスタートらしく、GR IIの実売からするとかなり上がったなぁと感じます。
    さきほどの手ぶれ補正やタッチパネル、Wi-FiにBluetoothまで搭載していますし、銀塩時代だって高価だったわけですから仕方ないですけどね。
    ただ、そんな液晶ディスプレイのサイズは同じ3インチなものの、画素数は123万ドットから103.7万ドットに下がっています。
    バッテリーと合わせてコンパクトさを重視した結果かなぁとは思いますが、こだわるならやっぱり全ての面で上回るスペックのほうが良かったような気も…。

    私自身もお散歩でも持ち歩けるけど画質的にそこそこ本気なコンパクトデジカメは欲しいなぁと思っているので、気になる存在ではありますが、今のGRシリーズはちょっと私の目的からは逸れているかも。
    そもそも近所だとキタムラなどでも最近はカメラをあんまり置いてないというのも関心が深まらない理由になっているところがあります。
    あとはもうネット上で実際のユーザーさんの作品などを拝見して、惹かれたカメラをチェックしに行く感じで探してみたいなと思っています。

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    2019/02/23 12:00 pm | RICOH GR III はコメントを受け付けていません
  • 211月

    父親が写真を撮りたくなったようで、うちに眠っていたNikon D300を送ってあげました。

    手に入れたのはたしか2008年ですから、もう10年以上も経っているのですね。
    レンズはさらにその前のNikon D70を使っていた頃に買ったSIGMAのマクロレンズ「SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG」ですから、2005年くらいに買ったはずです。
    レンズキャップに貼った奥華子さんのステッカーが懐かしいです。

    父親はその昔、たしかOLYMPUS XAを使っていたと思いますし、その後も私がEOS-1を使っている時も多少撮っていたので、「フィルムなら分かるけどデジタルは分からないかも」と言っていました。
    念のため、Nikon COOLPIX P310も送りましたけど、おそらく使い勝手としてはファインダーを覗いて撮るD300のほうが分かりやすいでしょう。

    問題は充電器でして、D300の充電器は故障していて、汎用の充電器を使っていました。
    それもひとつはACアダプタが壊れ、もう一方は大丈夫なものの、そちらは自分も手元に残しておく必要がありました。
    ACアダプタは普通の12Vのものなのですが、DCジャックが細いために変換プラグが必要ですし、それならもう充電器ごと買ったほうが安いなと。

    汎用のものは金属のピン位置を動かしたりしなければならないですし、バッテリーの残りが少なくなると充電できなくなるという弱点があるため、専用の互換品でACに挿せるものにしておきました。

    あとはプリントをしたいらしいのですが、プリンタでやったほうがコストが掛かりますからねぇ。
    キタムラ辺りでプリントを上手くやれれば良いのですが、コンパクトフラッシュというのがやや難点かも。
    いざという時はCOOLPIX P310がSDカードですし、こちらは動画も撮れるので、うまく使い分けてくれたら良いなと思っています。

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    2019/01/21 12:00 pm | Nikon D300を父親に はコメントを受け付けていません
  • 1710月

    Adobe Creative CloudでPhotohopやLightroomが先日更新されたのでアップデートして起動すると、申し合わせたかのようなタイミングで「期限切れ」の表示が。
    昨日の時点では11/17には使えなくなりますよ、といった表記だったのでそんなに焦らず、メンバーシッププランを選んで購入すればよいだろうと思っていました。
    その時点でも以下のようなエラーが出ていたんですけどね。

    経緯としては去年の9/21、ヨドバシで「Adobe Creative Cloud フォトプラン 12ヶ月版」を購入し、それを登録したのが同日でその際に「お客様のサービスは 2018年10月16日 (PT) に終了します」というメールが届いています。
    ややこしいですが、去年の10/16まではクレジット決済で、それから12ヶ月はオンラインコードの分でライセンスされていたということになります。
    Adobeのことですからアメリカ時間だとは思っていましたが、このメールを見るとPacific Time(太平洋標準時)なので、これを書いている時点ではまだギリギリ10/16なんですね。
    東部だとばかり思っていましたから、それならもう10/17じゃん、と思ったのですが…。

    チャットでサポートしてもらった限りでは明日、つまり10/17になればクレジット決済が選べるようになるとのことですが、そのわりには今日Photoshopを立ち上げると以下のような画面に変わっていて、体験版モードなんですよねぇ。

    (10/17 20:10追記)

    Photoshop CC 2018では上の画面でしたが、Photoshop CC 2019、Lightroom Classic CCでは以下の画面が起動時に常時表示されます。
    すでに現時点で「請求エラー」なら支払いができないとおかしいと思うのですが…。

    またライセンス認証がなぜか4台(?)のような表記になっているのが気になります。
    実際にはiMacとMac Proの2台ですが、デバイスの名称を誤って認識しているのでしょうか?


