176月
東芝からEye-Fi機能を取り込んで高速化、大容量化した無線LAN通信機能搭載SDカード「FlashAir」の新シリーズ「W-04」が本日発売だそうで。
FlashAirは元々、WebDAVやWebサーバとして動作して自分で写真を取りに行くタイプでしたが、今回のアップデートでEye-Fiと同様に撮った写真を自動転送できるようになるようです。
ただWebサイトを見てみても「Eye-Fi連動機能」の挙動の詳細が書かれておらず、パソコンのFlashAir設定ソフトウェアで設定のOn/Offができることと、カメラ側がEye-Fiに対応していれば、データ転送中が中断しないようになることは明記されています。
また私が愛用している旧モデル(W-03など)でもファームウェアアップデートなどで対応してくれればなぁ…という期待があるのですが、現時点ではこれもWebサイトに「本機能はFlashAir SD-UWAシリーズ<W-04>でのみご利用いただけます。」とありますから、たぶん「新しいのを買ってね」ということでしょう。
実際のところ、自分で取りに行ってもさほど支障はなくて、ただデータ転送中にカメラがスリープするのが鬱陶しかったので、それだけでも解決してくれればありがたいですが…。
高速化についてはカード自体がまずSDHCからSDXCになって、UHS-Iに対応しています。
W-03の速度が公式発表されてませんが、class 10を謳っていますから、読み書き10MB/s以上ではあったはずです。
それが今回のW-04では読み出しが最大90MB/s、書き込みが最大70MB/sとなっています。
さらにWi-Fiのほうも高速化されており、W-03の約2.9倍となってるんだとか。
スピードでいうと約31.4Mbpsだそうで、今までが遅かったとも言えそうです。
なお、無線LAN規格としては2.4GHz帯の802.11b/g/nなので、そこは変わってなさそうです。
FlashAir接続中はそのままだとWAN接続ができなくなるんですが、設定によりFlashAir側で別のアクセスポイントを中継することがW-03でも可能でした。
ただここで接続できるアクセスポイントは2.4GHz帯に限られていて5GHz帯はNGだったんですが、おそらくW-04もその可能性が高そうですね。
容量については64GBモデルが準備されたわけですが、お値段は64GBだと店頭予想価格で1万円超えだそうで、JPEGを記録するという観点からすればもう少し小さめでも良いのかなと。
Nikon D600はデュアルスロットなので、普通のカードにRAW記録し、FlashAirにJPEGを保存する設定にしてありますが、これだと32GBでも十分過ぎるくらいの枚数を保存できてます。
ちなみに32GBが6800円前後、16GBが5400円前後の予定だとか。
あとは旧モデルの値下がりやファームウェアアップデートなども気になるところではあります。
ちょっと別のカメラでも使いたいなぁと思ってるところでの発表だったので、しばらく様子見してお値段を見ながら導入を検討したいなと思っています。
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103月
AdobeのRAW現像ワークフローソフト「Lightroom CC」が2015.9(単体版で言うと6.9)にアップデートしています。
同時にCamera RAWも9.9になり、対応機種も以下のカメラ、それにレンズプロファイルも色々と追加されています。
Canon PowerShot G9 X Mark II
Casio EX-ZR3200
Fujifilm GFX 50S
Fujifilm X100F
Fujifilm X-A10
Fujifilm X-T20
Leica M10
Olympus E-M1 Mark II
Panasonic DC-FZ80
Panasonic DC-GF9
Panasonic DC-GH5
Panasonic DMC-TZ82
Phase One IQ3 100MP(S圧縮モードは非対応)
また、問題の修正も以下のようなものがなされているようです。
・Apple iPhone 6から撮影および読み込まれたビデオで、撮影時間が現地時間ではなくGMTとして表示される問題を修正しました。
・ポイントトーンカーブを処理する際のカーソルの不安定な動きを修正しました。
・2つの表示の使用時に画像を削除した後、現像モジュールがロックされる問題を解決されました。
・現在選択されている写真を削除せずに、以前表示した写真から顔のタグが削除されます。
・現像モジュールで除外した写真を削除した後に画像を変更することができません。
・書き出しのパフォーマンス低下の問題を修正しました。
・Windows 10上で稼働しているLightroomで、スライドショーをビデオとして書き出して、同時に特定のタスクを実行しているときに、スライドショーが応答しないまたはクラッシュするという問題を解決しました。
・マップモジュールでGoogleアイコンをクリックすると機能が無効になります。
・一旦設定すると、添付されたカタログで自動読み込み設定にアクセスできません。
・現像ビューに移動した場合、スマートプレビューを使用して編集すると、2倍にズームされます。
書き出しのパフォーマンス低下というのは体感してませんが、気分的には良いですね。
5K iMacだと起動時にクラッシュすることが稀にあるんですけど、それに関するような記載は見受けられないようです。
そもそもLightroom 6ベースが続いていてなかなか新しくならないですが、対抗馬があまりないのも関係してるんでしょうかねぇ。
個人的にはPhotoshop CCとシームレスに行き来できるか、あるいはゴミ消し系など一部機能は同等になるとうれしいんですが…。
また写真のチョイスもやや手間取るので、ビューアとしての機能も強化してくれれば嬉しいかな。
バージョン番号からすると、さすがにそろそろ…と期待してしまいますが、地道に改善してくれているだけでもありがたいところです。
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2012月
SONYのミラーレスカメラ「α5000」のパワーズームレンズキットがえらく安くなってたのでゲットしてみました。

