• 248月

    みんぽすさんにお借りしたソニーのコンデジ「DSC-RX100M4」ですが、返却の準備をする直前に、「もうちょっと撮りたい」と思いたち、ドライブのお供に連れて行って写真を撮ってきました。

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    行ったのは旧宇目町のととろ地区というところにある、名前にちなんだ色々たち。
    著作権的にどうなんだろう?という気もありますが、なにせ地区の元々の名前ですから、本家も黙認(?)しているのでしょう。
    たしかもうバスは運行していなくて、地域のコミュニティバスに代わっていたはずですが、バス停の看板だけは残っています。

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    ここでもかなり山奥ですが、ここから旧本匠村を経由して、津久見のつくみイルカ島を下見に。

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    私はてっきり以前からの津久見市内にほど近いところにあるかと思ったら、四浦半島にあるんですね。
    トンネルが出来たおかげで時間はさほどかからなかったですが、おかげで海はキレイでした。

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    …とここまでただの日記のように書いてきましたが、ここにRX100IVの魅力が実は潜んでいます。
    最初にも書いたように「撮りたい」と思わせてくれるカメラなんですね。
    一眼レフのように被写体に真剣に向かい合うそれとはちょっと違っていて、どちらかと言うとケータイの内蔵カメラのような気分なんです。
    それでいて、上の写真のほとんど(バス停の写真以外)はJPEG撮って出し、という気軽さでシャープな写真が撮れるのも魅力です。
    そのお値段からどうしても本気カメラという印象になってしまいがちですが、実はもっとカジュアルに使ってこそ楽しいカメラなのではないかな、という感想が残りました。

    そうそう、このカメラの魅力は動画にもあるのですが、私はどうもあまり動画は苦手でして、一応試しにハイスピード動画も録ってみました。

    本匠村を移動中にちょっと車を停めて清流の流れを録ってみただけですが、普通の動画にインサートして使ったりしてみると面白そうです。
    4K動画にも対応していますし、こちらもケータイの内蔵カメラ感覚の延長線で使えつつ、使い込めば懐の深いカメラですね。
    一ヶ月ほど使わせてもらって、あえてカメラマニアよりも、ふだん仕事に忙しい方の心のなかにあるカメラ旅の欲求を掘り起こしてくれる、そんなカメラだと感じました。

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    Filed under: Mono Fellows
    2015/08/24 7:00 pm | SONY RX100IV ドライブのお供編 はコメントを受け付けていません
  • 118月

    みんぽすさんからお借りしているSONYのコンデジ「DSC-RX100M4」ですが、手持ちの他のRAW記録対応コンデジといっしょに持ち歩いてみました。

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    まずはその機種一覧からご紹介します。

    ・SONY DSC-RX100M4
    ・RICOH GR DIGITAL III
    ・FUJIFILM FinePix F800EXR

    それぞれ撮像素子のサイズも全く違いますし、単焦点から高倍率ズームまで、それぞれの得意分野も異なりますが、あえて広角側で比較撮影してみました。
    まずはSONY DSC-RX100M4から。

    [ SONY DSC-RX100M4 ]
    作例 DSC-RX100M4

    画角をなるべく揃えるため、どの機種も28〜29mm相当程度で撮影しました。
    続いてRICOH GR DIGITAL IIIです。

    [ RICOH GR DIGITAL III ]
    作例 GR DIGITAL III

    そして最後はFUJIFILM FinePix F800EXRです。

    [ FUJIFILM FinePix F800EXR ]
    作例 FinePix F800EXR

    ざっと見たところだと、機種ごとの味付けに違いこそあれ、それほど大きく違わないような印象もあります。
    ただ面白いのはファイルサイズで、縮小画像でもRX100 IVがいちばん大きく、次がGRD3、そしてF800EXRが小さいと、撮像素子の大きさ順になっているのが面白いところです。
    ただ、どれもRAW「でも」撮れるというのが個人的には非常に嬉しいところで、プロやマニアの観点だと撮影時に適正露出で…となりますが、実際には露出だけではなく、ホワイトバランスやトーンの調子などを整えたいことも多々あり、その時にJPEGを元画像にするのは少々心許ない時があります。

    もちろん、その際にRAW+JPEGでもストレスのない保存時間であることも重要です。
    その点では高速なメモリカードを使っていることも手伝って、RX100 IVは快適に撮影ができました。
    ただ、それとは直接関係ないのかもしれませんが、使用していると本体の温度がやや温かくなる傾向がありました。
    暴走するようなことはありませんでしたが、複雑な動画撮影などをこなすだけに処理パワーもかなりのものなのかもしれません。

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    比較だけでは少々物足りませんから、いくつかその時に撮った作例もいっしょに掲載しておきます。

