• 0610月

    予想外に大きな不具合もなく使えていたmacOS Sierraですが、数日前に急にiMessageとFaceTimeが使えなくなりました。

    最初はiPhone相手にiMessageで送ったはずのメッセージ(普段は青の吹き出し)がなぜかSMSでの送信(緑の吹き出し)になっていて、「あれ?」と思ったのがきっかけです。
    念のためOSを再起動してみると、サインアウトした状態になっていて、以下のエラーメッセージが表示される状態となってしまいました。

    imessageerr

    FaceTimeも同様になっていて、これは以前あったiPhoneアプリの購入ができない症状と同じ(Apple IDは別)かなと。
    その時はアタックを受けたか何かでパスワードを変更して解決しましたから、Web上からApple IDのパスワードを更新して再挑戦しますが、症状は同じです。
    同じIDを使っているiCloudは問題なく再設定できましたし、iPhone 7やiPhone 5sではFaceTimeもiMessageも普通に使えるのですけどね。

    ネットで調べてみると、まずは「24時間待て」とのことなのでそれも待ちましたがダメでした。
    Discussion Boardも眺めてみましたが、特別、Sierraで問題が起きている様子もなく、それ以前の事例から以下のようなこともやってみましたが効果はありませんでした。

    ・NVRAMリセット
    ・plistの削除
    ・キーチェーンの削除
    ・紐づけされている他のメールアドレスでのサインイン

    今回のApple IDが「mac.com」という古いものなのが関係してるのかと思って、紐づけされている「iCloud.com」や「me.com」なども試しましたが、これだと一瞬サインインできたかのように見えるのですが、直後にやっぱりアクティベーション中に…のメッセージが表示されます。
    動作としてはどうもクライアント側ではなく、サーバ側の問題のような印象ですけど、iPhoneでうまくいってるのがよく分かりません。

    こうなるともう手に負えず、Appleサポートの電話予約をしておきました。
    予約しておいた時間から数分遅れて電話がかかってきて、まずは自動応答、その後、数分でサポートの方が出てくれました。
    30分弱くらい、基本的なチェックや本人確認などがありましたが解決できず、「スペシャリスト」に交代することに。

    そこで再度、本人確認やライブラリ配下のIdentityServicesフォルダの削除、新規ユーザーアカウントを作成しての確認などもやりましたが、やはり同じエラーメッセージが出続けます。
    気になるのは上に貼った「メッセージ」アプリの環境設定ウィンドウが妙にデカいんですよねぇ。
    iOS 10で強化されたメッセージに対応してない部分があったりしますし、非互換でもあるのでしょうか。

    結局、現状では打つ手なし、となりまして、本国のエンジニアに問い合わせすることに。
    長くて4日ほどかかるようですが、実際の問題解決はSierraのマイナーアップデートで…ということもありそうな予感です。
    また情報提供ということで、システムログなどの情報を取り出すツールを使って取り出しました。
    ただこの情報ファイルが320MBとデカくて、Appleが用意しているファイル受け渡しサイトでは送れず(200MB以内らしい)、メールもこちらのSMTPのサイズ制限でダメで、結局、私のレンタルサーバ経由で受け渡しました。

    ここまでの電話サポートで2時間強。
    こちらも大変ですが、サポートをされる側も大変ですねぇ。
    iMessageもFaceTimeもiPhoneでは動作してますから、メッセージを受け取り損ねる心配はとりあえずありませんが、同様の問題に直面する方が今後出てくるかもしれないと思い、ひとまず、まとめておくことにしました。
    現時点では問題解決には何の役にも立ちませんが、進展があったらまた追記したいと思います。

    Filed under: Mac
    2016/10/06 7:00 pm | 3 Comments
  • 0210月

    東京出張が入ったりした関係上、ちょっと出遅れましたがようやく重い腰を上げてmacOS Sierraにアップデートしてみました。

    th_dsc05032_lr6

    先延ばししていたもう一つの理由が英字キーボードでして、これまで愛用していたKarabinerがまだ対応してないとのことで、他の方々が見つけてくれていた「⌘英かな」にまず乗り換えました。
    あとはTimeMachineに最後のバックアップを取ってもらい、アップグレード開始です。
    開始から1時間くらいで「残り16分」の表示が出ていましたが、どうせまた遅れるのだろうと思いつつ放置して、さらに1時間経っても「残り13分」でした。
    その後、下の画面で止まってしまった時はハングしたか?と心配になりましたが、2時間半ほど経過してようやくiCloud設定画面になり、そこからはまあまあの時間でとりあえずアップグレード完了しました。

    th_dsc05047_lr6

    あとはこれまで通り起動してくれて、今のところ動かないアプリも見つかっていません。
    IPMessengerでOsakaフォントが自動ダウンロードされたくらいでしょうか。
    拙作のMuteConやMBBInfもGatekeeperさえクリアすれば問題なく動作しているようです。

