023月
オリンパスから24倍ズーム機「SZ-30MR」が海外発表されたそうで。
24倍光学ズームというのもすごいのですが、私が驚いたのは搭載された撮像素子が1600万画素の裏面照射型CMOSとされている点です。
これまでオリンパスはソニーの素子を採用していないらしかったのですが、裏面照射というとソニーの可能性が高いのかな?
ただ、東芝も裏面照射を製品化したらしいので、もしかするとそっちなのかなぁ。
また、動画もずいぶん強くなっていて、1080pなのはもはや当然としても、静止画との同時記録が可能になってるそうです。
もちろん、記録メディアの速度もそれなりに要求されるんでしょうが、面白い試みではあります。
これでオリンパスもμの時代を完全に卒業したんでしょうね。
確かにμというとxDカードのイメージが残ってるので、新シリーズにすること自体は良いのかも。
ただ、SZとかTGとかVRとか言われても、なんとなくイメージが沸かないんですよねぇ。
できたら、μに変わる新しいブランド名があったら良いのに、と思ってしまいます。
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023月
Panasonicの高倍率デジカメ「DMC-TZ20」が店頭に並んでいたので、ちらっと触ってきました。
私もTZシリーズはTZ7などを使っていますが、その後、GPSが付いたり、光学ズームも16倍にまで拡張されています。
その分、やや厚さが増した気もしますが、それでも16倍でこの大きさというのはすごいです。
操作系は以前の良さを残しつつ、タッチパネルを併用したインタフェースになっています。
撮影と再生のレバースイッチあたりは賛否両論あるようですが、個人的には覚えやすいかと思います。
さらにタッチパネルが採用されていて、これがうまく併用されてるなぁという印象です。
タッチパネル機というと、どうしてもタッチパネルに頼りすぎてしまう面がありますが、ようやくそこを卒業して使い分けができるようになった気がしました。
特に、タッチパネルでズーム操作ができるのがなかなか便利そうでした。
テレ端、ワイド端へ一気に移動したり、高速・低速ズーミングもできるあたりは動画を強く意識しているのでしょうね。
ただ、同じくタッチパネルに表示されているズームバーでの微調整は思ったように動かせませんでした。
顔検出あたりを利用して、顔をタッチしたら自動的にスムーズにズームアップできたりすると良いかも。
もちろん、光学式でやれば単純に中央がズームされるわけですが、そこは電子ズームで多少トリミングされつつズームアップするような仕掛けも必要かもしれませんけどね。
あと気になるとすれば、写りの部分ですが、さすがにそこは店頭ではわかりませんでした。
レンズはこれまでもTZシリーズは個人的に高倍率のわりに良い印象だったので、心配するとしたらMOSセンサーかな。
動画では問題ないと思いますが、静止画の画質は多少不安が残るところではあります。
ただ、総じて全体的な完成度は高くなっていて、ソニーのHXあたりにじゅうぶん対抗出来る内容になっているように感じました。
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272月
Nik SoftwareのPhotoshop用プラグイン「Silver Efex Pro」の新バージョン、「Silver Efex Pro 2」が出るということで、デモ版の配布が始まっていたので早速試してみました。
Photoshop、Lightroom、Apertureに対応していますが、今バージョンの新機能の一つが「Natural Image Border」です。
要するに縁を付けられるようになったわけですね。
印刷用とだとそんなに使うことはないですが、Webでの掲載などでは便利かも。
また、一部カラー残し機能も追加されたそうです。
では、実際に適用した例を貼ってみます。
なお、下が原画像です。
動作は前回から64bit対応していたので、特に高速になっている印象はありませんでした。
むしろ、ルーペをオンにしておくと効果のプレビューが少し遅くなる印象があります。
今回からGPUプロセッシングに対応したので、うちのiMacだとGPUパワーが足りないのかもしれませんが。
以前のバージョンよりもユーザーフレンドリーになって、SilverというよりMonochromeという印象が強まっています。
銀塩の感覚を活かすというだけなら以前のバージョンでも十分な気がしますが、モノクロの表現性をそれにとらわれずに試してみたいなら新バージョンのほうが敷居も低くなっていてオススメかな。
私もとりあえず30日の体験期間は試してみて導入を検討したいと思います。
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202月
Panasonicのコンデジ「DMC-FX77」が店頭に並んでいたので、ちらっと触ってきました。
FXシリーズは私も結構使ってきましたが、今回はタッチパネルにビューティーレタッチと、方向性をかなり変更してきた感もあります。
大胆の背面は液晶だけ、というスタイルなのですが、このタッチパネルの反応がどうも…。
「直感的」と謳われているのですが、慣れてきた場合の迅速さとか確実性を完全に無視したインタフェースになってるんですよねぇ。
これまで、かたくなに再生切り替えをスライドスイッチでやってきたのに、ここに来て一気にタッチパネルのみ、というのはどうなのでしょう?
