1510月
先日、液晶を割ってしまったSONY α700の後継機ですが、Nikonのデジタル一眼レフ「D600」をチョイスしました。
SONY α-Aマウントの資産があるといっても、うちのレンズは全てミノルタ時代のものですし、数で言えばNikon Fマウントのほうが多いくらいです。
ただこちらもほとんどは銀塩時代のもので、MFばかりなのですけどね。
導入に備えて、ようやく引越荷物からニコンのレンズを中心に引っ張り出してきました。
#これでもおそらくまだ半分くらいなのですが…。
話をD600に戻しますが、Nikon D300はまだ現役で使えるわけで、それでもあえて選んだのはやはり35mmフルサイズという部分が大きいです。
デジタル時代にオールドレンズを使う上ではAPS-Cくらいにしたほうが良質な画を得やすいというのが持論でしたが、クロップすればDXでも使えるわけで、画素数がFXで2426万画素と大幅に増えることを考えれば両方の使い方ができるかなと。
本体内手ぶれ補正がある機種が良いと思って候補選びを始めたのですが、そこも高感度耐性が上がっていることもありますし、光学ファインダを選べるのは今回が最後かもしれないという気もして、ニコンにしました。
2012年発売のわりに実勢価格が安いというのも当然ありますし、その光学ファインダも視野率がFXで約100%のペンタプリズムを使ったものですから、不満はありませんでした。
D300は重い印象がありましたが、D600だとそんなに気になりません。
実際の質量でいえば、D300がバッテリーなど抜いた本体のみで825g、D600は本体のみで760gですから、さほど変わらないはずなんですけどね。
シャッター回数はEXIFで調べてみたところ、29000くらいのようです。
D600はゴミ問題を抱えているようですが、サポート体制はしっかりしているようですし、多発した場合にはD610に交換してもらっている方もいらっしゃるようですから、ひとまず大きな心配はないのかなと。
念のため、ショップの延長保証サービスにも入っておきましたし、ショップ側でも販売前にシャッターの点検整備をしてくれてありました。
ライブビューもD300とは違って十分実用になりますし、動画も外付けマイクに対応するなど、さすがに隔世の感があります。
オールドレンズをFXで使ってもカメラ側が頑張ってくれていて、結構良い感じで撮れる辺りも、世代を重ねて進化しているのだなと感じました。
ただこれまでD300で使っていた感覚からすると逆に1/1.5の画角になってしまったように感じることも結構あり、特に多用する50mmマクロではワーキングディスタンスが確保しづらいのがやや難点でしょうか。
そこは当初の目論見どおり、DXに切り替えて当面対応するつもりですが、もうちょっと長手のマクロレンズや最近のAFレンズを狙ってみるのも良いかなとは思っています。
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1010月
長年、我が家のメイン一眼レフの座を務めてくれていたSONYのデジタル一眼レフ「α700」ですが、ちょっとしたミスで液晶を割ってしまいました。
じゅうたんの上に置いてあったのを持って立ち上がったんですが、その時、脚にストラップが引っかかっていて、床に落ちてしまいました。
その時は問題なく撮影もできて一瞬気づかなかったんですが、画面確認に覗き込んで、あらまビックリと。
購入したのが2008年ですから、8年強活躍してくれましたし、最近ではミラーボックスの部品が取れたり、ダイヤルが接触不良をたびたび起こしたり、2つあるバッテリーもすっかりヘタリ気味でしたから、そろそろ限界ではありました。
最近の1年3ヶ月でも7500枚撮ってますから、これまでだと通算6〜8万枚くらい撮影したのかな。
まだ撮影自体は問題なくできますが、後継機も早速検討に入りました。
一応、Nikon D300があるんですけどね。
候補としては当然ながらAマウントボディが最有力になりますが、α99IIはまだ発売になってないから(ホントは高いから)パスです。
以前、α37を仮の後継機にしてみた経験上、どうもEVFは馴染めないかなと思いつつ、α7IIにマウントアダプタというのもかなり考えました。
