236月
WWDC2020でAppleがMacのCPUを独自の「Apple Silicon」に切り替えていくことを発表したそうで。
まだ「本物」はできておらず、デモではiPad Proと同じA12Zを積んだMacで実施されたそうですが、ARMアーキテクチャということですね。
A12Zプロセッサを搭載したMac miniを開発者向けキットとして500ドルで貸し出すようですから、最初はほぼA12Zに近いものになるのでしょう。
macOSも「Big Sur」が秋に登場し、ここからはIntelと双方のCPUで動作するようになるとのことです。
Macはこれまでも1984年の680×0から1993年にPowerPC、そして2006年にはIntel x86と、CPUを渡り歩いてきました。
私が本格的にMacを使うようになったのはPowerPC G3/G4あたりから(一応、Macintosh Classicは持ってた)ですけど、一応その全てに立ち会ってきたということになります。
個人的に愛着が深かったのはPowerPCですけども、Intelに移行する際もRosettaで大きなトラブルはなかったですし、今回もその名称を引き継ぐ「Rosetta 2」が用意されるそうですから、順調に移行が進む可能性は高そうです。
また64bit化などでマルチバイナリへの対応も元々できていましたし、そちらも「Universal 2」で双方のバイナリを含むアプリケーションを作成可能とのことです。
私も曲がりなりにもMac用フリーソフトを作ってきていましたけども、起動音がなくなって久しいですし、もう「MuteCon」のARMバージョンを作る必要はないかなぁ。
MagicMouseのバッテリー残量を通知する「MBBInf」のほうはできれば更新したいなぁとは思っていますが。
もうひとつ大きな変化はiOSやiPad OSのアプリもそのまま使えるようになるという点でしょうか。
Intel Macでも逆Rosettaがあれば動かせそうなものですけど、そこは「Apple Silicon」のアドバンテージという意味でもやらないのでしょうねぇ。
逆にIntel MacはBootCampという特色もあったわけでWindowsも使えたのですが、これもBig Surで切り捨てられなければ良いですけど…。
いずれにしても「Apple Silicon」になったらMicrosoftが対応しない限り、Windowsは動かなくなるわけですけどね。
Intelもすぐに消えるわけではなく、2年くらい掛けて移行するんだとか。
正直もうMacでなくては!という部分もそう多くはないのですが、iPhoneなどとの親和性も考えつつ、ここ数年で今の手持ち機種(Mac ProとiMac)をどうするか考えていこうと思います。
055月
こんな時期ではありますが、MacBook Proの13inchモデルに新作が登場するようで。
予約はすぐに開始され、発送は最上位モデルが5/15、ほかは5/12と現状なっているみたいです。
いちばん驚いたのはTouch Barがまだ健在なところでしょうか。
フロントカメラを強化してFace IDという路線もありそうなところですが、マスクが多用される時期でもありますし、Touch IDのほうが便利とも言えるかもしれません。
私はApple Watchを常用しているので、これで入るのがいちばん楽ちんですけどね。

MacBook Proを以前導入したのがほぼ3年前のLate 2016 Touch Barモデルだったので、なにか因果なものを感じます。
結局、思ったほど出番がなく、値崩れする前に手放したのは正解だったかも。
アレはCore i5の2.9GHzだったんですが、今回のは「第8世代の1.4GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ」となっています。
「Turbo Boost使用時最大3.9GHz」ですし、性能的には倍くらいになってそうです。
ストレージも最低でも256GB、カスタマイズすれば最大4TBまで増やせるのだからスゴイものです。
うちのMac Proもせめて512GBくらいにしたいなぁ。
また、これは単なる噂ではありますが、CPUがiPadなどと共通のARMに移行するのでは?という噂がMacにも流れているのですが、どうやらまだその時期ではなさそうです。
iPadもどんどん性能向上していますけど、結局はソフトウェアの充実度にもよるわけですし、用途も微妙に違うのでマウスやキーボードをはじめとしたUIも異なるから、CPUは揃えられてもOSやアプリまで簡単に統一!とはいかないのでしょう。
そんなキーボードが「Magic Keyboard」の名を冠するものになったのも今回の売りのひとつになっています。
逆に言えばこれまでのキーボードの評判がかなり悪かったとも言えるわけですけどね。
そもそも「ESCキーがある」というのを堂々と書かれても、それで良いのか?と思う部分はあります。
私自身はまだデスクトップを使いたい、それもディスプレイ独立の…という懐古主義な立場ですので、あまり惹かれる部分はないのですが、現実的には完成度が高まったモデルになっていることでしょう。
あとは今年もmacOSが更新されるのか?といったところも気になりますし、逆にFaceTimeやiMessageをWindowsに解放してくれたりしないかなといったソフトウェア部分での展開にも期待したいところです。
1710月
32bitアプリが動かなくなるということで躊躇していたmacOSの最新版、Catalinaですが結局アップグレードしてしまいました。

