147月
厳しくなる一方の銀塩環境ですが、富士フイルムがネオパンSSなどのモノクロ関連製品の生産終了を発表したようで。
生産が終了するのはモノクロフィルムの「ネオパンSS」、手軽な自家現像キットの「ダークレス」、バライタ印画紙の「レンブラントV G2」とのこと。
個人的にはネオパンSSは最後まで残ると思っていたので、正直ビックリしました。
製造工程うんぬん以前に需要が少なすぎたのでしょうねぇ。
1952年に出たブランドで、ある意味、富士フイルムを象徴する製品だと思っていたので、ちょっとショックかも。
なお、生産終了後は代替品として「ネオパン100 ACROS」をとのことで、たしかに粒状性とか性能面ではこっちでも良いのですけどねぇ。
さらにモノクロ用の処理薬品も今年の9月から3割程度値上げされるそうです。
そしてフィルムカメラ本体にもその手は及んでいて、NATURA CLASSICA、CLEAR SHOT M、そして、KLASSE Wのシルバーも生産終了だとか。
KLASSE SとKLASSE Wのブラックは残るので、かろうじてフィルムカメラの灯は消えないようですが、このペースだと来年あたりには35mm、中版で1〜2品種のフィルムを残すだけ、という形にもなりかねないかも。
まずは手持ちのフィルムだけでも良いので、もう少し使う頻度を上げようかな。
富士フイルムもそうですけど、カメラ店さんのDPEもなるべく残って欲しいですしね。
127月
たまにはフィルムカメラのネタも、ということで、デジカメWatch経由で「歴史的カメラのイラストてぬぐい」を紹介してみようかと。
この手拭い、日本カメラ財団が発売してるものだそうで、23機種の「歴史的カメラ」がイラストで描かれています。
さすがにチョイスがマニアックで、描かれているのは以下の機種なんですが、私が持ってる機種はペンFくらいというマイナーさです。
パーレット(1925年)
ニコンM(1949年)
フジペット(1957年)
ズノー(1958年)
ミランダT(1955年)
パノン(1952年)
アサヒペンタックスK(1958年)
テレカ(1950年)
ビスカワイド16(1961年)
ゼプトンペン(1959年)
エコーエイト(1951年)
ヤルー(1949年)
トプコンウインクミラー(1960年)
ラメラ(1959年)
オリンパスペンF(1963年)
ヤシカ44(1958年)
ミノルタ(1934年)
マミヤスケッチ(1959年)
リコーフレックスIII(1950年)
ペタル(1948年)
ハンザキヤノン(1935年)
フォトクロームカメラ(1965年)
ゼンザブロニカ(1959年)
ちょっとしたカメラ好きでも知らない機種がほとんどなんじゃないかと思います。
ビジネス的に考えたらニコンFとかライカとか有名どころも混ぜておいたほうが良い気もしますけどね。
ちなみに売ってるのは「日本カメラ博物館」と通信販売だそうで、お値段は600円です。
他の通販グッズを見てみると、ポストカードにピンバッジ、ネクタイにスカーフなど、なかなかマニアックです。
日本カメラ博物館は一度行ってみたいなぁと思ってたんですよね。
調べてみると、いつもよく行く出張の訪問先からも意外と近そうですし、今度行ってみようかな。
今の特別展は「江戸から明治へ のぞきからくりの世界」だそうで、これまたちょっとマニアックではありますが、常設展示や写真展もあるようなので、うまく日程を調整して来月以降、考えてみたいと思います。
266月
リサイクルショップのワゴンセールにカセットテープを追加で買いに行ったんですが、そちらはすでに売り切れていて、代わりにぜんぜん違う「X線防御用バッグ」をゲットしてきました。
すっかりフィルムの出番が少なくなっていて、空港のX線検査でもフィルムに関する記載をあまり見かけない気もしますが、いざ買うと結構高いんですよね。
すでに手持ちのもあったはずですが、まあ何個あっても良いでしょう。
ISO800までということですが、実際にはこれに入れたままだと検査で引っかかって取り出すように言われそうな気もしますけどね。
出張や旅行に行く際に思い切ってフィルムカメラのみにしてみる、というのはいつも考えるんですが、やはりちょっと厳しいかなぁ。
フィルムスキャンが面倒なせいなのか、理由は自分でもよく分からないんですが。
