306月
オリンパスからちょっとリッチな感じのマイクロフォーサーズ用広角レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2」が発表されました。
24mm相当ということで、やっぱりNEXの単焦点を意識したのかなぁ。
あれとは違い、パンケーキではなく、どちらかというと高級寄りに振ってきたあたりも面白いですね。
撮像素子の大きさではさすがに直接対抗しても仕方ないですから、レンズの充実と高性能化で差別化したいのかな。
ただ、オリンパスからこれまでに出ている単焦点は17mmだけですし、そこでさらに広角を出してきたのはちょっと意外だったかも。
まぁ、同時に45mmも発表されてますし、Panasonicとダブらないように配慮してる面もあるのかもしれません。
E-P3の高速AFにも当然フル対応していて、動画でも高速で静粛な動作ができるようです。
ただ、個人的にはインナーフォーカスのレンズのボケ味はあまり好みのものにあたったことがないんですよねぇ。
とはいえ、設計は当然最新ですし、24mm相当なわけですから、パンフォーカス的な使い方をすれば、そんな心配はきっと無用でしょう。
あと、もうひとつ気になるのはメタリックで高級感あふれるデザインです。
これ自体はとっても良いことなんですが、これまた素晴らしい質感の金属製の角形レンズフードは残念ながら別売りなんですねぇ。
それも1万円弱と、ライカのフードでも買えそうな(買えないけど)お値段です。
かぶせ式の金属製レンズキャップも5000円ほどと、ちょっと高すぎる気も…。
まぁ、少なくともキャップは普通のタイプのものは付属するわけですし、不要なら買わなければ良いだけなんですが、レンズ自体も7万円台と結構高めなので、私のマイクロフォーサーズ用レンズの購入候補にはちょっと入ってもらえそうもありません。
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306月
先日噂に挙げたE-P3も出ましたが、こちらも噂には出ていたE-PM1も開発が発表されました。
発売はまだ秋の予定らしいですけどね。
E-PL3も同じく開発発表されてますが、こちらはまさにGF3対抗という感じで、コンパクトさ重視のようです。
マウント径で大体推測できるので、GF3と大きさを比べてみました。
結構いい加減に重ねあわせてるので精度は定かではありませんが、ストロボがない分、ちょっと小さい感じですね。
上からみると、NEXを意識したような感じのデザインになってます。
ボディは明らかにGF3より薄いですが、NEXみたいにボディからマウントが飛び出してますね。
この薄さに手ぶれ補正も入れちゃうというのですから、すごいものです。
ちなみにE-P3と同じ撮像素子を採用する予定のようで、120fps駆動という違いはあるにせよ、Live MOSということですから、製造はPanasonicなんですね。
ついでにXZ-1との大きさ比較もしてみました。
これはカタログスペックで大きさ合わせをしてますから、さらに比較精度は低いかと思いますが。
液晶面を位置合わせしてみましたが、思ってた以上に小さい感じです。
これにレンズが付くとはいえ、もはやコンデジの範疇といえるサイズになったかも。
発売はまだ先ですが、E-PL3との住み分けがちょっと難しいかもしれませんね。
価格はわからないですが、スペックからすればE-PL3より安くなりそうなので、かなりの人気モデルになるかも。
それまでに他社から強力なライバルが登場する可能性もありますけどね。
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296月
SONYのミラーレス機「NEX-C3」が店頭に並んでいたので、チラッと触ってきました。
まず電源を入れてみると、なんだか起動が早いです。
オンにした瞬間にもう撮影できる状態、という感覚です。
サイズ的にどうしてもコンパクトデジカメな感覚があるから、沈胴式でない分のタイムラグがそう感じさせるのかも。
ただ、手持ちのGF1と比べても、ほんの一瞬の違いですが、起動が機敏な印象がありました。
次にサイズですが、想像していたよりも小さく感じました。
隣にGF3のモックアップがあったんですが、それと比べても遜色ないかも。
NEX-C3は丸みを帯びたデザインというのも功を奏してるのかもしれませんが、GF3のほうが厚く感じるくらいです。
とはいえ、実際のサイズはやはりGF3のほうだたいぶ小さいですし、レンズ込みで見ると結局、大きさはずいぶん違うわけですけどね。
持ちやすさのほうはGF3はモックアップなので直接は比較できませんが、GF3のほうはコンデジ感覚で持てる感じ、NEX-C3はやっぱりちゃんと両手でグリップする感覚かな。
本来はしっかり両手でグリップできるデザインのほうが望ましいわけですけど、GF3の気軽な感じも悪くないでしょう。
このあたりはどういう位置づけでミラーレスを使うかという志向や嗜好で選べば良いのではないかと思います。
操作系は初代NEXを踏襲しています。
すっきりした感じにしたいのでしょうが、背面はまだ余裕がある感じですし、もうちょっとボタン類は多くても良いかな。
デザイン重視ならば、いっそのこと、液晶をチルトした下あたりにカスタムボタンを置いたら良いかも。
画質はいつものように店頭では確認できませんでしたが、動作は軽快でサクサク撮れる印象でした。
顔検出やAFも軽快で、このあたりは初代NEXからだいぶこなれてきたなぁという気がします。
ただ、そのあたりの操作感覚も含め、やはりよくも悪くもαではなく、サイバーショットの雰囲気なんですよねぇ。
むしろ今回、さらにその方向に寄った印象もあります。
個人的にはα-Aとの差別化が図られ、α-Aが継続していってくれたほうがうれしいので、この方向で良いんじゃないかなと思います。
マイクロフォーサーズともまた違う、NEXらしさに磨きをかけたモデルに仕上がってるように感じました。
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296月
ずいぶん前から噂になっていますが、オリンパスのマイクロフォーサーズ機「E-P3」がどうやら登場間近になってるようで。
出回っている写真を見る限り、見かけはE-P2とそれほど大きく変わってないようですが、今回の目玉は「高速AF」なんだそうです。
標準ズームも「II R」というのに変わり、これを使うと一眼レフの位相差AFに勝るとも劣らないらしいのですが、以前のレンズでもそれなりに高速になるんだとか。
Rは何の略なんでしょうね?
