• 108月

    SIGMAさんからお借りしている標準域ズームレンズ「17-70mm F2.8-4 DC MACRO HSM」ですが、α37に装着して地元の花火大会の動画を撮ってみました。

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    花火大会の会場ではなくかなり遠く離れたビルの屋上からですので、テレ端側で手持ちAFというかなりラフな撮影ですけど、開放側から優秀なレンズということも手伝ってくれてわりと普通に撮れました。
    静止画で優秀なレンズは当然ながら動画でも良い描写だということを改めて感じました。
    もちろん動画ならではの動作音やAFスピードなどの部分でも、HSMの駆動が静粛かつ迅速なので非常に使い勝手が良かったです。

    また、参考までにminoltaのAF ZOOM 75-300mmF4.5-5.6で撮った動画のほうも貼っておきます。

    ちなみにこれはαのほうの仕様なんですけど、レンズ内モーター搭載レンズではカメラ本体側のフォーカスモードスイッチをMFにしてもAFのままなんですね。
    MFにしたい場合はレンズ側に用意されているAF/MFスイッチを切り替える形になります。
    手持ちのSONY純正の18-55mmでも同様でしたし、シグマのほうにもちゃんとレンズにAF/MFスイッチが用意されているので全く問題ないのですけどね。
    その18-55mmとの比較も近日中に静止画のほうでやってみたいと思っています。

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    2013/08/10 7:00 pm | SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO HSM レビュー 動画編 はコメントを受け付けていません
  • 068月

    みんぽすさんからシグマの標準域ズームレンズ「17-70mm F2.8-4 DC MACRO HSM」をお借りしました。

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    他のシグマ製品同様、SIGMA SA、SONY α、NIKON F、PENTAX、それにCANONと各マウントに対応したレンズですが、お借りしたのはSONY αマウント用です。
    なお、ソニーとペンタックス用は他のマウントと違って手ぶれ補正のOS機構が搭載されていません。
    Contemporaryラインに属するこのレンズ、先日発表されたマウント交換サービスにも対応(有償15,000円)していますが、マウント変更時はOS機構が付いたり外れたりすることになりますね。
    この二社はボディ内手ぶれ補正が搭載されているからということなのでしょうが、レンズ構成は手ぶれ補正を意識した設計のままでしょうし、できればOS機構もあったらうれしいかな。

    パッケージはシンプルな最近のラインを踏襲したものですが、以前お借りした「35mm F1.4 DG HSM」などと違って、レンズケースが付属してないんですね。
    私自身はお借りした時もケースは全く使わないですから気になりませんけど、丁寧に保管される方はちょっと注意が必要かも。

    レンズについてはしっかりしたもので、かなりコンパクトなα37だと少し大きめに感じますが、持ち歩いてもそれほど邪魔に感じないバランスです。
    465gという重さはSONYで標準で付いてくるSAL1855の210gと比べればさすがに重いですが、テレ側に広く、また最大倍率1:2.8と近接撮影に近いことを考えれば、このレンズ一本で済ませられるというメリットもあるかと。

    最短撮影距離は22cmとなりますが、テレ端でのワーキングディスタンスは5.52cmほどです。
    メーカーサイトではこれについて「被写体とフードがぶつかってしまうほどマクロレンズ並みに近寄ることができます」とセールスポイントのように書かれてますけど、ワーキングディスタンスが短いとレンズの影が写り込んでしまいがちです。
    テレ端でレンズがかなり伸びるからというのが理由だと思いますが、実際の撮影ではうまく工夫したほうが良いでしょう。

    ただ、そうした辛めの視線とは相反して、実際に使ってみると非常に使い心地の良いレンズです。
    近接撮影でも描写は現代的にシャープですし、ワイド側もテレ側もバランスが良くて統一感のある描写なのがそう感じる理由かと。
    FOVEONを使ったMTF測定器「A1」で全数検査されることによる、ムラのない品質も安心感につながってるのだと思います。