    また、プラン選択のメールも今朝方、タイミングを図ったかのように届いていてうまくできてるような、何か噛み合ってない感がヒシヒシと…。
    そもそもオンラインストレージが20GBのフォトプランをプリペイドで販売しなくなった時点で、こういう決済方法の「変更」というのは多発することが予測できたはずなんですよね。
    そもそもオンラインストレージを1TBにしたものだけプリペイドで販売するなんていうのがセコいのでは?というのが素直な感想ではありますが。
    サブスクリプションでも破格の価格設定だったので大変なんだろうなぁとは思いますけど、元々パッケージを持っていて乗り換えた人も多いわけですから、打ち切るなり値上げするなりしないのであれば、最後まで責任持ってサポートする必要があるでしょう。

    現状、FAQやサポートページなども用意されておらず、チャットでサポートを受けてもしどろもどろな回答というのはどうも宜しくありません。
    チャットにつながるまでも相当待ちますし、今回の正式回答(?)が出るまでにもチャットが始まってから30分くらいかかっています。
    おそらくこれから同様の問題で頭を悩ます人が出てくるだろうなぁと思い、あえて記事にしてみました。

    最終的には明日(太平洋標準時での10/17? or 日本時間での10/18?)に再度チャレンジしてみて、また続報を追記したいと思います。

    (10/17 17:10追記)

    太平洋標準時で10/17になりましたので、ひとまずチャレンジしてみましたが、結果はそれまでと全く同様でした。
    次は日本時間の10/18に再チャレンジしてみます。(なんとなくダメそうな予感…

    ちなみに個別対応で電話にて本日中に対応することも可能ということでしたが、それでは根本的な解決にはならないのであえて明日を待ってみることにした次第です。
    さて、どうなるかな?

    (10/18 7:50追記)

    日本時間の0時過ぎに「メンバーシップ終了のお知らせ」のメールが届きました。
    朝になって試したところ、無事に20GBのフォトプランをクレジット決済できました。
    これで起動時のエラーも出なくなりましたが、表示としては「まもなくプランを管理できるようになります。」の表記です。

    結果としては時間が解決してくれた感じですが、ちょっと分かりづらい対応ですね。
    せめて期限切れの数日前に通知メールが届いて、ある程度前後して契約ができるor日本時間で〇〇日以降に再契約する旨を通知してくれるとありがたいかなと感じた次第です。

    Filed under: DigitalPhoto
    2018/10/17 2:58 pm | Adobe CCフォトプランをクレジット決済に戻せない(解決) はコメントを受け付けていません
  • 146月

    オーディオも一段落してきましたし、マイクロフォーサーズの出番をもう少し増やそうとPanasonicの単焦点レンズ「LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.」を追加してみました。

    現在は2代目が出ていますが、今回のは2009年発売の「H-H020」です。
    昔、DMC-GF1(今も持ってるけど)を使ってる頃には憧れたものですが、今だとだいぶお手頃な価格で入手可能です。
    まぁ現行のIIでもお買い得なレンズですけどね。

    当時は今ほど動画を意識してない時代でしたし、そもそも全群繰り出し式ですのでAF動作はもっさり気味ではあります。
    ちなみにファームウェアは最新の1.1になっていて、一応、動画対応の強化はされてるようです。
    マイクロフォーサーズの20mmというと35mm換算で40mmですし、パンケーキっぽいスタイルからAR HEXANON 40mm F1.8を思い出します。
    AR HEXANON 40mm F1.8もまだ持ってますし、マウントアダプタもあるのでマイクロフォーサーズで使えるわけではありますが…。

