154月
週末ごとにちょっとずつ手持ちのフィルムカメラをチェックしていますが、以前から絞り粘りが気になっていたREトプコールを分解清掃しておきました。
これまでも何度も粘ってしまってるんですが、いつも根本解決をせずに絞り羽根に浮いてきた油を除去するだけですが…。
ヘリコイドに塗られたグリースが原因だと思うのですが、そこまで手を入れるとちょっと面倒なんですよねぇ。
おかげでいざ使おうと思うとまた粘っているという…。
ぼちぼちデジタルでも使ってみたいなぁと思ってるところなので、折を見て本格的に整備すべきかも。
カメラ本体の「Topcon RE Super」のほうは不具合もなく、相変わらず快調です。
結構頑丈なカメラですが、入手時からわりと打痕がたくさんあるんですよね。
そもそも最初はLeicaflexを買ったんですけど、それが初期不良で返品交換してもらったという過去があります。
最初のライカフレックスに付いてた先細ズミクロン50mmF2の描写もすごいものがありましたが、こっちの「RE Topcor 58mm F1.4」もお気に入りのレンズです。
このボディ、厳密に言うと名前もRE Superではなくてボディは「Beseler Topcon Super D」という海外輸出向けモデルで、プリズムがRE Superのものというニコイチになってます。
交換してもらう時に2台あったんですが、そこから状態の良いのを店員さんが選んでくれたらこんな具合になってしまったという…。
おかげで不良の多い露出計も未だに動いてくれていますから感謝なんですけどね。
これこそ重いので気軽に持ち出せませんが、さっきも書いたエキザクタのマウントアダプタをゲットしたあかつきには本体のほうもフィルムを詰めていっしょに持って出たいところです。
084月
先日はPEN Fを点検しましたが、この調子で手持ちの機器を少しずつ点検ついでに写真も撮ってみようかと。
#ブログネタが切れてるというのもありますが…。
手元に残ってるものでは我が家唯一のライカのカメラですが、レンジファインダーではなく一眼レフというのが私らしいところかと。
ベールはミノルタXDですけど、微妙なデザイン変更が入ってライカらしいデザインになっています。
電子カメラですし、R4の中でも不具合の多かった初期のMOT ELECTRONICなので修理ももう出来ませんが、今のところ調子も悪くありません。
一応ジャンクで買ったわけですが、当時の不具合もたしかフィルム窓のモルトがドロドロになってた程度かと。
レンズのほうはヤフオクで別途ゲットしたズミクロン50mm F2ですが、こちらはぜひデジタルでも使ってみたいと思っています。
RマウントのレンズはMマウントとは設計も全く異なるんですが、どれも優秀なレンズが多くて、ほんとはもっと追加したいところなんですけど、いくら人気が薄めのRマウントとはいえ高めなんですよねぇ。
それでもこの一本のためだけでもマウントアダプタをゲットする価値はありそうです。
ちなみに今回のも上海問屋の撮影ボックスとレフ板で撮りました。
先日紹介したダイソーのLEDライトも活躍してくれてますし、この組み合わせはなかなか重宝しています。
別にブログネタ程度で撮影ボックスを使わなくても良いんですけど、いざという時にすぐ使いこなせるよう慣れておこうかなぁと。
というわけで、これからもネタが少なめな時は無意味に銀塩カメラの再紹介が載るかもしれませんが、あしからず。
074月
パワーリンゴさんがオリンパスの銀塩ハーフ一眼レフ「PEN F」をゲットされていたので、私もたまには触ってあげないとなぁと棚から引っ張り出して来ました。
ホコリもかぶってかわいそうな状態だったので、まずは掃除から。
心配だったシャッターの調子はそれほど悪くなく、以前から調子がイマイチだった38mm F1.8の絞りがやや粘り気味なのと、本体側もシャッターを切ってから絞込み完了までのタイムラグがある程度でした。
このくらいなら特に分解整備するほどではなさそうですね。
せっかくなので後継モデルのPEN FTのほうもいっしょに整備しておきました。
露出計に入ったままの電池もまだまだ元気に動いている辺りが銀塩マニュアルカメラらしいですね。
ファインダーも本来ならハーフミラーを使ってある分暗いはずのFTのほうが状態は良いくらいです。
とりあえずは以前撮った写真でお茶を濁すとして、せっかくだからフィルムでも詰めて…といきたいところですが、まだ撮り終えてないカメラも何台かある状態ですし…。
まずはそちらを早めに撮ってしまって、こちらも最近稼働させていないフィルムスキャナの動作確認もしておいたほうが良いかも。
他のカメラたちもちょっとずつ触って動作確認をしてあげなくちゃかわいそうですねぇ。
121月
まだ少し先ではありますが、2/20から25日まで松屋銀座で「第35回 世界の中古カメラ市」が開催されるようで。