    今回は軽く試し撮り程度でしたが、手持ちのSAL1855や単焦点レンズなどと比較しながら、いろんな被写体で試していきたいと思います。

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    Filed under: Mono Fellows
    2013/08/06 7:30 pm | SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO HSM レビュー 到着編 はコメントを受け付けていません
  • 287月

    みんぽすさんにお借りしているTokinaの超広角ズームレンズ「AT-X 12-28 PRO DX」ですが、手持ちの超広角単焦点レンズ「AT-X17AF PRO」と撮り比べてみました。

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    ちなみにAT-X17AF PROのほうはSONY αマウント、お借りしてるのはNikon Fマウントということで、それぞれSONY α700、Nikon D300とカメラ自体も違うことを前もっておことわりしておきます。
    では早速、同じ17mm(35mm換算だと25.5mm相当)で撮った写真を貼ってみましょう。

    [ AT-X 12-28 PRO DX (絞り:F5.6) ]

    [ AT-X17AF PRO (絞り:F5.6) ]

    少し古いレンズとはいえ、同じTokinaのレンズで単焦点かつ35mmフルサイズ対応ですから、それなりに良い勝負あるいは勝てるかと思いましたが、コントラスト等、全般的にお借りしたズームレンズの勝利と見て良さそうです。
    前々回のレビューで逆光にやや弱いと書きましたけど今回の撮影ではそうした部分は見られず、むしろ手持ちの17mmのほうが全般的に滲んだ描写になったような印象でした。

    [ AT-X 12-28 PRO DX (絞り:F8) ]

    [ AT-X17AF PRO (絞り:F8) ]

    特に色乗りに違いが見られるようで、やはりそこはコーティングの進化によるものが大きいのではないかと思われます。
    前回までのやや近接寄りの描写よりもこのレンズの場合、遠景のほうが良さが出せるような気がしますね。

    [ AT-X 12-28 PRO DX (絞り:F5.6) ]

    そして忘れてはいけないのは当然ながらズームレンズで、ワイド端は12mm(35mm換算で18mm相当)とさらに超広角だという点です。
    これまでだと撮れなかった画角を押さえられ、しかも今の場所のまま引き寄せたい場合には28mm(35mm換算で42mm相当)までいけるというのは撮影の幅を広がられますね。
    さらに12mm側で4枚ほどパノラマで撮れば、こんな広大な写真も撮ることができちゃいます。

    [ 12mmで撮影した4枚をパノラマ合成 ]

    上両隅を「コンテンツに応じる」で少し補っていますけど、90度を優に超える範囲を4枚で収められるのは非常に便利です。
    「パノラマ合成なら普通の広角でも出来る」という声も聞こえてきそうですが、上下の画角も広いのが超広角の大きなメリットです。
    上下に二段で合成すれば無理ではありませんけど、使い勝手は超広角レンズのほうが断然良いですからね。
    また、周辺部の収差や減光が少ないこともスムーズな合成に役立っていると思います。

    あえて欠点を挙げるとすれば、先日の近接時の描写とAPS-C専用というところでしょうか。
    近接時の描写に関してはフローティング機構などであと一歩改善してほしい気もしますが、もしかすると個体差も多少あるのかもしれません。
    APS-C専用という点はレンズの大きさとの兼ね合いもありますし、そもそもAPS-Cだからこその12mmというのもあるでしょうから、フルサイズ機をお使いでないのであれば、むしろメリットだと考えるべきかと。
    そういう意味でもAPS-C専用機で広大な風景を撮りたい方にはオススメできるレンズだと思います。

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    Filed under: Mono Fellows
    2013/07/28 8:00 pm | Tokina AT-X 12-28 PRO DX レビュー 比較編 はコメントを受け付けていません
  • 207月

    みんぽすさんからお借りしているTokinaの超広角ズームレンズ「AT-X 12-28 PRO DX」ですが、その後もぼちぼち持ち歩いてなんとか少し枚数を撮って慣れてきたので、2回めのレビューをしてみようかと。