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    撮影順序としては先日のレビュー、星の宵よりもこちらのほうが前に撮ったわけですが、まだ慣れていないなというのが写真にも現れていますね。
    画角とか操作性という面だけでなく、より掘り下げたものを撮るためにはそれなりに使いこなす必要が出てくる「深みのあるカメラ」だと感じました。

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    Filed under: Mono Fellows
    2015/08/11 12:00 pm | SONY DSC-RX100M4 レビュー コンデジ比較編 はコメントを受け付けていません
  • 098月

    みんぽすさんからお借りしているSONYの高級コンデジ「RX100 IV」を持って、臼杵市の夏のイベント「うすき星の宵」に出かけてみました。

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    th_DSC00291

    なお今回の写真はすべてJPEG未加工(リサイズのみ)です。
    RAW記録も一応したのですが、JPEGの仕上がりがノイズも色合いも素晴らしいので、下手な現像は不要かなと。
    参考までに1枚だけ、α700で撮った写真を比較のために載せておきます。

    [ α700にて撮影 ]
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    古い機種とはいえ、一眼レフでしかも単焦点レンズで撮ったんですけど、トーンの調子などがZEISSの威光を前にして霞んで見えるような気がしてしまいます。

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    だいぶ操作に慣れてきて、ファインダーのポップアップで電源ON、接眼部を引き出して撮影、というスタイルにも馴染んできました。
    やはり気分はRollei 35に近い雰囲気ですが、ズームができますし、DMFを設定したので、暗がりでややピントを外す傾向も拡大してチェックするのもスムーズにできるようになりました。

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    一見暗い中での撮影のようですが被写体が光であることもあり、ISO感度は思ったより高くはありませんが、その代わり開放近くの絞りで撮っていてもこのシャープさというのは並みのコンデジではこうは行きません。

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    当初は「やっぱり撮れ味はコンデジかな?」という印象もうっすらあったのですが、こうやって使い勝手に慣れてくると使い手の期待に応えてくれるようになりました。
    見かけはコンデジでも中身はかえってレンズ交換式カメラよりも使いこなし甲斐のある、深いモデルというのが今回の撮影での感想です。

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    8月末まではもう少し時間がありますし、また夏のイベントに連れて出かけてみたくなる、そんなカメラでありました。

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    Filed under: Mono Fellows
    2015/08/09 7:00 pm | DSC-RX100M4で星の宵を撮る はコメントを受け付けていません
  • 038月

    みんぽすさんからお借りしているソニーの高級コンデジ「DSC-RX100M4」ですが、私はいつものようにRAW_JPEGで撮影していて、基本的にはRAW現像しているのですけど、どうもJPEGのほうがシャープな印象がありました。

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    そこで、早速比較してみることに。
    まずはJPEG撮って出しの写真から。

    th_DSC00124

    そしてRAW現像した写真です。

    th_DSC00124_LR6

    なおRAW現像には先日、同機に対応したばかりのLightroom 6.1.1を使っています。
    サイズ的にうちのサイトに等倍画像を置くのは厳しいので、上の2枚から等倍で切り出したものを貼ってみますが、やはりJPEGのほうがZEISSらしい絵になってる気がします。
    (左がJPEG撮って出し、右がRAW現像)

    JPGRAW

    もちろんRAW現像ですからシャープネスを調整したりすればどうにでもなる領域ではありますが、良く見るとJPEG画像のほうは歪曲補正などが掛かっている形跡が見受けられて、そうした点でもJPEGのほうが有利とも言えそうです。
    純正の現像ソフトを使えば良いのでしょうが、たくさんのカメラを使い分けている私にはわざわざメーカーごとに使い分けるのはちょっと厳しいものがあります。

    もう一枚、愛犬の写真でも比較してみましょう。
    まずはJPEG撮って出しです。

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    そして次がRAW現像したものです。

    th_DSC00028_LR6

    室内でISO3200で撮影されているのにそのノイズの少なさには驚かされますが、Lightroomでそのまま現像するとやはりかなりノイズが目立ってきます。
    そこでノイズ除去のパラメータを普段使っているα700のISO1600用のプリセット適用にしてあるのもあり、毛の一本一本の解像感でJPEGのほうが処理がうまいなと感じます。
    高速なメモリカードであることも手伝って、RAW+JPEGでもα700以上のレスポンスで軽快に撮影ができますが、コンデジの本分を活かす意味でも内部処理の良さという点でも意外とJPEGでしっかり撮るのがおすすめのカメラかもしれません。

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    これだけでもなんですし、私はどうも動画は苦手ですので、スチルのほうの作例ということでいくつか載せておこうかと思います。