ただNEX-5も結局あんまり使ってないですし、メイン機はまだもうちょっと光学ファインダで頑張ろうかなと。
そうなると有力なのはα900でして、お値段も以前からするとかなり下がってます。
しかしα700の中古を見つけて、横から「コレ、安い」とツッコミが…。
とはいえ、さすがに同じものでは面白くない寿命が似たようなものですし、それはα900も同様です。
そこからひとまず最近の各社ラインナップのお勉強に立ち戻って調べた結果、とある機種を選定しました。
そちらは届いてからのご報告ということにしますが、α700も可能なら液晶だけ調達して自己修理できればなぁと気長に出物を待ってみることにします。
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219月
FUJIFILMから中判ミラーレスカメラ「GFX 50S」が来年初期に発売予定だそうで。
35mmフルサイズという言い方もどうかな?といつも思うんですが、43.8×32.9mmという大型のセンサを搭載しています。
その素子サイズですけど、PENTAX 645Zという先駆者がいるわけで、こちらもほとんど同じ43.8×32.8mmですね。
画素数はGFX 50Sも5140万画素で、ここも645Zと同じです。
645Zと大きく異なるのはミラーレスというところでしょう。
フランジバックは26.7mmと短いですし、さらにレンズはマウント内部にも入り込めるので、広角には強くなりそうですね。
逆にテレセントリックが気になるところですが、発表された「フジノンGFレンズ」のラインアップはディストーションフリーを謳っていますし、いずれも1億画素にも対応できるとのこと。
電子接点も12ほどあるようですし、うまく電子補正も含めた設計になっているのでしょうね。
そのレンズラインナップは以下の予定とのこと。
GF63mmF2.8 R WR:2017年初期発売
GF120mmF4 Macro:2017年初期発売
GF32-64mmF4 R LM WR:2017年初期発売
GF23mmF4 R LM WR:2017年中頃発売
GF110mmF2 R LM WR:2017年中頃発売
GF45mmF2.8 R WR:2017年終盤発売
来年、一気に6本揃えるというのは結構な本気度だと思います。
逆に言えば、これで銀塩の大判や中判に終止符を打ちたいという雰囲気も感じますが…。
あとはお値段が気になりますけど、50S本体は1万ドルを切ってくるそうです。
ただEVFは別売りですし、なんとか単体では1万ドルを切りたいという構成にしてあるとも言えそうです。
カメラ自体からやや遠ざかってる私には縁のないカメラのような気もしますが、こういうモデルがあってこそ、趣味としての深みも出てくるというものでしょう。
某所に出向いた折にでも、ショールームで見て来れたらなと思ってます。
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246月
SIGMAのSAマウントのミラーレスカメラ「sd Quattro」が7/7に発売だそうで。
あえて短いフランジバックの新たなマウントにせず、一眼レフ時代のSAマウントをそのまま引き継いでるところがなんともシグマらしくて、最近はカメラからちょっと離れ気味の私もさすがに気になる一台です。
お値段がボディのみの場合ではありますが、実売8万円台というのも大きいですね。
このお値段、SD1 Merrillの中古と同じくらいですから、ミラー機構を廃したメリットも大きいのかもしれません。
一方、APS-Hセンサーを採用した兄貴分「sd Quattro H」に関しては今回発表がありませんでした。
こちらは新しいセンサーになりますし、まずはsd Quattroの反応を見るという意味合いもありそうです。
気になるのはこれまでに発売されたSAマウントとの互換性ですけど、「sd Quattro作動状況一覧」がすでに公開されています。
「上記以外のSAマウントレンズ」という項もあるので、私が持っているような銀塩時代のSAマウントレンズも一応動くかな?