32bitアプリはそんなに多くはなく、いちばん大きいのはAcrobat X ProでしたがOCRもBROTHERのアプリが対応してますし、サイズ縮小もプレビューでこと足りるのでもう良いかなと。
あとはBUFFALOのNAS Navigator 2が対応してないくらいです。
ちなみにCleanArchiverは有志の方の64bitバージョンを入れ、OLYMPUS カメラアップデーターはOlympus Workspaceに入れ替えました。

ここまで準備したらあとはもういつもどおりの更新で、特に不具合も今のところはなさそうです。
メールやメッセージが消えた、Adobeアプリの挙動がおかしいといった不具合も出ているみたいですから、慌ててやる必要はない気もしますけどね。

いちばん大きく変わったのはiTunes周りでしょうか。
iPhoneの同期がFinder側に分離され、Apple Musicを強要する感じになってるのが気に食わないですが、それも含めてAudirvanaを入れたという感じです。
Sidecarも2013のMac Proは対応してないようですし、macOSも面白みがない感じになってしまいましたねぇ。
紗羅のiMacのほうはまだ保留にしてありますが、Office for Macが2011なので、そこが最大の課題です。
Office自体は使わなくても良いと思いますけどOutlookをメインのメーラーにしていたので、これをThunderbirdに切り替えるのに苦労しました。
結果的にはEagleFilerというソフトでmboxに変換することでなんとか移行できた感じです。
なお拙作のMuteCon、MBBInfは64bit対応してありますので、一応問題なく動作すると思います。
そろそろ何か新しいフリーソフトでも作ってみたい気もしますけど、そもそも自分で欲しいなと思うような機能が見つかれば作ろうかなといったところです。
129月
一旦はリビングに設置したものの、実質的に出番がなくなっていた27inch 5K iMacですが、ヤフオクも最近はトラブルが目立つので売却方法をいろいろ検討した結果、ラクウルを使ってみることにしました。
ラクウルはソフマップが運営していて、商品を箱に詰めて送るだけで査定してくれる今どきな雰囲気の買い取りサービスです。
Apple Storeも新しいMacを買い取る時に下取り価格が査定できたりしますが、えらく安いですから最初はあんまり期待せずに型番で検索してみたんですよね。
「MF886J/A」の検索結果は現時点で79,000円となっています。

他の中古取り扱い店舗よりやや高めですし、それだけでも十分買い取りしてもらう価値があるかなと。
ちなみにポータブルオーディオ類は結構安めでしたし、据え置きオーディオはそもそも掲載があまりないですから、得意、不得意分野はあると思います。
またブランド品や腕時計など結構品種は多彩ですし、箱を届けてもらってそれにいろいろ詰め合わせて送ることも可能なようです。
もちろん、今風に送料はラクウル側が負担してくれますし、査定金額が気に入らなければ返品時の送料もかかりません。
課題はiMacのデカさでして、化粧箱、外箱と収納した状態ですと170サイズになってしまいます。
ラクウルは本来、以下のような但し書きがされています。
集荷可能な箱サイズは、縦・横・高さの合計が160cm以内、重さ25kg以内です。
そこで事前に問い合わせしてみたのですが、買い取り品目にも挙げているくらいですので、回収できます、とのこと。
ただ集荷の現地対応でサイズオーバーを指摘された場合には連絡すれば交渉してくれるというお返事で、安心して申し込みました。
申し込んだのが9/7で、荷物が届きますとラクウルから到着のお知らせが届きます。
メールでも届きますが、スマホアプリまで用意されているので、こちらを入れておくのが便利でしょう。
9/9の到着で、査定もなんと翌日の夕方には出てきました。
この辺りのスピード感もスゴいですね。
金額も検索結果の満額(メモリが16GBの分と初回500円もプラスαで上乗せ)回答でしたので、即決で買い取りをお願いしました。
するとこれまた速攻でウォレットにその金額がチャージされます。
ラクウル独自のウォレットですが、そこから250円の手数料で銀行振込ができる仕組みです。
なお、初回は本人確認が必要ですが、こちらもスマホアプリやWebから免許証などを事前に送っておけば、こちらも1日も掛からず本人確認をパスできます。
さらに銀行振込も三菱UFJ銀行だったのもあると思いますけど、夜間でもこれまたすぐに振り込まれていてビックリ。
この流れに慣れてしまうと、ヤフオクなどは手間が掛かり過ぎて面倒になってしまいますね。
もちろん、出品前提でしっかり自分なりに清掃もしましたし、OSも再インストールして備品も揃っていたというのはあるでしょうけれど、査定が終わってしまえばクレームが入ることもないですし、評価や写真撮影なども不要なのはずいぶん負担が減るように感じました。
品種や状態によって価格面での有利、不利はあると思いますが、とにかく手間を掛けずに余っている機材やブランド品を処分したい場合には検索くらいはしてみる価値は大いにあるサービスだと思います。
119月
iPhone 11系はあまりに新鮮味がなさ過ぎるので、Apple Watch 5のほうだけざっくり紹介してみようかと。