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    操作性などはしっかり最新デジカメですが、なんとなく撮れ味はローライ35でも使っているような気分にさせてくれるカメラです。
    絵もなんとなくRollei35のテッサーやプラナーっぽい気もしてくるのはちょっと思い込みも入ってるかもしれません。

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    次回以降は他の手持ちのコンデジとの比較や苦手な動画のほうもスーパースローモーションなどを試していく予定です。

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    Filed under: Mono Fellows
    2015/08/03 7:00 pm | SONY DSC-RX100M4 レビュー RAW/JPEG比較と作例 はコメントを受け付けていません
  • 317月

    みんぽすさんからSONYの高級コンデジ「DSC-RX100M4」をお借りしたので、まずはカメラのレビューも撮影も慣らし撮影した写真を照会しながら気づいた点を書いてみたいと思います。

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    シリーズ第4弾のRX100M4(本体にはRX100 IVと記載されてますが、メーカーサイトではRX100M4なので、後者で表記を統一させてもらいます。)はコンデジとはいえ、なんと4K動画記録に対応している超弩級性能のプレミアムコンパクトです。
    ただし、撮影条件によっては最大でUHS-I(U3)対応のSDXCメモリーカードが必要となります。
    手持ちのだとせいぜいClass10対応のSDHCでして、もちろんそれでもXAVC S記録方式での動画撮影は可能です。

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    今回はメモリカードも貸与していただきました。
    ただし、さきほどの100Mbps対応のではなく、60Mbpsまで対応のカードですから、60Mbpsまでの4K動画やスーパースローモーション動画の撮影はできます。
    静止画、動画だけでも公式サイトにわざわざチャートを作るくらいの多様さで、正直ちょっと全部は理解しきれないかも。
    動画はまた動画のレビューも書きたいと思いますが、大枠で言うとAVCHDやMP4では1920×1080、60pまでで、4Kで録画する場合には「XAVC S」というので記録しないといけないようです。
    ちなみにMacでも同社のユーティリティソフトウェアで再生可能です。

    少々話が逸れましたが、最近すっかり新しいモデルから遠ざかっていた身には「とうとう来たか」という感じのUSB充電スタイルです。
    USB-ACアダプターは付属しますし、あとは付属のUSBケーブルで本体と接続するだけですけれど、なんとなく充電器にセットするタイプのほうが嬉しいかなと。
    またこのタイプはほぼ必ずそうだと思うのですが、バッテリーの固定爪がなく、SDカードスロットの共用の蓋を開けるとバッテリーが飛び出してきます。
    SDカードもUSBケーブル経由で本体をカードリーダライタにしろ、ということなのでしょうが、個人的にはバッテリーは固定されてくれていたほうが嬉しいですね。
    もちろん、本体サイズを少しでも小さくしようと努力した結果の選択なのかもしれませんが。

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    そんなこんなで、到着してすぐ説明書も読まずに充電だけ済ませて早速、わりと近くの温室に持って行ってみました。

    使い勝手は他のコンデジと共通するもので、大抵の部分はすぐに慣れました。
    ただ、帰ってきてから「XGA OLED Tru-Finder」が内蔵されているのを思い出したという…。
    使い方もすぐにはわからなくて、ポップアップしたままだと視度が全く合わなくてボケボケでして、メーカーサイトを見て手前に引き出す必要があるのに気づいた次第です。
    説明書を読まない自分が悪いのですが、ボケボケの状態の時に引き出すように指示の画面が表示されるとか、自動で手前に出てきたらさらに良いかも。

    th_DSC00091_LR6

    軽く撮影してみた「撮れ味」としてまず感じたのはZEISSらしいシャープさと発色の良さです。
    コンデジとはいえ、一部のレンズ交換式カメラ並みの大きさの撮像素子を積んでいるというのもあって、ここには掲載しきれませんが等倍で見ても驚くようなシャープさを持っています。

    th_DSC00060_LR6

    一方、せっかく構図は自分の狙ったように撮れていても、イマイチ、ピントがビシッと来てないケースもありました。
    ファインダーを使ってなかったせいでブレてたりするのもありますが、ダイヤルを使ったDMFやMFモードでの拡大表示、ピーキング表示など、操作にもっと慣れる必要がありそうです。
    ただ、DMFの場合にダイヤルを回しても拡大表示にならない(設定もなさそう)のは、できればファームウェアアップデートなどで改善してほしいところです。

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    今回はその代わりにロックオンAFをかなり多用しました。
    他のメーカーでも似たような機能を搭載している時は結構積極的に使っていますが、これは便利ですね。
    ただ、RX100M4では画素数もレンズのシャープさも素晴らしいだけに、それではまだ厳密に見るとズレていることが結構ありました。