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    これは別にレンズのせいではないのですけど、とにかく今年は暑くてなかなか枚数が増えてませんし、単焦点との比較もまだ出来てない状態です。
    主にはNikon D300本体が大きくて重いので本格的に「今日は撮りに行くぞ」と身構えないと持ち出せないというのもありますが、この超広角の場合もレンズもなかなか立派なサイズですし、なによりこれ一本で用が足りるというわけではないのも大きいかも。
    都会の建造物などが主体の街撮りなら42mm相当もあれば十分なんですが、散歩がてらだともう少し寄りたいと思うことも多いです。

    前回も最短撮影距離が0.25mだと数値以上にもうちょっと寄れれば…と感じるシーンも多いと書きましたが、描写も近接よりも遠景向きに調整されている印象があり、近接だと諸々の収差が目立つような印象です。
    もちろんそこそこ絞れば問題なくなるんですけど、広角では元々少ないボケがさらに減ってしまって構図も含めて面白い絵にまとめるのは難易度が高くなってきますね。
    そこはどちらかというと慣れのほうが大きいのだと思いますけど。

    逆に遠景寄りの撮影になると、超広角でありつつズームが使えるというメリットが非常に伸びてきます。
    ズームに頼らずに自分が動くほうが良いと思っていますが、それでもどうしても場所的な制約で入れたくないものも出てきますからね。
    そういうケースでズームが使えるメリットは非常に大きいと感じます。

    18mm相当という広さも持て余すかと思いきや、いざとなればズームできるという安心感が良いのか、使い勝手は良好です。
    微妙に構図調整するという使い方をするにはズームリングがやや固めのチューニングかなという印象はありますけど、全長が伸びるようなことはないですから勝手に動いてしまうようなことはないですし、その辺りは慣れと使いこなしというレベルかと。

    前回も書いたように逆光にはやや弱めで、ゴーストや黒浮きが見受けられる傾向はあって、正直に言って非の打ち所がないような優等生タイプのレンズではありませんが、クセを活かして使いこなせば手に馴染んでくる玄人受けしそうなレンズだと感じます。
    手持ちのTokina 17mmも似た印象のレンズで長く愛用してますし、暑さを避けつつ、返却までには比較に持ち出したいと思います。

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    Filed under: Mono Fellows
    2013/07/20 7:00 pm | Tokina AT-X 12-28 PRO DX レビュー 散歩編 はコメントを受け付けていません
  • 077月

    みんぽすさんからTokinaの超広角ズームレンズ「AT-X 12-28 PRO DX」をお借りしました。

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    ロングセラーだった「AT-X 124 PRO DX2」を28mmまで広げ、さらに高画素時代に対応させたモデルだとか。
    うちにも少し前のモデルですけど、17mm単焦点の「AT-X17AF PRO」がありますが、やや逆光に弱い印象はあるものの、歪曲収差の少ない、ほんとに真っ直ぐなレンズで愛用しています。
    そっちはソニーミノルタマウントの35mm対応ですが、今回お借りしたのはニコンのAPS-C用です。
    なお、ニコン用以外にキヤノン用がつい最近発売になっています。

    レンズ自体はD300に付けてしまえば、それほど大きいという印象はありませんが、それなりに長さもフィルタ径(77mm)も大きくて豪華で丁寧な作りです。
    「AT-X17AF PRO」もそうでしたが前後にシフトすることでMFに切り替えられるピントリングも使い勝手が良いんですよね。
    ズームリングもニコン純正と同じはずで、そういう意味でもニコンユーザーには扱いやすい操作性だと思います。
    逆にキヤノンユーザーさんだとズームリングは逆向きになるので、ちょっとだけ慣れが必要かな。