    気になる動作速度ですが、結果的には以前とさほど変わらない速度で動いています。
    アップグレード当初はとてつもなく遅く、これはどうしよう?という状態でしたが、どうやら裏でいろんな残処理が走っていたようです。
    CalendarAgentやら、「写真」アプリの人物認識処理、TimeMachineなどが目立って足を引っ張っていたような気がします。

    メモリ消費はやはり少し増えていて、起動時で使用済みメモリが5GBほど、キャッシュが3.8GBほど使っています。
    うちのMid 2011はメモリだけは多くて16GBありますからそこは安心ですけど、最低でも8GBはないと厳しいでしょうね。
    あと、なんとなくレインボーカーソルが目立つ気がするのは、ディスクアクセスがやや増えているからでしょうか。

    Mac miniもそろそろ見直しの時期かなぁという気もしていますが、調べてみると10月にニューモデルという噂もあるようで、とりあえずはその情報待ちでしょうか。
    SSD換装も悪くないなとは思うのですが、仕事で使ってるマシンですし、肝心の仕事用データは外付けドライブに分散させて置いてあるので、どこまで効果があるかなと。
    実際、現行の梅モデルをメモリ8GBにCTOしたリビングのMac miniのほうは、かなり機敏な動作をしていますからねぇ。(まだSierraにはしてませんが。)

    そんなこんなで、マシンについてはしばらくこの状態で様子見ですが、拙作のソフトのGatekeeper対応は考えなければいけない時期に来ているのかも。
    Apple Developer Programは現状11,800円のようです。
    MacだけでなくiPhone開発にも使えるので、有料の新作でも作る気があればすぐにでも加入するのですけどね。

    Filed under: Mac
    2016/10/02 12:00 pm | macOS Sierraにアップデート はコメントを受け付けていません
  • 229月

    iPhone 7に機種変更してから…というわけでもないのですが、私のMac mini(Mid 2011)が最近、かなり遅く感じるようになってきました。

    たしかにiPhone 7を使い慣れるとそれに慣れちゃうところもあるのは否定できないところではあります。
    なにしろMac miniどころか、MacBook Proの2013年モデルにすら近い処理能力があるらしいですからね。
    ただ、iPhoneがいくら速くても、やっぱりMacの代わりにはならないのです。

    具体的にどういう時に遅いかと言いますと、顕著なのはLightroomやOfficeなどです。
    これらを同時に立ち上げてもメモリとしては16GB搭載してるので不足を感じることはないのですが、CPUパワーが足りないのでしょうね。
    またディスクアクセスも多くなるようで、そこはSSDへの換装で一時しのぎできるのかもしれません。

    ただ今さら256GBのSSDにするのもイマイチですし、512GBになると2万円弱はかかるわけで、以前よりは多少値上がりしてるMac miniとはいえ、2011年モデルにそこまで投資できるかは微妙なところです。
    それに2011年モデルは古いOSが動くからか、購入時とさほど変わらないくらいのお値段で処分することもできますし。

    で、買い替え前提だと、今なら2.6GHzデュアルコアIntel Core i5の竹モデルでしょうか。
    以前の機種のように自分でメモリを増設することはできませんが、8GBでもそんなに困ることはないかも。
    ちなみに16GBに変更してもらうと、24000円高くなるようです。

    問題はニューモデルが出る可能性です。
    2010年から2012年にかけては毎年、その後2014年に出てるので、そろそろ新しい機種が出る確率は意外に高そうです。
    OSもmacOS Sierraが出ていますし、搭載メモリも増強される可能性がありますね。

    そんなmacOS Sierraも来週の上京まではとりあえず見送っておく予定です。
    なにやらGate keeperがより強化されて、署名なしアプリはますます厳しくなってるようですし、そろそろ拙作もStoreアプリにすべきなのかなぁ。
    フリーソフトの場合、開発費が稼げるわけでもないのがつらいところですが、Sierraを入れてみて、マシン性能や開発意欲などがどうなるか判断して決めていこうかと思ってるところです。

    Filed under: Mac
    2016/09/22 12:00 pm | Mac miniが遅く感じる はコメントを受け付けていません
  • 146月

    WWDCでいくつか発表になりましたが、その中から「macOS Sierra」に軽く触れておこうかと。

    一度、「Mac」が取れて「OS X」になった名称が、今度はmacが小文字でくっついて「macOS」となりました。
    続いて付いている「Sierra」は山脈という意味だそうです。
    なんとなくハンガリアン記法のような雰囲気でバランスが悪い気もしますけど、徐々に慣れてくるでしょう。