むしろズームこそタッチパネルでも良いと思うのですが、そこはシャッターボタンと同軸ではなく、独立したスライド式のものになっていますし。
タッチパネルを触れた場合のレスポンスも「え?」という感じの鈍さでした。
私の指との相性が良くなかったのかもしれませんが、一瞬間がある感じの反応だったのは何故かなぁ。
最近はコンデジの値下がりもはげしいので、あらかじめコストダウンを図ってあるのかもしれませんねぇ。
FX700も今や、すごく値下がりしてしまっていますし。
また、タッチした際に何らかのリアクションがエフェクトなどでしっかり返ってくるiPhoneやiPadに慣れていると、この機種のようにタッチしてもボタンの色が反転する程度の反応では指の下に隠れてしまって、ちゃんとできたかどうか、掴みづらく感じてしまう面もあるのかもしれません。
そんなことを考えつつも、スライド3Dを試してみました。
しかし、これまた中途半端な感じは否めません。
まず、3Dで撮影しても本体では3D表示することができません。
見るためには「3D対応ビエラ」が必要という…。
せっかく大きな液晶を搭載したのですから、簡易表示でも良いから、確認表示できる機能があっても良かったのではないでしょうか。
というわけで、ビューティーレタッチも試さずに別の機種に移動してしまいました。
どうも差別化、付加価値と、思いつく機能をてんこ盛りにしてみたという印象で、カメラ好きにはあまり興味がわきづらい機種のようです。
逆に、廉価なS1あたりはなかなか好印象だっただけに、ちょっと残念な気がしました。
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202月
先日の出張ではMD ROKKOR 28mm F3.5を使いましたが、戻ってからもロッコール遊びが続いています。
まずはパンケーキの45mm F2を。
一眼レフのパンケーキだと、GF1に装着したら結局、普通のレンズっぽくなっちゃいますが、それでもだいぶコンパクトには収まります。
最短撮影距離がやや長めなのが弱点ですが、描写はやはりコントラストがしっかりしていて現代的な印象です。
続いてはMD MACRO ROKKOR 50mm F3.5で。
ミノルタのマクロレンズらしいボケ味とシャープさの両立した描写です。
発色も良いし、やっぱりロッコールはデジタルでも使えるという印象ですね。
100mm相当になるので手ぶれが心配でしたが、ビューファインダーのおかげもあって、意外と撮りやすかったです。
GF1のややクセがあるコントラスト感も使いこなしに慣れてきたというのもあって、マイクロフォーサーズ遊びは予想以上にハマっています。
ほかにもMC ROKKOR 28mm F2.5も持ち出しましたが、こちらは黄変してることもあって、ちょっとレトロな感じ。
今度はMC時代のロッコールを中心に持ち歩いてみようかな。
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202月
店頭にキヤノンのコンパクト「PowerShot A3200 IS」が並んでいたので、ちらっと触ってきました。
他にも新しいカメラが目白押しで出ていたんですが、実はその中でも私の中ではかなり上位にランクしたのが、このモデルです。
PowerShot銘ですが、サイズ的には一昔前のIXYくらいの大きさで、グリップしやすい程度にコンパクトだと感じました。
アルミのボディもIXYっぽく感じた理由かもしれませんね。
そして、いちばん気に入ったポイントはモードダイヤル。
最近のタッチパネル化が進む機種とは対角に位置する操作感です。
タッチパネルがすべてダメというわけではないのですが、レスポンスが悪く、ムリヤリ全てをタッチパネルに押し付けたようなインタフェースよりは、やっぱりこなれているなぁと感じます。
レンズも比較的無理の少ない28mmからの5倍ズームで、動作全般もキヤノンらしい軽快さでした。
贅沢をいえば、画素数がもうちょっと少ないか、もしくは裏面照射かのどちらかだったら、もうちょっと方向性もはっきりしたかなぁという気もしますが、販売戦略上、仕方ないところかな。
店頭では残念ながら確認できませんでしたが、被写体を追いかけてくれる「主役フォーカス」やアートフィルタ的な「クリエイティブフィルターモード」もありますし、販売開始当初からかなりお安いお値段ですから、なかなかオススメできるモデルなのではないかと思います。
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