    早速、庭や散歩で軽くテスト撮影しましたが、やや逆光耐性は弱いものの、使いやすいレンズだと思います。
    最短撮影距離の20cmも寄れるというほどではないにせよ、そこそこ自由度のある使い方がこれ一本でできそうです。
    ちなみにおそらくその最短撮影距離で開放F1.7での描写はこんな感じです。

    ホントはSONY α7用にFEレンズも手に入れたいところなのですが、眺めているとお値段が違い過ぎてついついマイクロフォーサーズのほうに目が行ってしまいますね。
    Panasonicの14mmも安いですし、OLYMPUSにも比較的廉価な単焦点が揃っています。
    ただ本体の作りはややチープな部分も見受けられますし、フォーサーズのLeica銘レンズと比べると…な部分も。

    次に入手することがあったらOLYMPUSの単焦点を狙ってみるかなぁ。
    それよりまずは撮影頻度を上げるのが大切ですけど、なかなか時間と撮影場所が…。
    そういう意味では気軽にお散歩写真にも使いやすいという点で、今回のレンズの出番は多くなりそうな気がします。

    Filed under: DigitalPhoto
    2018/06/14 12:00 pm | LUMIX G 20mm F1.7 ASPH. はコメントを受け付けていません
  • 204月

    先日のズミルックスに続いて、ライカのフォーサーズ用標準ズームレンズ「LEICA D VARIO-ELMAR 14-50mm F3.8-5.6 ASPH.」をゲットしてみました。

    実はちょっとした勘違いがあって、「LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50mm F2.8-3.5 ASPH.」のほうと間違えて入手したんですけどね。
    準備しておいたフィルタの径が合わないことでも気づかず、ズミルックスと2本並べて撮っていてようやく気づきました。

    実はコレにはマウントアダプタの「DMW-MA1」が付属していて、そっちに目を奪われていたせいもありますね。
    実際、コントラストAFを使うのであればエルマリートよりもこっちのほうが動作は軽快なので結果オーライといったところです。

    フォーサーズ時代のレンズですから、こちらもズミルックス同様、かなり力が入った作りになっています。
    非球面レンズを2枚使った11群15枚という構成で、重量も約434gほどの大きさです。

    描写については基本的にE-3で使うものですので、またまた紗羅のブログに譲る形にするとして、マイクロフォーサーズへのマウントアダプタが手に入ったとなると次なる行動に出てしまいますよね。
    とりあえずはE-P1を引っ張り出してきて動作確認しましたが、なかなか軽快に動いてくれています。
    ズミルックスも多少ギコギコしつつもわりと高速なAFですが、OLYMPUSの35mmマクロはちょっと実用にならないレベルで遅いですね…。

    その後の展開はまた後日の記事でご紹介としておきましょう。

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    2018/04/20 12:00 pm | LEICA D VARIO-ELMAR 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. はコメントを受け付けていません
  • 164月

    OLYMPUS E-3もゲットしたことですし、紗羅が昔から憧れていたパンケーキレンズも…と思っていろんなレンズの作例を眺めていたら、「これが良いね!」となりまして、LEICAの単焦点レンズ「D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.」をゲットしてみました。

    ほぼ同じような名前のマイクロフォーサーズのレンズ「DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.」もありますが、E-3で使うには当然こちらですし、描写や作りもこちらのほうが人気が高いようです。
    オリンパスとパナソニックの組み合わせになることもあり、残念ながら絞りリングはOLYMPUSでは使えないですが、他の動作はフォーサーズどうしで全く問題ありません。

    ファームウェア更新はカメラをパソコンにつないでの更新になりますが、幸い、すでに最新になっていました。
    描写などはE-3での使用が前提ですから紗羅のブログをご覧いただくとして、やはりライカはライカだなぁという描写をしてくれます。
    以前、Rマウントのカナダ・ズミクロンは持っていましたが、それよりもライカらしいかもしれません。

    その代わり、重量は510gでE-3(約810g)と合わせると1.3kg超と重いですけど、一眼レフらしい撮り味を紗羅はとても気に入ってるようです。
    私もちょっと借りたりしつつ、いっしょに楽しめたらなぁと思っています。

    Filed under: DigitalPhoto
    2018/04/16 12:00 pm | LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. はコメントを受け付けていません