• 125月

    これだけデジタルが全盛の時代になっていますが、それでもまだまだ
    フィルムで撮る自分を、客観的にみると、「何故だろう?」と思うことがあります。

    もちろん、フィルム絶対主義者なわけではなく、撮る枚数でいえば、
    あきらかにデジタルのほうが多いんですけれど、フィルムで撮るほうが
    これまた明らかに楽しいのです。

    自分では「ただのカメラ好きだろう」と思っていたのですが、無論、そういう部分は
    確かに存在するのですが、どうやらそれだけではないようです。

    ほかの銀塩好きな方のブログを拝見していても、一様におっしゃっていらっしゃるのは
    「フィルムのほうが撮るのが楽しい」ということ。
    言い換えれば、頭の中の「喜ぶ場所」が違う感じなんですよね。

    これもまた色んなサイトさまからの受け売りですが、気分としては、
    「絵を描くような感じ」なんですよね。
    はたまた、「楽器を弾くような感覚」なのです。

    私に限っていえば、絵画の才能は全くないわけで、そんな私が絵を描くことへ
    あこがれて、銀塩写真を撮っているのかもしれません。

    カメラへの憧れも、筆や万年筆へのあこがれと似ているのではないでしょうか。
    ですから、必ずしもデジタル製品の「それ」とは、微妙に異なってくるのでしょう。
    必ずしも道具ありき、ではなく、良い道具があれば、なお楽し、というわけです。


    機械式シャッターで電池切れの心配が無いので安心できます。ハッセルブラッド500C/M (後期モデ…

    もちろん、気軽なスケッチでも、絵画には違いないんですよね。
    そのあたりの「分け隔てのなさ」も、どうやら私にとって、フィルムの魅力のひとつに
    なっているようです。


    シンガポール製カメラ ローライ 35 Rollei 35

    「じゃあ、デジタルは絵画とは違うのか?」と問われると、微妙なところ
    なのですが、ひとつには私の本業が「画像処理」だから、というのも影響
    しているのかもしれません。

    画像処理工学 (メカトロニクス教科書シリーズ) 画像処理工学 (メカトロニクス教科書シリーズ)
    末松 良一

    by G-Tools

    どうしてもデジタルを扱うと、「イコール仕事」という感覚に襲われるのかも。
    技術と理論で塗り固められた壁を抜け出せなくなってしまうのでしょう。

    かくいう理由で、今後も私はフィルムで写真を描き続けていくことに
    なりそうです。

    Filed under: FilmPhoto
    2009/05/12 10:57 pm | 2 Comments
  • 105月

    近所のカメラ店の中古コーナーに、ハッセルブラッドがわりと安めの
    お値段で置いてありました。


    【送料無料!】《中古美品》HASSELBLAD 503CXi +CF80mm F2.8 +A12

    カメラ本体は最近、結構安くなっていますが、レンズが付いて、10万円台
    後半に入ったところというのは、なかなか安いほうです。

    以前はハッセルには全く興味がなかったのですが、このところ、急に興味が
    湧いてきています。
    カメラマニアな私としては珍しいことに、機会としてのカメラの魅力に
    惹かれたわけではなく、ハッセルで撮られた写真に惹かれてるんですよね。

    以前はそれほど感じなかったのだから、おそらく撮られている方の腕の
    影響のほうが大きい気もするのですけれど、自分でも少しは近い写真が
    撮れやしないかなぁと思ってしまう、浅はかさ。(苦笑)

    とはいえ、おいそれと手が出るものではないので、一生のうちにゲット
    できたら良いなぁという、憧れの存在ですね。
    先日のローライもあることだし、本でも読んで夢見て過ごそうかなぁ。

    4022721510 アサヒカメラニューフェース診断室―ハッセルブラッド・ローライの名機たち (Asahi original)
    朝日新聞社 2002-01

    by G-Tools

    Filed under: FilmPhoto
    2009/05/10 8:21 pm | 憧れのハッセルブラッド はコメントを受け付けていません
  • 105月

    昨日のローライ35といっしょに、レンズも到着しました。
    それが「YASHICA ML Macro 100mm F3.5」です。

    YASHICA ML Macro 100mm F3.5
    YASHICA ML Macro 100mm F3.5 posted by (C)MacBS

    正直、ほかにも色々と掘り出しものがあったのですが、その中から
    厳選して、これを選んだわけです。

    かなりマイナーなチョイスだと我ながら思いますが、CONTAXで使えるし、
    価格を抜きにしても、出会える機会なんて、そうそうある品ではないですからね。

    この焦点域のマクロというと、マクロプラナーが有名なわけですが、こちらは
    今でもかなりのお値段です。


    送料無料_【中古品】コンタックス マクロプラナー 100/2.8 AE (J) 【あす楽対応_関東】【あす…

    マクロプラナーと違い、テッサー的なレンズ構成になってるようですが、
    製造はまず間違いなく、富岡光学さんですし、描写には期待できそう。

    かなりの重量級ですが、CONTAX AXとの組み合わせは程良い感じです。
    ポートレートなどにも使ってみたいなぁと思っています。

    Filed under: FilmPhoto
    2009/05/10 1:31 pm | YASHICA ML Macro 100mm F3.5 はコメントを受け付けていません
  • 075月