    早速撮ってみるとやっぱりと言いますか、気になるのは逆光でのゴーストです。
    「AT-X17AF PRO」もそうでしたけど、どうしても超広角だと逆光には弱くなりがちなのでしょう。
    上の写真はちょっと意地悪なところもありますけど、それでも出来る限り太陽を避けるような構図を取ったんですけどね。
    当然ながら付属のフードは装着していますし、手のひらでハレ切りも試みましたが、今度は手が映り込んでしまうという状態になってしまいました。
    反面、逆光寄りでも黒浮きなどの症状は出にくい感じですから、ゴーストも味と捉えて慣れたほうが早そうです。

    次に私の好きな近接撮影ですが、スペック上の最短撮影距離は0.25mです。
    ワイド側ですと25cmでもまだ寄り足りない気もしますけど、そういう場合はテレ側を使えば良いわけで、そこはズームレンズのメリットですね。
    ただ、近接時はどうも周辺部の流れが多くなる傾向のようで、ボケも滲んだような描写になる印象です。
    これもテレ側に近づくと減ってくるようなので、そこも含めて近接時はテレ側のほうを使ったほうが良いのではないかと思います。

    単焦点好きとしてはどうしても光学特性を重箱の隅をつつくようにチェックしてしまいますが、35mm換算で18mmから42mm相当までをカバーできるというのはやっぱり便利です。
    価格的にも実売で6万円前後と、標準ズームから追加する一本としては良い選択肢に入るゾーンかと。

    描写に関してはもう少し使い慣れていきつつ、手持ちのTokina 17mmと比較検証して、またレポートしたいと思います。

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    Filed under: Mono Fellows
    2013/07/07 7:00 pm | Tokina AT-X 12-28 PRO DX レビュー 到着編 はコメントを受け付けていません
  • 275月

    みんぽすさんからお借りしているシグマの単焦点レンズ「35mm F1.4 DG HSM」が、ごく自然に使わせてもらっています。

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    届いた当初、その恐ろしいほどのシャープさと描写の良さに感動しましたが、少し落ち着いた今でもその感覚は色褪せません。
    前回も書いたようにカメラそのものを新しく買い換えたかのような性能アップを感じていて、わが家のD300でもまだ戦えるなぁと。

    このレンズは本来、35mmフルサイズ対応ですから、APS-CのD300では有り余るほどの性能なのだと思いますが、決してそれは無駄というわけではなく、きっちり描写の差となって現れてくれていると感じます。
    個人的に最近再燃しているオーディオでいえば、レンズはプレーヤー(本来の喩えでいえばマイクなのでしょうが)みたいな上流に位置するわけで、ここがしっかり良質なものであれば下流への基準となってくれると思うんですよね。

    ただ、APS-Cで使うという点でいえば、シグマさんには「30mm F1.4 DC HSM」というAPS-C専用レンズも用意されています。
    こちらも優秀なレンズだとは思いますが、単に描写だけを見れば、個人的には30mm F1.4 DC HSMより今回の35mm F1.4 DG HSMのほうが好きかな。
    前者は標準レンズのレンズ構成だと思いますが、35mmのほうのそれは広角レンズとしてのものなんですよね。
    価格差もありますしそもそもサイズがずいぶん違うのですが、私ならカメラ本体を35mmフルサイズに買い換えるのを我慢してでも、35mm F1.4 DG HSMをチョイスするかな。
    もちろん将来的に35mmカメラに買い換えてもそのまま使えますし。

    ただし良いところばかりというわけではなく欠点もあって、やっぱり重いんです。
    665gというのは数字でいえばさきほどの30mmの435gと比べても大した違いではないんですが、D300の825gと合わせると1.5kgほどの重さになります。
    以前ならこのくらいは全然大したことがなかったんですけど、最近はすぐに辛くなってしまうのもあって、お散歩撮影に気軽に持っていける感じではなくなります。
    こればかりは性能追求する上でいかんともしがたいところだと思いますし、その描写を一度見たらその辛さなど吹き飛んでしまうのですけどね。

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    Filed under: Mono Fellows
    2013/05/27 12:00 pm | SIGMA 35mm F1.4 DG HSM レビュー 日常写真編 はコメントを受け付けていません