054月
Panasonicのマイクロフォーサーズ機のニューモデル「DMC-GF5」が発表されました。
すでにGF1の面影はなくなってしまいましたが、GF3の後継機としては順当な進化ですね。
まずは撮像素子が1306万画素の新しいLIVE MOSになっています。
ただ、有効画素は1210万画素と同じというのは変な感じです。
最初はマルチアスペクト対応になったのかなぁと思いましたが、そうではなく、横の画素数はどのアスペクトでも4000pixelで固定のようです。
とは言っても一応最新で画素数も控えめなのも功を奏してか、ノイズはGF3比で約半分に低減しているとのこと。
ISO800までの改善が大きいということですが、今はコンデジでも高感度には強くなってますからねぇ。
その他、気になる変更点というと、マイクがステレオになったあたりでしょうか。
なお、動画はMotion JPEGをやめてMP4対応になっています。
GF3はもうすっかり値崩れしていますから、それを戻したいという意図もあるのでしょうね。
パナ機は個人的には結構好きなんですが、LIVE MOSはもうちょっと改善してもらわないと他社にかなわない部分もあります。
ただ、ないものねだりしても仕方ないでしょうし、レンズは結構優秀なものが多いですから、そっちで明るい手ぶれ補正搭載のレンズを充実させるのも良いのかも。
登録ユーザーにマクロコンバージョンレンズをプレゼントとかも面白い試みだと思いますしね。
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044月
富士フイルムの高級デジカメ「FinePix X100」の最新ファームウェア、1.21が公開されたようで。
今回のアップデートで、MF時にAFL/AELボタンでオートフォーカスを作動させた時にカメラがハングしたり、合焦しづらい問題が修正されたそうです。
発売から結構経ってますが、ハングアップするというのはかなり重症でしょうから、これが解消したのはうれしいユーザーさんも多いかも。
ちなみにデジカメWatchの記事では機種名が「FUJIFILM X100」になってますが、この機種はまだFinePixを名乗ってたんですよね。
紛らわしいからもう統一しちゃっても良い気もしますが。
それにX100よりX10が(おねだん的には)下位モデルなのに、X-Pro1は上位という関係もわかりづらいんですよねぇ。
おまけに「FUJIFILM X100」とか書かれると、あれ、どっちだったっけ?となってしまいます。
X100もX-Pro1が出た今となってはちょっと中途半端なところもありますが、モデルチェンジがあるなら、Xマウント対応のレンズ交換式にしつつ、コンパクトなボディになってくれたら良いなぁ。
もちろん、お値段も下がれば言うことなしですけどね。
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034月
キヤノンから珍しい天体撮影用カスタムも出る「EOS 60Da」が受注生産で発売されるそうで。
だいぶ前に出たEOS 20Daの後継といったところでしょうか。
構造も基本的には同じで、ローパスフィルターの透過特性を天体撮影用にカスタマイズしてあって、星雲などが放つ「Hα輝線」の透過率が3倍にアップしてるんだとか。
それだけに通常撮影に使うと、実際より赤みの強い画像になったり。カラーバランスがおかしくなることもあるそうですから、まさに専用モデルなんですね。
ローパスフィルターだけの違いなら、交換可能とかになれば良いのに…とも思いますが、これを一から専用設計したら採算が合わないでしょうからね。
その点では撮像素子ごと交換可能なRICOH GXRのほうが対応しやすいのかも。
天体撮影も良いですが、個人的にはモノクロ専用ユニットが出たら良いのになぁと思います。
ベイヤーの絵を単純にモノクロにするのとはきっとぜんぜん違うと思うんですよね。
ただ、そもそもそういう素子が世の中にあまりないし、RICOHが製造できる立場にもないのがちょっと残念なところです。
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024月
Adobe謹製のRAW現像ワークフローソフト「Lightroom 4」ですが、早くも4.1 Release Candidateが登場しています。
まだRC版ではありますが、早く出してきたのは「EOS 5D Mark III」のRAWファイルに早く対応させたかったということでしょう。