以前に何度か行ったことがありますが、今回は日程的に出張とは重なりそうもないですねぇ。
以前のは出張中に行ったのではなく、銀座勤務だった時だったかと思いますが。
おまけに中古カメラ市で買ったことがあるのは限られるのですけど、あの雰囲気の中で眺めるのが楽しいというのもあります。
カメラやレンズはもちろんのこと、ストラップとか、レアなアクセサリーも豊富ですしね。
今回は「アンティークカメラの歴史」ということで、戦前から2000年までを年代別に展示・販売するとのこと。
2000年発売のがアンティークなのか?と言われると微妙な気もしますけど、デジタルカメラ系のものも多少は扱うのかも。
デジタルは一眼レフであってもアンティーク扱いされるものは少なくて、ジャンクのような取り扱いのものが多いのが寂しいところですが。
他にもサタデーサービスや最終日感謝セールなど、バランス良く楽しめる内容を考えているようです。
どうしても出物が多い初日(しかも開店早々)が混みあう傾向がありますから、そこへの配慮という一面もあるのでしょう。
前述のとおり、私は行けませんが見るとすればオールドレンズを見たいかな。
先日の出張でもチラッと見たんですが、ライカRマウントのレンズを追加してみたいなぁと思ってみたり…。
ただ、思ったよりも価格が下がってないのはやっぱり最近のミラーレスの影響があるのでしょうね。
1912月
Amazonでいつものようにカメラ関連の新著をチェックしていたら、「カメラが好き」という本が12/25に出るのを見つけました。
どうやらクラシックカメラの本のようで、私が不勉強なのかもしれませんが、著者の有川孝之さんについて調べてみても特に何も情報がありません。
本の解説を見ると「親子3代でカメラ収集家」とのこと。
カメラの収集術を解説しているらしく、写真を撮る道具として以上にカメラそのものが好きなかた向けのかなりマニアックな一冊っぽいです。
章立ては以下のとおりだそうで、なんだかかなり自費出版物のような雰囲気を醸しだしている印象もありますけどね。
第一章 私の祖父は土木技術者
第二章 私の父は機械物が好き
第三章 私をカメラ好きに育てた父
第四章 私のカメラ道
第五章 国産カメラの現状について
第六章 ニコン一眼レフの現状
第七章 私のカメラ美容術
第八章 今の私の心境
ちなみに私はあまり中古カメラの状態には拘りません。
ジャンクばかりに手を出してるんだから当たり前なんですけど、カメラの傷もむしろそのカメラの歴史そのものだという思いもあるからなんですよね。
逆にどんなに状態がキレイでも写真を撮る機能そのものを失ったものにはあまり興味がないですね。
ジャンクも撮影に不具合があるケースが多いわけですけど、それを治してあげることに喜びを感じるというところでしょうか。
ただ、そうは言っても現状としてはせっかく整備したカメラたちも棚の中で眠ってることが多くなって、ちょっとかわいそうな感じです。
一年の抱負を書くのはまだちょっと早いですけど、来年こそはフィルムカメラもまたちょっと再開させたいです。
印画紙の値段が上がるとか、銀塩の先行きの暗いニュースが多いですし、微力ながらも多少は下支えしたいという思いもありますしね。
2010月
ロモグラフィーから中判フィルムカメラの新製品「Belair X 6-12」が12月に発売予定だそうで。
この時期にフィルムカメラのニューモデルが出るというのはすごいことです。
ロモというとトイカメラの印象が強いですが、今回の製品もその外観のかわいさを受け継ぎつつ、LC-Aの中判バージョンという感じを目指しているのかな、という感じです。
デザインとしては蛇腹を使った、昔ながらのスプリングカメラです。
また、撮影には120のブローニーフィルムを使うんですが、6×6や6×9に加えて、6×12というワイドフォーマットでの撮影も可能です。
撮影枚数がかなり少なくなっちゃいますけどね。
あと、今風に自動露出機能があるので、中判カメラが初めてでも馴染みやすいかも。
ただし、シャッタースピードは1/125秒単速のようなので、過度な期待は禁物かもしれませんが。
なお、AE用の電源はLR44が2個とのことです。
それから、もう一つのポイントがレンズ交換式という点かな。
90mmの標準レンズと58mmの広角レンズが付いているようで、この辺りの遊び心がロモらしい感じです。
ピントは見た感じだとゾーンフォーカスの目測式で、絞りもF8とF16の2段くらいになってるっぽいです。
巻き上げは当然ながら手動で、裏蓋に赤窓がちゃんとありますね。
「多重露光撮影可」となっていますが、そもそも多重露光防止機構が付いているのかもちょっと気になります。
その辺りも含めて楽しめる方が使うかとは思いますけどね。
お値段的には中古のスプリングカメラのほうが安いでしょうが、出来上がりの面白さも含めて楽しむカメラかと思います。