α700の液晶が割れて、その代替機選びの際に光学ファインダがまだ捨てきれず、Nikon D600をチョイスしたのですが、またソニーに復帰です。
そもそもNEX-5も持ってたんですけど、Eマウントレンズを1本も持ってなかったので、実質的には付属レンズの「SELP1650」を買ったような気分(価格的にも)ですけどね。

SELP1650は電動で沈胴してくれますし、ズームもカメラ本体のやレンズ横のズームレバーで操作できるなど、コンデジの延長線で操作できてコンパクトなのは良いですね。
レンズカバーが自動だったらなお良いのですけど、これはサードパーティから出ているようです。
また、レンズ内手ブレ補正が付いているのも購入のポイントになりました。

コンパクトな分、レンズ性能はそこそこのようですが、カメラ内のレンズ補正機能が働いてくれますし、Lightroomでの現像時もしっかり適用されて、大きな不満はありません。
画質としては35mmフルサイズと比べてしまうとどうしても見劣りするところはありますが、NEX-5や一時使っていたα37などに比べるとかなり扱いやすい画を出してくれるような気がします。

また本体がWi-Fi対応だったり、アプリを入れることで機能追加ができる仕組みも今さらながらよく出来ているなと。
D600にもFlashAirを入れていますし、古いFinePixでもWi-Fi転送は使ってますが、転送や応答速度も速いですし、スマートリモコンでの遠隔撮影も完全に実用レベルの反応です。
α5100だとタッチスクリーンでのAFがありますが、α5000でもスマートリモコンを使えばタッチAFもタッチシャッターもできますし。

カメラ側の使い勝手はNEX-5に似た配置ながら、実際の操作性はずいぶん向上しています。
画質も前述の通り、だいぶ良くなっていますがノイズはやはりISO1600くらいまでが無難ですね。
そこもISO AUTOの上限・下限感度が設定できるようになっていたりと、完成度はかなり上がっているなと感じます。
これならEVF付きのフルサイズなどにすれば…とも思いますが、α-Aのマウントアダプタのお値段がやっぱり結構お高いんですねぇ。
新しいレンズなら安いLA-EA3が選べるのでしょうけど、ミノルタのレンズで遊ぶにはちょっと高い買い物かな。
幸い、NEX-5の頃にオールドレンズ用のマウントアダプタはいくつか手に入れてあるので、標準ズームに飽きたらそちらで遊びつつ、マクロレンズやSIGMAのレンズ辺りを狙ってみるのも良いかなと思っています。
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1212月
AdobeのRAW現像ワークフローソフト「Lightroom CC」が2015.8に更新されていました。
Photoshopは2017になったんですが、Lightroomはまだ2015のままなんですね。
Adobe CCじゃない呼び方で言うと6.8ということになりますが、7の開発が遅れているのかな?
いつものように新機種対応もありますが、新機能の追加やパフォーマンスの向上も図られているとのこと。
新機能は「参照ビュー」というもので、これまでも現像前と現像後の画像を2画面表示できましたが、それを異なる2枚の画像でできるようになった感じですね。