本日から予約開始、発売は9/20とのこと。
今回の目玉はAlways-On Retinaディスプレイ搭載でしょう。
これにより常に画面を表示し続けられるようになったそうですが、画面を表示し続けた場合のバッテリーの持ち時間は約18時間ですから、だいぶ微妙ですね…。
より詳しいバッテリー情報は別途ページが用意されていますが、Series 3も同じ約18時間でCPUは2倍速ということらしいですけど、消灯して良いからせめて24時間は謳ってほしいですよねぇ。
お値段は42,800円からで、アルミニウムからステンレス、セラミック、チタンと種類は余計に増えています。
エルメスとかナイキはまぁ良いとして、他はもう少し整理しても良い気がしますけどね。
watchOS 6も9/20にリリースされるようで、ありがたいことにSeries 1から対応してくれるようです。
もちろん機能はそれぞれで微妙に異なるとは思いますけどね。
耳の健康を守るというノイズ機能が面白そうですけど、Series 2は対応しているかな?
音が大きすぎると警告する機能もあるようですし、騒音計としてもサードパーティ製のiPhoneアプリよりは精度が確保されているでしょう。
オーディオやってると通知がうるさくてオフにしそうな予感もしますけどね。
それに単純にピークで通知しても屋外で車や飛行機などの通貨に反応することが多そうですし、できれば累積の時間で通知される仕組みであってほしいところかもしれません。
また、もうひとつ嬉しいニュースはApple Watch Series 3が値下げされることでしょうか。
38mmサイズならGPSモデルが19,800円、GPS+Cellularモデルが30,800円(いずれも税抜)と、だいぶ手に取りやすいお値段に。
42mmもGPSモデルが22,800円、GPS+Cellularで33,800円(同様にいずれも税抜)ですから、Series 2から買い替え、買い足しもアリかも。
逆に言えば旧モデルは大幅に中古価格が下落しそうですね…。
デザイン面などはあまり大きな変化がありませんが、iPhone単独では得られないメリットもあると思いますし、「今回のiPhoneは見送りだな」という方はこちらに手を出してみるというのも良いのかもしれません。
117月
Appleから予告なくMacBook ProとAirのモデルチェンジが発表されました。
もう発表からちょっと時間も経ったので詳細はそれぞれのサイトを見ていただくとして(ぉ、雑感を適当に書いておきます。
今回のアップデートの肝はメーカー側からするとラインナップの整理のような印象を強く受けました。
MacBook Proはあまり評判が良くないのを承知でTouch Barに統一されましたし、MacBook Airの値下げもあってか、MacBookはラインナップから消えました。
これでMacのラインナップは大まかに以下のようになったということになります。
MacBook Air
MacBook Pro
iMac
iMac Pro
Mac Pro
Mac mini
デスクトップが4種類に対してノートが2種類というのは今のパソコン全体の売上比率からするとずいぶんデスクトップ寄りにも感じますが、実際にはスマートフォンやタブレットへの移行が進んでいて意外とノートがその割りを食う形になってきつつあるのかも。
金額的にも高額化がやりやすいデスクトップに対してノートはむしろ値下がり傾向なのも手伝っているのかもしれません。
iMac Proに関しては通常のiMacのバリエーションとして統合されそうな気もしますけどね。
また、Touch Barに関してはそれそのものよりもApple T2 Securityチップを搭載しておきたいという思惑もありそうに感じました。
mac OSとiOSの統合を見据えた場合、Face IDやARなどiOS側で独自に進化した部分を吸収する器を用意しておきたいのかなと勘ぐってみたり。
現状のT2では足りない部分もあるでしょうけれども、将来のOSではT2非搭載の機種を切るというのはあり得ることかなと。
その上で残念に感じるのはメモリがオンボードで標準8GBというところでしょうか。
デスクトップのProとMacBook Proはどうもずいぶん開きがあるなぁというのが以前からの正直な印象で、拡張性があまりにもなさ過ぎに思えてしまいます。
Mac miniですら、もうオンボードメモリはやめたわけですし。
macOS Catalinaは64bitオンリーで32bitを切るわけですし、個々のアプリが数GBを使う時代という意味合いなのでしょうから、それで8GBはわりとキツいはずです。
今のMojaveでもキャッシュは別にしてアプリケーションメモリはすぐに16GBを超えてきますからね。
一方で良さそうに思えるのはMacBook Airが税別とはいえ12万を切ってきたところです。
Mac miniも最廉価モデルで9万弱とずいぶん上がっていますし、そもそもキーボードやマウス、ディスプレイが付属しませんから、ほぼ同じくらいと言って良いでしょう。
CPUの違いこそあれ、True Tone搭載Retinaディスプレイでもありますし、今いちばん身近なMacと言えそうです。