212月
「第36回 世界の中古カメラ市」が2/19~24の期間、松屋銀座にて開催中のようで。
以前だとはるか前に気づくんですけど、今回はもう始まってしまってから気付きました。
早めに気づいたとしても遠すぎて行けないわけですけどね。
今回の出品物はいつものようにWebサイトで一部紹介されていますが、以前よりもレンズが目立つような印象です。
銀塩で使う前提ではもうさすがにドシドシ売れるというのは見込めないでしょうから、ミラーレスで使ってくれるお客様を目当てに…という部分もあるのでしょう。
とりわけレンジファインダー機用のレンズを中心にお値段も安定的に高値維持ですが、一眼レフ用だとM42を始めとして結構お手軽なものもあるので、その辺りを狙うのがオススメかな。
個人的には手持ちのレンズもまだまだ試しきれていないものも多いですし、もし行く機会があるとしたら、あえてレンジファインダー機本体側を狙ってみたいかも。
とりわけライカMマウントはレンズもさることながら、カメラ側の完成度も素晴らしいものがあり、また所有してみたいなと思わせてくれるものがあります。
実際にはお値段の問題もあるので、バルナックライカや偽ライカが妥当な狙い目なんですけどね。
もちろん偽ライカといってもKARDON Ektar 47/2みたいな本家を凌駕しそうなものもありますが。
あと、カメラそのものを新たに入手するまでもなく、手元の銀塩カメラをもっと持ち出したいという気持ちもあるんですよね。
特に露出計の付いていない機種なんてもうずいぶん出番がない状態ですから…。
勘露出に慣れる意味でも念の為に単体露出計をお供に持ち出したいなぁと思ってみたりはしますが、まぁ春になったら、かな。
318月
玄光社からカメラ系のムック「中古カメラはこう買いなさい!」が9/19に発売になるそうで。
慣れないと意外とコツが掴みづらいカメラの中古購入ガイドとなる一冊で、フィルムカメラ本で有名な赤城耕一氏や中村文夫氏、大浦タケシ氏などの共著とのこと。
全般的にはフィルムカメラが主体ですが、マウントアダプタで人気のオールドレンズやデジタルカメラも網羅した内容のようです。
そもそもフィルムカメラの場合はデジタルカメラと違って店頭で撮ってみて絵を確認というわけにもいきませんから、状態確認とかチェックポイントなども慣れが必要ですからね。
大抵のお店では早めの試し撮りを勧められて、サクッとカメラ店周辺でフィルム一本使ってみる、なんてのが定番です。
初期不良時も中古では交換というわけにはいきませんから、購入額上限での修理や返金対応が多いかな。
ジャンクや現状渡しだと保証なしの自己責任で、というパターンも多いのが新品との違いでしょうか。
機種ごとのチェックポイントとしては、機械式だとフィルム式のモルトの痛み具合、スローシャッターの粘り、高速シャッターがちゃんと開いてるか、プリズム腐食、露出計がある場合はそこそこ精度が出ているか、などが主な点ですね。
特に高速シャッターが開いてないのは意外と店頭では気づきにくいケースがありますが、蛍光灯に向けてシャッターを切りつつ、フィルム室側から覗くと結構分かりやすいです。
レンズではカビと曇りがやっぱり最大のチェックポイントですが、これもやっぱり店内では蛍光灯が頼りです。
あとは絞り羽根の粘りが多い問題点ですし、意外とヘリコイドが固着したものも多いです。
ただ、状態の良い品は高額になりがちですから、あまり欲張りすぎず、自分がどうしても気になるポイントだけに重点を置くようにするのがコツかも。
そうした買い方や見極め方、それに中古カメラを扱ってるショップなどを解説してくれているというのはターゲットがかなり絞られそうですけど、あってうれしい一冊かと。
もちろん、中古は出会いと慣れという面もありますから、まずは手頃な価格帯から試してみるのも良いのかもしれません。
297月
8/22から28日まで新宿高島屋11階で「第5回 新宿クラシックカメラ博」が開催されるそうで。
季節ごとに銀座や渋谷など各地で開催される中古カメラ市の一つですが、私自身はこの高島屋のには行ったことがないんですよね。
開催団体もそれぞれ違っていたりで、このクラシックカメラ博は写真機商振興会の主催だとか。
なお、企画協賛にはモノ・マガジンの名前も載っていました。
出品される機材も一部紹介されていて、眺めて気になったのはROKKOR-TD 45/2.8やヤシカ ML 55/1.2などのレンズ辺りかな。
特に前者は私が持ってるロッコール45mm F2よりも薄くてレアそうです。
全般的にはやっぱりライカやハッセルブラッドが多いようですけどね。
あと、ポラロイドフィルムなども充実してるようですし、SX70用に補充するのも良いかなと思いますけど、実際には出張の予定もないので行けそうもありませんが…。
その他にも24,25日の土日にはジャンクコーナーもできるようですし、トークショー、写真展などもあるみたいで、ちょっと買い物ついでに寄ってみるのも良いかも。
見終わって出物がなくても新宿なら中古カメラ店も結構あるので、そっちに繰り出せるのも良いですしね。
295月
明日から渋谷の東急東横店で「第16回 世界の中古カメラフェア」が開催されるそうで。
期間は5/30(木)から6/4(火)までで、私事ながら東京出張と日程が重なってます。
ただ今回の出張はいつもよりもだいぶ日程がシビアでして、行けたとしても6/3の夜くらいですねぇ。
幸い、夜は21時まで(最終日は17時まで)やってるので無理すれば行けないこともないんですが、翌日に響きそう…。