機種については以下が追加になり、EOS 5D Mark IVのテザー撮影にも対応したそうです。
キヤノンEOS M5
FUJIFILM X-A3
Google Pixel
Google Pixel XL
ハッセルブラッドX1D
ライカTL
ニコンD5600
オリンパスOM-D E-M1 Mark II (暫定的なサポート)
オリンパスPEN E-PL8
パナソニックLUMIX DMC-FZ2500 (DMC-FZ2000 and DMC-FZH1)
PENTAX K-70
サムスンGalaxy S7
サムスンGalaxy S7 Edge
ソニーα6500 (ILCE6500)
ソニーα99 II (ILCA99M2)
ソニーサイバーショットRX100 V
ちなみにAdobe Creative Cloudフォトプランは現在、クレジット決済にしてるんですが、お値段的にはプリペイドに変えたほうがお得っぽいですね。
ただ切り替えるには結構ややこしいらしいし、先にプリペイドカードを用意しておく必要があるそうなので、値引きのタイミングを狙ってたら結局忘れたままになってしまいそうです。
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0411月
AdobeのCreative Cloudが2017に更新されていたので、私もその中からPhotoshop CC 2017を更新してみました。

機能一覧を見る限りではLightroomも更新されるっぽいのですが、実際に更新が来たのはPhotoshop(フォトプランの場合)だけでした。
Lightroom Mobileの機能更新もあるようですから、そっちの配信待ちとかかな?
で、Photoshopの変更点ですが、主に以下の通りのようです。
・あらかじめ用意されたAdobe Stockのテンプレート
・アプリケーション内検索
・プロパティパネルの機能強化
・Adobe XDとの緊密な連携
正直、スプラッシュスクリーンが新しくなったこと以外にはあまり違いを感じられませんでした。
あえて言えば起動がちょっと速くなったような気もしますが、それはFusionDriveの気まぐれかもしれませんし…。
ちなみにiMac Retina 5K導入にあたって、これまでのMac miniでの製品版からフォトプランに移行しました。
Mac miniもそのまま使いますし、こういうアップデートがあった場合にお得感があるのかなと。
あえて言えばAdobeでのクレジット決済じゃなくて、Amazonで購入したほうが良かったかなと、あとで思いましたが切り替えるのが面倒らしいのでそのままにしてあります。
2017がもう出ちゃったし、おそらく次回は2019なんでしょうから、とりあえず1年はそのままで行こうかと思います。
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1910月
Nikon D600に手持ちのマグニファイヤーを付けようと当初は考えていたのですが、実際にやってみると表示倍率が上がる感じが薄く、そのわりに見えは悪くなるので導入を見送りました。
そこで色々調べていると、結構なユーザーさんがいわゆる「丸窓化」をされているのを知りました。
私もフィルム一眼レフではNikon F4やF3などで体感していますし、アイカップも一時使っていた(フィルム交換がやりづらいので止めましたが)ので良さは分かっていますし、やってみることにしました。
必要なものはいくつかパターンがあるようですけど、私はこのセットを試しました。
Nikon FA 目当てゴム DK-3
Nikon FAアイピース
Nikon アイピースアダプター DK-22
目当てゴムとアイピースはありそうな気がしたので、まずはDK-22を液晶カバーといっしょに注文しました。
なぜか間違えてDK-22を2つ注文しちゃったようですが…。

で、残りのゴムとアイピースは手持ちのものを探してみました。

アイピースはF一桁用のものが多かったんですが、これはサイズがちょっと大きめでダメでした。
それでもFA用なのかFM用なのか、よく分かりませんが2つほどありましたけどね。
あると思っていたアイカップはどうしても見つからず、PENTAX用のが見つかったので、ひとまずそれで雰囲気を確認です。

これだとゴムが緩くて落っことしそうですが、見えはなかなかです。
それならば、ということで改めてDK-3を注文して完成です。

DK-3のほうは全体がゴムではなく、一部固い部分があってそれでしっかり固定されるように配慮されています。
その代わり、縁が広くなったアイピースは使えず、小さめのものを採用しました。
こっちは視度補正レンズ(-4.0)でして、私にはかえって好都合でした。
全部揃えると意外に高価なので積極的にオススメできるコーディネートではありませんけど、手持ちのアイピースなどがあるなら試すだけの価値はありそうです。
同様の手法はDK-22が使えるモデルなら応用可能かと思いますので、気になる方はチェックされてみると良いかと思います。
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