ただ、最近はフィルムカメラの新たな出物も少なくなっていますし、手持ちのカメラを活用したほうがよっぽど新鮮味があるという状況かも。
つい小さなカメラからチョイスしがちですが、マニュアル一眼あたりを引っ張りだして持ち歩くのも良いかもしれません。
ただし、カバンにもすっきりと入りやすいPEN FTとかOM-4とかのコンパクトなボディが良さそう、と思ってしまうあたりは以前と比べて軟弱になったなぁと痛感します。
166月
今回もバタバタと終了した東京出張ですが、 V.J.Catkick@さんとご一緒させていただく機会もあって、カメラ店もそれなりに覗いてくることができました。
そんな中で気になったカメラをいくつか紹介してみようかと。
まずいちばん気になったのはレオタックスメリットでしょうか。
Leotaxのバルナックタイプの機種はすでに手持ちのもありますが、これはかなり後期のもので、フィルム巻き上げがレバー式になっています。
お値段もかなり手頃になっていて、以前だったら手にしていたでしょうね。
ただ、バルナックライカそのものでも今は安くなってますし…。
そして最終日に見かけたのは「Primar Reflex II」という中判カメラ。
かなりの機種を知ってるつもりですが、これは初めて目にしました。
1950年頃の東ドイツのカメラだそうですが、このスタイルは結構好みでした。
最後は珍しくもなんともありませんが、CONTAX G1。
ROM交換済みで不具合もない機種が5000円を切っていました。
レンズはミラーレスで活躍していますが、それだけにボディは見捨てられた状態なんですよねぇ。
CONTAX Gレンズをお持ちの方はぜひボディも拾ってあげてくださいませ。
そして今回もカメラのゲットはありませんでした。
その代わりと言ってはなんですが、Rolleiのレンズキャップをゲット。
48mmという記載がありましたが、手持ちのXF35にピッタリじゃないかなぁと。
帰ってから装着してみたら多少キツいものの、かぶせ式なので、そのうちフィットするでしょう。
ずいぶん安上がりですが、こういう小物こそ、都会でないと見つからない代物ですから、非常に良い買い物でした。
315月
今年も渋谷の東急東横店で「第15回 世界の中古カメラフェア」が開催されるそうで。
開催は明日6/1から6/6だそうですから、出張とはタイミングが合いませんでした。
渋谷で買ったのはTopconくらいのものですから、行ってもただ見るだけなんですけどね。
出品予定品も載っていますが、個人的にグッと来るものはあまりないです。
お金に糸目をつけないのであれば、レクタフレックスとかガンマあたりは使ってみたいですけど。
曜日ごとのイベントとしては、6/2(土)はサタデーサービス、6/4と6/5の夜(18〜20時)はタイムサービスをやるそうです。
また、2日以降は買取コーナーも開設するそうですが、なんとなく勢いが感じられないのは、現状の銀塩を取り巻く環境を考えたら仕方ないのかも。
正直、Nikon D3あたりの中古を置いたほうが人が集まるのかもしれないですねぇ。
ただ、実際に行ってみると、なかなか普段は出会えないような品を見ることもできて、やっぱり楽しいものです。
フィルムカメラに興味がない方もマウントアダプタで使えるオールドレンズなども多数あるでしょうし、チラッと立ち寄ってみると面白いかもしれません。
235月
少し前に富士フイルムからはAPSフィルムの製造終了が告知されていましたが、予定よりも早く、5月末を持ってすべての販売が終了してしまうんだとか。
当初は今年の12月くらいまでは在庫を出荷していく予定だったようですが、なくなるとなって買い込みがあったのかなぁ。
35mmや中判はカートリッジがシンプル(ブローニーは紙で巻いてるだけだし。)なので、フィルム自体が製造できればなんとかなりますが、110やAPSはそういうわけにいかないですからねぇ。
特にAPSは磁気記録の機能もあるので、さらに再開は望み薄かも。
ただ、110フィルムのほうはLomographyがモノクロながら「Lomography Orca 110 B&W Film」を復活させるようですし、需要さえあれば可能性はあるのかな。
しかし、110カメラはトイカメラの需要がありますが、APSはねぇ。
CONTAX TixやRollei A110など、面白いカメラもあるので、必要な方は早めに押さえておくしかないかもしれません。