1510月
枻出版社の銀塩カメラ系ムック「CAMERA magazine」の最新刊、No.18が本日発売になったようで。
銀塩の厳しい時代に出し続けてくれるのはホントにうれしいところです。
今回の特集は「気軽に使うレンジファインダーの名機」とのこと。
レンジファインダーといえば、やはりライカが代表格ですが、以前、M6は使ったことがありますし、contaxが試してみたいかなぁ。
キエフは持ってるので操作感は似たようなものでしょうけれど。
あと、Nikon S2も以前は持っていたのですけど、Nikon SPを一度使ってみたいと思ったまま、未だに触る機会もないままです。
今回の本の目次の中に「押せば写るカメラじゃ、人間の魂の奥は引き出せない」という文章がありますが、そういう意味でもこの時代のレンジファインダーは魅力的なんですよね。
以前も書いたように、写真を撮るのはカメラではなく人なわけですが、性能とは別の部分で心の引き出しを開けてくれるカメラって、やっぱりあるような気もします。
他にも「私の愛用フィルム」や「ハッセルブラッドが欲しい!」など、新しいネタのない銀塩の中で色んな提案をしてくれています。
ちなみに私の愛用フィルムというと、普段はやっぱり格安なフジの業務用フィルムですね。
好みという点ではアクロス100が好きかな。
昔はKodakのエクター25をバカの一つ覚えで使っていたこともありましたが、今考えると使いづらかったなぁ。
ハッセルブラッドはだいぶ前にプリズムファインダーをゲットしたまま、本体やレンズは未だに出物に出会わないままです。
ボディやマガジンはずいぶん安くなりましたけど、レンズはまだまだ高いですね。
ブローニーはもう本格的にフィルム供給が厳しくなりそうな予感ですし、来年あたりがラストチャンスかもしれません。
0410月
Amazonでカメラ関連の新刊を調べていたら、「クラシックカメラ少女+1」というのが10/27に出るのを見つけました。
どうやら「クラシックカメラ少女」という同人誌をパワーアップして出すようですね。
ヘッドホンやデジカメでこういった感じのが出てたのは知ってましたが、クラシックカメラを題材にしたものもあるんですね。
なお、同人誌版は以下の機種が取り上げられていたんだとか。
Contax II
Leica IIIf
Konica IIIA
OM-4 Ti
FM3A
CONTAX RTS II Quartz
Rollei35
CONTAX TVS
Rolleiflex 2.8F
ミノルタオートコード
ヤシカA
Hasselblad 500C/M
ゼンザブロニカ EC-TL
アサヒペンタックス 6×7
Polaroid SX-70
リンホフ マスターテヒニカ 45
私が持っていたor持っている機種もいくつか混じってますが、マニアックになりすぎず、良いバランスかも。
商業版ではさらに増えて、30〜40機種にボリュームアップ予定だそうですから、どんなカメラが選ばれるのか楽しみです。
個人的にはトプコンあたりを取り上げてほしいけど、バランス的にはキヤノンあたりを足すべきかな。
なお、カメラを持った少女のイラストがメインではあるのでしょうが、ちゃんと機種の紹介もあるみたいです。
こういったところをキッカケにでも良いので、フィルムカメラ需要がなんとか残ってくれればありがたいものです。
049月
今の興味に偏って、最近はどうしてもオーディオのほうの紹介が多いですが、最近では珍しくなったフィルムカメラ関連の書籍もちゃんとチェックしています。
そんな中で見つけたのが赤城耕一さんの「銀塩カメラ辞典」です。
ただ、9/7発売と、かなり発売時期が迫っていますが、まだあまり中身がわからないんですよねぇ。
紹介文には以下のようなことが書かれていました。
ライカ、単体露出計、増感現象、ニコマート、APSカメラ……。デジタル世代には摩訶不思議な、銀塩(フィルム)写真の豊かな世界を蘊蓄とユーモアで伝える。アカギ式銀塩カメラ用語辞典。
これだけだとちょっと堅苦しい辞典のような印象ですけど、用語をキーワードにした銀塩関連のエッセイみたいな感じじゃないかと予想してみたり…。