単純にrefineかもしれませんが、フジがやったように撮像素子上に位相差センサーを持たせてたりするのかなぁ。
ただ、それならレンズを改良する重要度はそれほど高くない気もしますが。
また、撮像素子がオリンパス設計の新しいものになる、という噂も出ています。
オリンパスには製造設備はないでしょうから、実際の生産はどこでやるのかな?
順当に考えればパナソニックですが、以前にサムスンの噂もありました。
フジと組む可能性があれば、確か東芝に委託してたかと。
レンズも以前から「高級ハイスピードレンズ」として噂になってた「M.ZUIKO 12mm F2」が登場するようですし、45mm F1.8なんてのもあるとか!?
E-PL3やその他のボディの噂もありますし、先日のPanasonicのGF3やズミルックス25mmと合わせ、マイクロフォーサーズも次のステップに入ってきたのかも。
まぁ個人的にはこれで安くなるであろうE-P1狙いが良いところでしょうけどね。
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246月
フジのデジタルレンジファインダー「FinePix X100」のファームウェアがあもなく1.10になるようで。
海外ではすでに配布が始まっているっぽいですが、国内はまだ1.01なんですけどね。
修正内容はおおよそ以下のような感じみたいです。
・視差を減少させる修正されたAFフレーム表示機能の追加
・撮影後の画面で、コマンド制御レバーが押されている間、合焦領域がLCD(EVF)に拡大表示
・ISOオートの場合、シャッターボタン半押しで実際のISO感度を表示
・設定したフォーカスフレームのサイズがOVFとEVFのモード変更後も保持される
・シャッターを押した後にライブビューが暗くなる場合があるのを修正
・RAWモードにおいてのみ、赤目補正の設定を選択可能に
・オートパワーオフからの再開がシャッターボタン長押しから単純押しに
・ベルビア/ ASTIAモードでダイナミックレンジ拡張している場合の暗い領域の画質向上
・OVFのパワーセーブモードをONでカメラが不安定になる現象の改善
・露出補正時のOVFのヒストグラム表示の改善
どうもOVFに絡んだ不具合の解消が多い印象です。
EVFとLVFが複雑に絡みますし、こうしたレンジファインダー機は他社も含め、初めてに近い試みだったので、安定させるまでに時間がかかったのでしょうね。
当初はすごい人気でしたが、最近はあまり話題に挙がってこないかも。
デジタルの世界は流れが早いですからねぇ。
最近はぼちぼち中古も見かけるようなので、一度くらいは触ってみたいなぁと思います。
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236月
ずいぶん前から出る出るといわれていたPENTAXの超コンパクトレンズ交換式カメラ「PENTAX Q」が発表されました。
撮像素子は1/2.3型の裏面照射CMOSセンサーと、相当小さいものを採用してきました。
小さいだけにゴミ対策がやや気になりますが、超音波振動のクリーニング機能が搭載されています。
レンズ交換式ということで、レンズも最初から何種類か発表されていて、標準では「PENTAX-01 STANDARD PRIME」という、47mm相当 F1.9のパンケーキっぽい単焦点レンズが装着されるとのこと。
ズームレンズとのダブルレンズキットがあるあたりも他のミラーレスと同じ展開です。
ただ、フィッシュアイやトイレンズが用意されてるあたりが新しいところです。
電子接点のバヨネットマウントになってるようですが、他社も参入可能なのかなぁ?
なお、シャッターはフォーカルプレーンではなく、レンズシャッター方式なんですね。
ただ、電子シャッターにも対応してるので、マウントアダプタ経由の場合はそちらで対応することになりそうです。
サイズは素子が小さいこともあり、重さが約200gとコンデジ並みです。
フランジバックは9.2mmと、NEXの18mmと比べても大幅に短いです。
これなら、Dマウントにも対応可能かも。
今後のマウントアダプタの登場にも期待したいところです。
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