Nikon D800はすでに4.0の段階で対応してましたが、キヤノンの方はあまりサードパーティの現像ソフトメーカーに情報提供をしてないんでしょうね。
うちにある機種で一番新しいのはNEX-5くらいですから、あまり関係ないのですが、不具合修正も入ってるようなので、こちらを試用することにしました。
具体的な修正項目は以下の通りとのこと。
・他のツールで編集で外部アプリが適切に開かなかった問題を修正
・Lightroom 3で作成したポイントカーブ調整を復元
・GPSやセカンダリモニタの使用時などのパフォーマンス向上
・100枚以上の写真でDNGのプレビューやメタデータ更新性能の向上
・大量の写真があるサブフォルダやスタックの閲覧性能の向上
・終了時にブックのレイアウトが保存されないことがあるのを修正
個人的には最後から2番目のフォルダにファイルがたくさんある場合の性能向上が大きいですね。
以前も書きましたが、このバグ、たしかLightroom 3が出た時もあったような…。
普通はフォルダを小分けしてることが多いんでしょうか。
多いといってもせいぜい数千枚なんですけどねぇ。(一般的には十分多いのかもしれませんが。)
というわけで、RCとはいえ、4.0をそのまま使い続けるよりは良いかも。
これが正式に出たら、ぼちぼちLightroom 3から本格的に切り替えようかな。
まだ現像パラメータの仕様変更をうまく使いこなせていないので、そちらも慣れないといけませんけどね。
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293月
RICOHのコンパクトデジカメ「GR DIGITAL IV」のファームウェアが2.11に更新されています。
修正内容は以下の通りとのこと。
・Exifヘッダー情報のタグの長さに1箇所誤りがあり、修正
・Sモードをマイセッティング登録する際、登録先を「SDカード」にすると設定したシャッタースピードが正しく保存されない問題を修正
・Eye-Fiカードから画像を再生中、コマ送りができなくなる問題を修正
・連写モードをAF連写に設定して撮影すると、書込み終了するまで時間がかかる問題を改善
今回は機能拡張の大きな更新ではなく、不具合修正がメインのようですね。
ただ、Exifの問題は場合によっては閲覧ソフトがハングしたりすることも考えられそうですし、更新しておいたほうが良いかも。
私はまだGRD3を使っていますが、こちらも使い勝手は上々です。
パッシブセンサーや手ぶれ補正はありがたい機能ですが、ぜひ欲しいと思うにはちょっと弱いかなぁ。
最近は各社からやや大きめの素子のハイエンドコンデジも出てきたので、そちらに気が惹かれるというのもありますし。
ただ、このサイズと優秀なレンズというのはまだまだアドバンテージです。
発売当時からすると価格もだいぶこなれてきましたし、GRD2以前の機種からの買い替えや普通のコンデジからのグレードアップなら、かなりオススメかと思います。
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233月
先行してマイクロフォーサーズ用が発売されているシグマのミラーレス用レンズですが、NEX用も4月に発売になるそうで。
「SIGMA 30mm F2.8 EX DN」が4/6、「SIGMA 19mm F2.8 EX DN」のほうが4/13だそうです。
お値段はすでに予約が始まってるお店で1万円台後半で、マイクロフォーサーズ用とほとんど変わらないようです。
30mmのほうはソニーのマクロレンズと焦点域が被りますが、19mmは35mm換算でほぼ28mm相当になりますし、かなり人気が出そうです。
以前も書きましたが、この2本のレンズ、お値段的な魅力以外にも描写もなかなか素晴らしいんだとか。
DP Merrillシリーズで採用される予定のレンズと似た構成で、DP Merrillを模擬的に先行体験できるといえる部分もあるかも。
もちろん、FOVEONの魅力が欠落してるし、レンズ構成もMerrillのほうが豪勢なので、そのあたりは差し引いて見る必要がありそうですが。
NEXといえば、純正の50mm F1.8も素晴らしい描写なんだとか。
各社ともフランジバックの短いレンズの設計にだいぶ慣れてきた感がありますね。
サードパーティの参入で、さらに開発競争が盛んになってくれたら良いなぁと思います。
価格競争も期待するところではありますが、あまりやりすぎると性能軽視になりがちなので、そっちはほどほどで良いかな。
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