287月
普段、噂系の情報はある程度信憑性が高まってから書くことが多いのですが、たまには面白そうなので、ニコンのミラーレスの噂を取り上げてみます。
取り上げるのはのは、それっぽい写真が掲載されていたという噂です。
http://digicame-info.com/2011/07/post-281.html
写真が合成でないとすると、素子の大きさは思ったよりも大きそうです。
マウントを止めるネジがPENTAX Qと同じくらいのサイズだとしても、PENTAX Qより大きいことは確かそうですね。
推測する限りでは1インチというのは妥当な予想ラインでしょう。
あと、本物であれ、合成であれ、既存のマウント形状とは違うというのは確実みたいです。
フランジバックもちょっと長めっぽくて、そこはFマウントと似ているのかもしれませんね。
こうやっていろいろ考えてみるのは楽しいですが、発売になって買うのか?っていうと、かなり微妙かも。
マイクロフォーサーズと比べて小さくなるとは言い切れないし、小ささだけならPENTAX Qがあるわけですし…。
Nikonのこれまでの資産だって、実質的に生かせるものではないですからねぇ。
というわけで、こんなエントリーをしつつ、いつものように、これに全く反するものをゲットしていたりする今日この頃なのであります。
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287月
先日、オリンパスプラザ東京に行ったときにショールームで「E-P3」を触ってきました。
まずは早くなったと噂のAFを試してみますが、「あれ?わりと普通」と思ってしまいました。
もちろん、コントラストAFとして考えたら非常に高速なんですが、位相差のような、まっすぐジャスピンに向かっていくという感じではないから、そう思ってしまうのかも。
内部的な仕組み通り、これまでのコントラストAFが倍速になったという感じですね。
もちろん、それでも十分すぎるくらい速くなっているので、実用上は非常に素晴らしいわけですが。
本体の質感はE-P1、E-P2を踏襲しつつ、背面の質感を中心に、さらに完成度を上げた感じです。
重さはE-P1より軽い気がしたんですけど、実際にはほとんど変化なしです。
フラッシュ内蔵になってたりするわけで、そう考えれば、スタイルを変えずに内部的には頑張っているのだろうなぁと思います。
内部プロセッサの強化のおかげか、動作も非常に軽快になっていて、着実な進化を感じました。
そして、レンズのM.ZUIKO 12mm F2.0もカラーバリエーションの一台に装着されていました。
ある意味、別ブランドにしてもおかしくないくらいの力作で、ライブビューですら、写りが良さそうな雰囲気がしっかり感じられます。
そして、レンズの金属的な質感もなかなか良いものですが、オールドレンズを多数見てきた身としては、MF全盛時代の高級レンズの質感とはやはりちょっと違うかな、という気もします。
触ったときの温度感もそうですし、MFや絞りの操作感もやっぱり違うんですよねぇ。
喩えが相応しいかどうかはわかりませんが、オーディオアンプのボリュームが同じようにアルミ切り出しだとしても、電子ボリュームと機械式のものでは感触が違うのと同じかも。
ただ、今さらメカニカルな絞りやヘリコイドに戻るわけにもいかないわけで、その限界の中でめいっぱい良い物にしようという意気込みは十分感じられました。
そして、ここであらためて標準ズームを触ってみて、実は個人的にこちらを再評価したんですよね。
新しい標準ズームはAF高速化に対応したものになっていて、デザインも少し変わっていますが、使うときに手動で伸ばす、いわゆる沈胴式なのは同じです。
そのあたりを再確認することになったわけですが、伸ばす動作やそこからのAF動作がかなりスムーズなんですよね。
これは新しいレンズだからかなぁと思い、同じく展示してあったE-P2あたりに装着された古いタイプのを触ってみましたが、AFこそ多少遅いものの、使い勝手や質感は甲乙つけがたいものがあるんです。
新旧とも多少安っぽさはありますが、使い勝手とコンパクトさが良い感じで、自分でも使ってみたくなりました。
もちろん、E-P3の高速AFと動作スピードがあってこそ、そう感じるのかもしれませんけどね。
というわけで、見た目は差がわかりづらい部分がありましたが、一度触ってみると惹かれる部分の多いボディ&レンズでした。
E-PLシリーズや新たにE-PM1の登場も控えていますが、やはりマイクロフォーサーズのハイエンドモデルとしての良さを感じる良機だと思います。
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277月
オリンパスから20倍ズーム機「SZ-11」が発表されたようで。
SZ-10というモデルが出たばかりですが、型番的には後継機っぽいですが、むしろSZ-20に似ています。
ズーム倍率でいえば、SZ-30MRに近いし、なんだか型番が分かりづらいです。
1400万画素CCDがSZ-10に近いものということかな。
25-500mm相当という超高倍率ですが、大きさはもうコンデジ並みになっていて、そのあたりの進化はすごいなぁと思います。
画質面ではさすがに過大な期待はできませんが、トリミングするよりは良いでしょうし。
機種の方向性がわかりやすいという意味では良いと思います。
ただ、それにしてもSZシリーズで似たようなモデルがラインアップされすぎだとは感じますが。
気になるお値段は2万円台前半のようです。
SZ-30MRが気になるところではありますが、そこまで求めず気軽に撮りたいケースでは結構良い機種になるかもしれません。
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257月
ソニーから新しいコンデジ「DSC-WX30」が発表されたようで。
私の使っているWX1はもうだいぶ古くなってきましたが、一応その後継機(何世代か経ってますが)ということになりそうです。
正確に追ってみると、WX1、WX5、WX7の系列でしょうか。
WX10もありますが、あれはちょっと厚めの高倍率ですしね。
番号がだいぶ飛んだわけですが、それは「前画素超解像技術」を搭載したことにもよるのではないかと。
光学ズームは5倍ですが、超解像により10倍ズーム相当になるとの触れ込みです。
超解像を搭載した機種は各社から出てますが、今回の「全画素超解像」というのはどういう意味だ?という感じなんですよねぇ。
プレスリリースによると「全ての画素を解析し、数百の内蔵データを参照、写真の解像感を向上させる処理をする技術」だそうですが、割と大きめの近傍画素で内蔵データと類似するパターンを見つけて、シーンに適合した補間をするという感じかな?