まぁこれが「中古オーディオフェア」だったら無理してでも行くんでしょうけどね。
出品予定を見てみると気になるのはニッカ IIILかなぁ。
あとはエキザクタやライカRのレンズとかをちょっと見てみたいくらいでしょうか。
ちなみにここではずいぶん前にTopcon RE Superを買った記憶がありますが、あれ以来行ってないかも。
出物という意味では中古ということもあって大抵、初日の朝がいちばん充実していると思いますが、6/1(土)はサタデーサービスが開催されるとのことなので、仕事で初日に行けそうもない方はこっちを狙ってみるのも良いかもしれませんね。
また、初日以外は買取コーナーも開設されてるようなので、下取りしてもらいつつ購入というのもアリかも。
デジタル世代の方もオールドレンズを探す場所としてオススメですし、ちょっと前のデジタル機も結構混じってるので楽しめるイベントだと思います。
185月
いつもの新製品情報とかではなく、ごくごくローカルな話題ですが、ここでも良く紹介していたカメラたちをゲットしてきた地元のカメラ店のジャンク棚がきれいサッパリなくなってしまいました。
少し前あたりからその徴候はあってレンズのみになってたりしたんですが、ガラス棚そのものがなくなったので確定的だなと。
かろうじてコンデジも含むジャンクを入れた小さなカゴは残ってますけど、あれはどちらかと言うと新品カメラの下取り代わりに用意されてるような感じですから、珍しいカメラを見つけるのはもう難しいかも。
もちろんお店が悪いわけではなくて、そもそも私も最近はジャンクカメラを購入する機会がめっきり減ってたんですよね。
銀塩はそもそも利用者が減っていたのでしょうし、家に眠っていた珍しい機種も出尽くしてしまった傾向だったのだと思います。
お店としては場所を取るだけで売上に貢献しないものを置いておくスペースはないですし、系列店やオークション系の業者に一括して買い取ってもらったほうが良いのでしょう。
ただ、ないとは分かっていても立ち寄る理由にはなっていた部分もあり、残念なのは確かです。
デジタルも含め、出張時に買うことが多くて地元に貢献できてないのはちょっと反省もあります。
今後は普通の中古コーナーをチェックしようと思ってますが、せめてこっちにレアなアイテムが登場してくれたらなぁ。
欲を言えば単なる販売アイテムとしてだけではなく、カメラ愛を感じる品揃えだと嬉しいのに、と思うのはちょっと贅沢かな。
304月
エイ出版社のフィルムカメラ系ムック「CAMERA magazine」の最新刊、No.19が5/10に発売になるそうで。
今回の特集は「いま使いたい! 最高のフィルムカメラ」ということで、表紙はやっぱりこれという感じでLeica M2が飾っています。
なお、レンズはNOKTON 50mm F1.5 Aspherical VMが装着されていて、これはもうすぐ発売の新しいレンズとのこと。
私が以前持っていたLマウントのノクトンのレンズ構成をベースにしたものだそうで、外観は元祖フォクトレンダーのプロミネント用(一部Lマウントも出てたみたい)にソックリになってます。
コシナさんのレンズは大変優秀だと思うのですけど、デザインだけ懐古主義的な製品がちょっと最近増えてきた印象なのが残念かな。
それはさておき、特集のほうの中身に「テーマ別フィルムカメラ ベスト5」という記載が。
どういう「テーマ別」なのかは本誌が出てみないとわかりませんけど、私が今まで使ったことのあるカメラに限定した私的ベスト5でも挙げてみようかと。
MINOLTA X-1
Nikon S2
OLYMPUS PEN FT
PENTAX LX
Rollei 35
ベスト5と言いながら順位付けはしてないんですけど、おそらく本誌に入ってくるカメラとはだいぶ違うチョイスになっていそうです。
ミノルタのX-1がおそらく特に異質でしょうが、これはホントに良いモデルでした。
入手性が良くないのが難点ですが、XEもかなり近いですし、これをベースにしたLeica R3に通じる「大柄だけど扱いやすい」デザインも好きです。
Nikon S2はいわゆるライカ系ではなくてコンタックスの血筋となるモデルですが、今のニコンの原型を感じるものですし、丁寧な作りが良かったですね。
PEN FTはハーフカメラということでパシャパシャ撮れる気楽さと、レンズ交換も楽しめる奥深さ、そしてコンパクトなサイズが良くて今でもいちばん出番が多いフィルムカメラの一つです。
PENTAX LXもミノルタのX-1に通じるものがあって、どちらもニコンやキヤノンのプロ機に対抗しつつ、それぞれのメーカーの色を残してるところが面白いですし、LXのファインダーのキレイさはこれまた特筆ものです。
ローライ35についてはとにかく持ち出しやすい、というところに尽きます。
最近はどうあがいてもデジタルカメラのほうが主体になるわけで、サブで気楽にカメラバッグや時にはビジネスバッグに入れられるとなると選択肢が限られますからね。
同じ路線だとCONTAX TやRICOH GR1シリーズ、ミノルタのTC-1(これはまだ使ったことがないけれど)あたりも今の時代だからこそオススメできるモデルでしょう。
というわけで表紙から勝手に膨らませて書いちゃいましたが、本誌ではもっと一般的な記事が満載かと。
いつも書いてますが、素敵な写真もたくさん載ってるので、マンネリになりがちな日常写真への刺激にも良い一冊かと思います。