    新聞で、警察で使われているカメラも、フィルムからデジタルへ移行する
    というニュースを見ました。
    http://www.asahi.com/national/update/0505/TKY200905050160.html

    これまでは改変の問題もあって、裁判所に提出される写真はフィルムで
    撮ったものだけしか、認められなかったんだとか。

    まぁ、フィルムだと改変もほとんど不可能ですものね。
    デジタルでも、ニコンの「画像真正性検証ソフトウェア」などの取り組みは
    少し前から実施されていましたが。

    しかし、フィルムの一眼レフの現行機種が減って、高いモデルしかなくなった
    こともあり、デジタルへの移行が本格的になるようです。

    確かに選択肢がもはやほとんどないに等しいですからねぇ。
    今のカメラに慣れた世代にMFなFM10も苦しいでしょうし。


    【送料無料】ニコン FM10+35-70レンズセット

    で、新しいシステムでは、ライトワンスなメディアと、そのメディアしか
    受け付けないデジタル一眼との組み合わせになるそうです。
    でも、そのメディアにカメラ以外から書き込みをしたら、意味がない気も…。
    まぁ、記事よりも、もう少し複雑な仕組が用意されているんでしょう。

    ただ、ライトワンスのメディアが高いようで、フィルムの数倍だとか。
    うーん、そこまでコストを掛けるなら、専用のフィルムカメラを生産してもらったほうが
    良い気もしますけどねぇ。

    こうした業務用のニーズも減ってしまうと、ますますフィルムの生産が
    危うくなりそうで、心配です。
    なんとか残していける方法を模索していく必要がありそうです。

    Filed under: FilmPhoto
    2009/05/07 7:07 pm | 鑑識もデジカメに はコメントを受け付けていません
  • 045月

    最近、いつも拝見しているブロガーさんがCONTAXのレンジファインダー
    「CONTAX G1」をゲットされたようなので、私も気になって、ちらっと
    相場調べをしてみました。

    実は私も以前持っていたのですが、一眼レフに乗り換えたくなって、
    手放してしまったんですよね。

    あの頃はRXと同じくらいのお値段だったかと思いますが、だいぶ下がったんですね。


    《中古並品》CONTAX G1(21・35mm対応)

    G2はまだまだ高いので、修理の問題とかで値下がりしたのかなぁ?
    今思うと、良いレンズが多いし、本体の質感も素晴らしいので、もう一度
    持ってみたいかも。

    以前は標準レンズだけしか持ってなかったけど、28mmならレンジファインダー
    らしい、パンフォーカス的な使い方もできそうですし。


    新入荷_送料無料_【中古品】京セラ Carl Zeiss Biogon T*28mmF2.8

    といいつつも、既に一眼レフのレンズも結構ありますからねぇ。
    まずは本体を増やすより、フィルムを通してあげるべきなのかもしれません。(^^;

    Filed under: FilmPhoto
    2009/05/04 4:39 pm | CONTAX G1、下がったなぁ はコメントを受け付けていません
  • 035月

    先日、古いカメラの本を見ていたら、「ダン35」というカメラのことが
    書いてありました。

    35と付いていますが、今の35mmフィルムではなく、ボルタ判だと思います。
    ロールに巻き直せば使えないこともありませんけどね。

    まぁ、それだけなら、ただの古いカメラなのですが、実はこのカメラ、
    萩本商会という会社が製作したものです。
    この「萩本商会」はあの萩本欽一さんのお父さん、萩原団治さんが
    興した会社なんですね。

    残念ながら、カメラはあまり売れず、会社はなくなってしまいましたが、
    その会社は、銀座のカツミ堂の場所にあったんだそうです。
    http://www.katsumido-camera.com/special01/

    戦後はたくさんのカメラメーカーがあったんでしょうね。
    今はデジタルになったのもあって、簡単には参入できないので、
    そういう意味では面白いメーカーが参入するのは難しいでしょうねぇ。

    会社は残っているものの、撤退してしまったトプコンやコーワあたりにも
    せめてレンズだけでも再参入してもらえたら面白いかもしれません。


    【送料無料!】《中古難有品》KOWA コーワシックス + 55mm F3.5

    Filed under: FilmPhoto
    2009/05/03 5:20 pm | ダン35 はコメントを受け付けていません