ただし、「AF作動はいたしますが、本カメラでは十分な合焦速度や精度が得られない為、MFでのご使用をおすすめします。」となっていますので、実質的にはAF機構のないマウントアダプタ経由で他マウントのレンズを使うのと似たようなものかも。
こういう時にフランジバックが長いと、他社のマウントアダプタが出づらいでしょうから、そういう遊び方をしたい人にはαだとか、そういう他のモデルを選ぶのが良いのでしょう。
その辺りのデメリット(?)を差し引いてもFoveonセンサーでレンズ交換可能というのは魅力的ではあります。
この価格にして、約236万ドットの電子ビューファインダーも搭載されていますし。
フランジバックの長さは別にミラーを避ける目的だけでなく、テレセントリック性を高める意味合いもありますし。
そうは言っても、やはりレンズがSIGMA製に限られるというところは出てきますから、そこはもう最近のArtレンズを全部揃えるくらいの気持ちでないと手を出しづらいところもあるでしょう。
ひとまず、30mmとのレンズセットがあるので、ちょっと大きめのdp Quattroみたいな気分で使ってみるのも良いかなと思います。
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096月
AdobeのRAW現像ワークフローソフト「Lightroom」が6.6に更新されています。
今回は「ガイド付き台形補正機能」が追加されています。
最近まであまり欲しいと思ったことはなかったですが、LPジャケットを適当にiPhoneで斜めから撮ったりすると、これがあれば便利かなと思います。
Instagramだとアプリ内に同様な機能がありますけどね。
また、いつものように新しいカメラのRAW対応もしていて、今回は以下のモデルが追加されています。
Canon PowerShot G7 X Mark II
Leica M-D (Typ 262)
Nikon COOLPIX B700
Panasonic DMC-GX85 (DMC-GX80, DMC-GX7MK2)
その他、テザー撮影やレンズ補正対応もたくさん追加されていて、詳しくはAdobeのブログ記事でご覧いただくと良いかと。
この他、パノラマへのマージやHDRでスマートプレビューが動作するようになったり、Lightroom mobileとの保留中の同期状況が環境設定の「モバイル」タグの中で確認できるようになっています。
反面、私の遅いMac miniだとメモリが16GBあっても、レインボーカーソルが頻発して重くなってきました。
HDDをSSDに換装したら多少は良くなるでしょうかねぇ。
最近のMac miniは自分で増設しづらい構造なので、できればもうちょっと今使ってるモデルで頑張りたいところです。
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036月
いまだにメイン機として活躍してくれていたソニーの一眼レフ「α700」ですが、庭で使っていて、なんだかマクロレンズのフォーカスリングが回らないなぁと思い、部屋に戻ってレンズを調べようとしたら、ミラーボックスに見慣れない破片が。
#慌てて写真を撮り忘れた…。
形状的にこれはレンズじゃなくカメラの部品だなと、ミラーボックスの中を良く眺めてみるとミラーの下側が全然支えられてない状態に。
念のため、ネットでも調べてみると「主ミラー押さえ」という部品のようで、たぶんそのまま放置していたら、ミラーが脱落すると思われます。
CONTAXなんかではミラーが両面テープで貼ってあって、徐々にズレてきたりしましたけど、おそらくアレより脱落のペースは早いでしょうねぇ。
元々がどうやって留めてあったかは不明ですが、部品の端が少し欠けてもいましたので、もうココはボンドしかないなと。
で、接着した結果が上の写真であります。
たぶんこれでミラーが落ちてくることはないのかなぁと思いますが、微妙にミラーがズレて、ピント精度が落ちてる可能性はあります。
2008年に導入してますから、すでに8年も使っているんですね。
多少出番が減ってるここ最近の16ヶ月でも約7000枚撮ってるのを確認しましたので、おそらくこれまでだと5万枚くらいは撮ったでしょう。
シャッターユニットの耐久性能は10万枚くらいいけるっぽいですけど、さすがにもう修理するのも…。
ということで、しばらくはNikon D300をメインにしてみようかと。
レンズの充実度という点ではほぼ同等なんですが、こっちはAFレンズの手持ちが少ないのと、本体内手ぶれ補正がないので、室内の「ごはん写真」を撮るのに不向きかなと思ってあまり使ってなかったんですよね。
ただ実際に撮ってみるとISO3200まで上げる設定にしてあるのもあって、意外と平気でした。
カメラ本体がずっしり重いのも手ぶれを防ぐのに良いのでしょうし、そもそもちゃんとグリップするクセが付いて良いのかも。
さらにAWBがα700よりも優秀なおかげで、撮影や現像が楽なくらいでした。
ただ一応、α700も今は問題なさそうなので、うまく併用しつつ、次期メイン候補もそろそろ考えないといけないでしょう。
調べた限りではα55や77、あるいはα7の初代以外などが順当な後継でしょうか。
あえてα900とか、PENTAXに移るなんてことも考えてますが、D300が元気なうちはなかなか重い腰が上がらないかもしれません。
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