それを画素をずらしつつ、すべての画素でシーン判定処理を実施するという意味で「全画素」なのかも。
そもそも1600万画素超が解像することも厳しいような気もしますが、先日のPanasonicのを見ても、効果自体は体感的にはなかなか良い部分もあるので、うまくいってると良いですね。
なお、この超解像技術を利用することで、動画撮影時の静止画記録も3M相当から12M相当になってるんだとか。
ここまでくると、やっぱり画素の水増しみたいな気がしないでもないんですけどねぇ。
また、今回からタッチパネルになったようですが、タッチペンが付属しちゃってます。
感圧式とはいえ、タッチペンというのは今さらっていう気がしますけどねぇ。
もちろん、指での操作も可能なんでしょうけど。
レンズは基本的にWX7と同じようなので、私ならWX7で良いかな。
コンデジはもう進化の方向が手詰まりになっているのかもしれません。
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237月
少し前にゲットしたFinePix S5000ですが、問題点だった電池フタの爪折れがなんとかなった(といってもテープの巻き方を工夫しただけ)ので、持ち歩いてRAWで撮ってみました。
この機種、実際の画素数は300万画素クラスなんですが、RAWでもハニカムHRということで、RAWも600万画素相当の記録になるんですね。
それもあってか、画質的にはなかなか良好です。
ノイズは多めですが、CanonのモデルをCHDKでRAW出力したものよりも発色が素直(ちょっと派手だけど)で扱いやすいです。
ISOは200固定になりますが、DP1はAUTOだと最高でも200ですから、そこは問題なかったです。
ノイズもLightroomのパラメータ次第でなんとでもなりますし。
RAWの保存も思ったより速いんですよね。
比較対象が一緒に持ち歩いてたDP1だからかもしれませんが。
1/2.7型と小さな素子ですが、この頃は画素ピッチに余裕があったんでしょうね。
現行のFinePixだと、先日お借りしたF550EXRとかHS20EXRあたりがRAW対応です。
気分的にはX100が使ってみたいけど、まずは手持ちのS5000をもう少し使いこなしてみたくなりました。
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227月
シグマのFOVEONコンパクトの最新モデル、DP1xとDP2xのファームウェアが更新されたようで。
DP1xは1.02に、DP2xは1.01になっています。
そして、おそらくその中でも目玉はRAW+JPEGモードかと。
FOVEON機は基本的にRAWで撮るという感じが強い機種ですが、これまでRAWと同時にJPEGを記録するモードはなかったんですよね。
そもそも保存に時間がかかるので、同時保存が現実的でなかった面もあったのでしょう。
最新機はだいぶ高速化も図られたのもあり、今回の同時記録モード装備につながったのでしょう。
ちなみに、DPシリーズやSDシリーズのRAWには実はJPEGが埋め込まれています。
画質的にはFINE相当ではなく、BASIC相当くらいだと思いますけど、サイズはちゃんとフルサイズのものです。
一括抽出もできるので、これでも代用は可能ではあるんですけどね。
なお、今回のファームウェアの同時記録はFINE固定だそうです。
ISOも800までとなりますが、まぁここは高感度の画質を考えたら、ここまでが妥当かな。
それ以上を求めるケースでは、RAWのみで、JPEG抽出を使うのも良いでしょう。
なお、詳細のアップデート項目はそれぞれ、以下のとおりだそうです。
■ DP1xファームウェア Ver.1.02
・キャプチャー優先モードを搭載した
・RAW+JPEGモードを搭載した
・AF速度の高速化を図った
・フォーカスフレームに関する機能を強化した
・液晶モニターに表示する画像の品質を向上した
・AF合焦時の拡大表示機能を追加した
・フォーカスモードの切り換え順序を変更し、DP2xと統一した
・ある条件下でノイズが発生する不具合を修正した
■ DP2xファームウェア Ver.1.01
・RAW+JPEGモードを搭載した
・フォーカスフレームに関する機能を強化した
・ある条件下でノイズが発生する不具合を修正した
DP1xのほうが改善項目は多いですね。
以前の機種もこうやって改良を続けてくれるのはありがたいところです。
うちのDP1はさすがにもう更新はないでしょうが、SIGMA Photo Proが進化してくれるので、高感度の画質もRAW現像でずいぶん改善してくれるのがうれしいです。
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