    あと、カタログスペックとしてはワイド端でレンズ先端から約5cmまで、テレ端で約30cmまで寄れるのですが、使用感としてはもう少し寄れたらなと感じる場面が結構ありました。
    最近の大型素子のモデルはどれもマクロに弱くなっている傾向がありますが、スペック上はかなり寄れるはずなので少々不思議な感覚です。
    ワイド端が24mm相当というのも影響しているのでしょうか。

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    また、そのマクロ撮影時に特に感じたのですが、周縁部がやや不自然に流れたような歪んだような違和感を感じることがありました。
    おそらくレンズ特性の電子補正が入っていて、それが違和感につながっているのかもしれません。
    もちろんそれ自体がレンズの味みたいな感覚で面白い結果を生む場合もありましたから、ここも慣れ次第だとは思います。

    全般的にはまだ人間のほうがカメラに振り回されている感の多いファーストショットというところです。
    これから約1ヶ月弱、お借りできる予定ですので、頻繁に持ち歩いたりマニュアルを読んだりして、もうちょっと人間のほうが精進して次のレビューにつなげたいと思います。

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    Filed under: Mono Fellows
    2015/07/31 7:00 pm | SONY DSC-RX100M4 レビュー 慣らし撮影編 はコメントを受け付けていません
  • 1911月

    長野発のワインアイテムブランド、AMUSERのアクセサリーセットから、今回はワインエアレーターをレビューしてみます。

    この記事はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が行うブログレビュー企画に参加して書いています。
    本企画への参加及び記事掲載は無報酬ですが、商品の提供を受けています。また、この文章の掲載以外、メーカーから記事の内容に対する関与は受けていません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)

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    まずはエアレーターの意味からですけれど、空気のAirとは直接関係なくてaerate(通気する)という単語から来ています。
    写真のようにエアレーター内部の通路がツイスト構造になっていて、中でグルっと360°ワインが回転されながら出てくる間に空気と撹拌されるという、意外と単純な仕組みです。
    その前提として、ワイン(特に赤ワイン)にはデキャンティングといって、別のデキャンタに移し替えることで沈殿物を除去したり、ワインの芳香をより鮮明にする場合がありますが、これをもうちょっと簡易的にやろうというものかと。
    ただ、それこそ本格的なデキャンティングは熟練した技が必要なわけで、正直それをこの注ぎ口だけで出来るのかな?というのが先入観として考えていたことでした。

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    そこでまずは試しとスペインの安めの赤ワイン、ヴィーニャ・ラストラを選んで実験台にしてみました。
    このビオロジックワイン、フルボディに近い感じで、フルーティーなものの、やや渋みや酸味が強く、さすがにお値段なりのお味(コストパフォーマンスは高いですが)です。

    これを後日レビューする予定の充電式電動ワインオープナーで開け、早速、そこにエアレーターを装着して注いでみます。
    普段の注がれ具合からすると量が1/3くらいになって少々もどかしくもありますが、エアレーターが斜めにカットされているのでこぼれる恐れもなく、かえって注ぎやすいくらいです。
    挿し口から漏れるということも私が使った限りではありませんでした。
    ただ、飲んでる途中はそのまま栓ができませんから、いちいち外して、これまた後日レビュー予定のプリザーバーに付け替えるのは面倒ですし、そのまま立てておくのも瓶を倒しそうで怖いです。
    構造的に難しいかもしれませんが、プリザーバーとエアレーターがドッキングしたようなものが作れたら、もっと便利に使えるかもしれません。

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    さて、肝心のお味のほうですが、なにぶん官能評価になってしまいますけれど、たしかにハッキリと変化するように感じます。
    渋みや酸味が程よく抑えられ、口当たり柔らかになりました。
    良い喩えかどうかは分かりませんが、しっかり撚ってあるケーブルがほぐされたような、そんな固さがとれたリラックスするお味になっているように私には感じました。
    もっとありふれた表現をするなら、ワンランク上の味になった、というわけですね。
    ただ変化の方向が柔らかくなる方向性だと思いますから、ワインとの相性もあるのではないかと思います。
    甘口の端正なお味のものより、今回選んだようなちょっと野性味のある、やや熟成不足のものに向いているのではないかと感じました。

    いずれにしても今回のアクセサリーセットの中では正直「オマケ」くらいに思っていたエアレーターですが、意外と使えるアクセサリーです。
    さすがにこれ単独で買うのは使い勝手も含めてどうかな?と思いますけど、単品でオープナーだけ買ったりするよりもどうせならアクセサリーセットで購入するほうが、ワインを楽しむ上ではオススメかなと思った次第です。

    Filed under: Mono Fellows
    2014/11/19 7:00 pm | AMUSER レビュー ワインエアレーター編 はコメントを受け付けていません