上の用語でいくと、デジタルでも増感や減感はあるかと思いますが、そんな細かいことは気にせず楽しく読むのが吉かと。
基本的にはフィルムで役立つことはデジタルでも役立ちますし、ぜひデジタル世代の方にこそ、読んでほしいかも。
デジタルになって撮り直しやその場ですぐに確認ができる影響もあって、自分も含めて、光が読めなくなってるんですよねぇ。
勘露出できるから偉いというわけではないですけど、光と影を意識することは写真の仕上がりも違ってきますし、ちょっと心に留めておくと、だいぶ違ってくるかなぁと思います。
218月
今年も新宿高島屋11Fにて「第4回新宿クラシックカメラ博」が明日、8/22から28日まで開催されるそうで。
あいにく出張もないですし行くことはできませんが、考えてみたら新宿高島屋開催のは行ってないですねぇ。
銀座や渋谷だと結構行ってるんですが、夏開催というのもあって機会がなかったのかな。
基本的にはフィルムカメラ、オールドレンズが中心ですが、さすがに時流もあって、デジタル一眼レフなども出ているようです。
出展される品も一部紹介されていましたが、個人的に気になったのはAR 57mm F1.2とかCRT-Nikkor 58mm F1.0あたりかな。
このあたりはやっぱり高めですが、ローライ35やAgfa Optimaみたいなコンパクトカメラも結構出てるようです。
お値段のほうはお世辞にも安いとはいえないようで、私も持ってる「NIKKOREX F」で3万円というのはちょっと高いような…。
ただ、ざっと調べなおしてみるとどこも意外と高値を付けてるので、レアさで人気が戻っているのかなぁ。
ちなみに土日はジャンク品コーナーや秋山武雄さん、飯田鉄さんのトークショーなどもあるそうです。
人出はいつもかなりのものなので、出物狙いなら初日のほうが良いかもしれませんが、他の用事ついでに寄ってみるのは面白いかもしれません。
めぼしいものがなかったら、そのまま新宿近辺の中古カメラ屋さんに移動しても良いですしね。
078月
「世界ヴィンテージ・カメラ大全」という本が9/1に発売予定だそうで。
最近はフィルムカメラを扱う本がめっきり減ってしまったので、久しぶりという印象です。
内容的には古今東西の銘写真機を約350種、メーカー約120社にわたって紹介してくれているそうです。
写真は1000点以上だそうですから、まさにカメラ図鑑のような感じなんでしょうね。
著者の根本泰人さんはハヤタ・カメララボの方だそうで、内容の充実度にも期待が持てそうです。
この手の本、以前はエイ出版社から良く出ていたんですよね。
私も文庫の図鑑シリーズや「〜のすべて」のシリーズ、マニュアルカメラ全集などを持っています。
中古本もブックオフなどでこまめに集めましたが、最近は中古ですら、あまり出てこない印象です。
今回のは東京書籍さんだそうですが、エイ出版社さんにもぜひこのシリーズ、復活させてほしいなぁ。
場合によっては過去のムックを電子化するだけでも需要はあるんじゃないかなぁ、なんて思います。
247月
「図解・カメラの歴史」という本がブルーバックスで8/21に発売されるそうで。
中身はまだあんまり良くわかりませんが、「カメラオブスキュラから、ライカ、コンタックス、さらに世界を制した日本製一眼レフまで。カメラの歴史とメカニズムの変遷をたどる。」とのこと。
新書サイズでの紹介となると文章が主体となるのかな?
筆者の神立尚紀さんによると、「写真工業」の記事がきっかけで出すことになったんだとか。
そういえば以前、愛読してた頃にお名前を拝見したことがあるかも。
フィルムカメラの情報を得る上で、とても有用な雑誌でしたが、フィルムですら厳しい時代ですから、廃刊になったのも仕方ないのでしょうねぇ。
ただ、潜在的なニーズはきっとまだまだあるはずですし、今回の新書の内容にも期待したいところです。
それにしても先々、デジタルカメラでもこういった感じの歴史本って出るものでしょうか。
歴史的に面白い機種というのはたくさんありますけど、銀塩時代のように時が経っても愛用したくなる、というのとはデジタルカメラの場合、ちょっと違うんですよね。
そもそも本自体が電子書籍ばかりになっていて、今とは違う状況かもしれませんけどね。