    7月にpublic betaが配布されて、秋に無償でアップグレードできる予定とのこと。
    対応モデルなどはまだ発表になってないと思いますが、そろそろ2GBメモリのモデルは厳しいのではないかと予想されますから、初期のMacBook Airなどは足切りされる可能性が高いかも。

    機能の向上点は現時点では英語ページしかないですけど、詳細はそちらを見てもらうとして、大まかには以下のような感じでしょうか。(かなり不正確な要約です。)

    ・SiriがMacで使えるように
    ・「写真」の機能向上
    ・Apple PayがWebで使えるように
    ・iPhoneやApple Watchが近くにあればパスワード無しでアンロック可能に
    ・iPhoneなどでコピーしたクリップボードがmacOSと共有可能に
    ・古くなったファイルをiCloudに転送したり、削除(!)したりしてくれる
    ・「メッセージ」で大きな絵文字やビデオの再生、リンクのプレビューが可能に
    ・iTunesで新しくなったApple Musicを提供

    正直なところ、あまり嬉しい機能がないような気もしますが、地味に便利になりそうな感じですね。
    Siriはほとんど使ったことがないのですけど、デスクトップを自室で使う時こそ、Siriの出番が増えるのかも。
    ちょっとしたミスでファイルが消えたりしたら怖いですけど。

    とりあえずpublic betaを使うつもりはないですけど、正式公開されたら入れようと思います。

    Filed under: Mac
    2016/06/14 7:00 pm | macOS Sierra はコメントを受け付けていません
  • 195月

    珍しく仕事に集中していたら、Appleからたくさんのアップデートが出ていることに気づきました。
    さすがにそれからアップデートするのは大変&怖いので、しばらく様子を見て徐々に更新してみました。

    IMG_1989

    まずはiOS 9.3.2ですが、こちらは不具合修正レベルっぽかったので、今回はiOSでOTAアップデートとしました。
    今回はiCloudのパスワードを聞かれるようなこともなく、何の問題もなしにアップデートが終了しました。
    何処が変わったのかもよく分かりませんけどね。

    OS X 10.11.5のほうも基本的にはセキュリティアップデートですが、内容を見てみると結構たくさん変わっていて、特にグラフィック周りが結構変わっているっぽいです。
    いっしょにSafariやiTunesもアップデートされました。
    こちらも不具合は特にありませんが、気のせいか、ちょっとだけグラフィック性能が上がったような…。
    事前にベンチマークでもやっておけば良かったですね。

    まだ紗羅のMac miniやiPadなどは更新してませんが、特にトラブルもなさそうですし、順次アップデートしていこうかと。
    何か新機能でもあれば、もうちょっと楽しくアップデートできるんですけど、AppleだけでもOSをいくつも持ってますし、こうやってセキュリティ対応してくれるだけでもありがたいと思うべきでしょうね。

    Filed under: Mac
    2016/05/19 12:00 pm | Apple、たくさんアップデート はコメントを受け付けていません
  • 214月

    先日、突然今まで使ってきたApple IDでサインインできなくなるという事態が起きました。

    iCloud用などは新しいものになっているんですが、iPhoneアプリや楽曲購入に使ってきたのは、もういつ作ったか忘れたくらい古い「メールアドレスでない」タイプのものだったんですよね。
    これまで領収などが届いていたメールでも検索ができず、他のiCloud用のアカウントが見つかるのみです。

    数時間待つと復活することもある、というのを見かけたので翌朝まで待ってみましたが、状態が変わらないのでアップルのサポートに電話して対応してもらいました。
    心配していた「秘密の質問」ですが、これはバッチリ回答できたのですんなり対応してもらえました。
    どうやらこのアカウントをメールアドレスに紐付ける際に、メールアドレスを打ち間違えていたようです。
    そもそもひも付けてあったメアドも「mac.com」ですから、もはやメールも届かないでしょうけれど。

    それでもなぜこれまで領収が届いていたメールで検索できなかったのかが疑問ですが、サポートの方曰く、複数のApple IDがあって混乱が生じているのではないか、とのことでした。
    見つからないゴタゴタで、そのメールアドレスでもアカウントが別にできてしまいましたし、少なくとも3つは同じアドレスが連絡先になってたことになります。
    昔からAppleを使っていると、mac.comやらme.comやら、色々な変化の経緯も全部引き継いでいますからね。

    そんなわけで同様の事態を招かないためにも「メールアドレスでない」Apple IDをお使いの方は早めにメールアドレスにApple IDを変更しておいたほうが良いかもしれません。
    ただ、iForgotも「Apple IDを管理」でもこのタイプのアカウントはメールアドレスを入力しないと通らないんですけどね。
    そんな場合はAppleサポートさんに電話対応していただくのが良いと思いますが、秘密の質問にしっかり答えられるようにしておくのも大切かと思います。

    Filed under: Mac
    2016/04/21 12:00 pm | Apple ID、使えなくなる はコメントを受け付けていません