2611月
昨年の12月に毎日無料で一曲ずつ配信してくれたLINNが今年も「24-bits of Christmas」と題して12/1からの無料ダウンロードを実施するそうで。
早速、特設サイトを覗いてみるとすでに一曲ダウンロードできる状態になっていますが、去年の1曲目と同じ「Chorus: And the Glory of the Lord」ですね。
これは24日までの日替わり24曲のカウント内ではなく、「TASTER TRACK」となっていますから今年のはまた違う楽曲だと期待したいところです。
一曲目の配信は12/1のGMT10:00からですから、日本時間にすると19時が配信開始の目安なのは去年と同じです。
毎日更新されてしまって前日以前のはダウンロードできないので揃えるのはなかなか大変なんですよね。
ちなみに去年は全部で29曲配信されたようで、手元に全部揃っています。
うっかり逃した場合やその楽曲が入ったアルバムが聴きたくなったら、当然ながらLINN Recordsで購入可能です。
基本的には日本からも購入可能ですが、アルバムによってはエリア制限がある音源もあります。
他にも海外でハイレゾ配信してるサイトが結構あるんですけど、こういう制限が結構煩わしいんですよねぇ。
国内でも数は揃ってきましたけどまだまだ手にはいらない音源も多いですし、マスターからちゃんと起こしてる?と疑問な音源も結構ある中、LINN Recordsは老舗だけあって信頼感のある高音質音源が揃っています。
その分、ちょっとマイナーなものが多いですけど、そこは無料音源や試聴で体験してみたら良いですしね。
2411月
このところ、すっかりクラシックを聴くことが増えたのですが、その中でも以前に比べて比率が増えているのがチェロの楽曲です。
なぜそうなったのかはよく分からないんですけど、おそらく現在のシステムの得意分野にも関係してるんでしょうね。
そんな状況の中、中古CDで偶然見つけたジャクリーヌ・デュ・プレのCDがなかなか良くて今さらながらハマっています。
中古で見つけたのはショパンとフランクのチェロソナタの入ったEMIの輸入盤ですが、ほぼ最後の時期のスタジオ録音だとか。
実はデュ・プレさんは病気を患って若くして演奏ができなくなったんですよねぇ。
演奏そのものに鬼気迫ったものが出たというわけではないかもしれませんが、内に秘めた情熱を感じる演奏です。
ピアノは当時の旦那さんでもあるダニエル・バレンボイムで、実はこちらに惹かれて購入したわけなんですけど、主役は明らかにデュ・プレさんのほうだなと。
そうなると他の演奏も聴きたくなるというわけで、Amazonや楽天などを見ていたら6枚組のを見つけたのでこれを注文してみました。
他にも17枚組とかあるみたいですけど、お値段的に安かったですし…。
e-onkyoだとハイレゾ音源もあるようですし、これが届いて気に入った楽曲があればゲットしてみても良いなぁと思って待っているところです。
0711月
LINNの40周年を記念したディスク「Linn 40th Anniversary Collection」が発売になるようで。
実は先日、タワレコに立ち寄ったらすでにCDを売ってたんですが、Amazonを見ると11/19発売のようですね。
少し前から本家のLinn Recordsのサイト上でアナログレコードを売っていて、そこではすでに売り切れなんですけど、CDだけでなくアナログレコードのほうもAmazonでは11/19リリースとなっています。
アナログレコードのほうは1枚ですから、収録時間は圧倒的に少なくて11曲ほどなんですが、どうもオマケでハイレゾ音源が付いてくる?(たぶんダウンロード権だと思われる)らしいんですよね。
これがAmazonからの購入でも適用されるかは全く不明ですので、確実に欲しい方は最初から配信で購入するか、サウンドクリエイトさんから購入されたほうが安心かも。
CDのほうは2枚組全40曲で配信と全く同じ内容のようです。
これまでにLinn Recordsから出ていたものの中から優秀録音を選りすぐったそうで、私も愛聴しているClaire Martinなども入ってますね。
配信だと24bit/192kHzで24ドルですから、CDにはハイレゾ音源は付いてこないでしょうねぇ。
ただお値段は2枚組のわりにはまあまあのお値段なのでオーディオチェックディスク気分で試してみるには良いかもしれません。
ホントは本家の配信が日本からも気軽に買えれば、それがいちばん良いのですけどね…。
289月
ハイレゾ、ハイレゾばかりでちょっと騒がしすぎる気もしますが、ソニー主体の音楽配信サイトmoraで10/17からハイレゾ配信が始まるそうで。
開始当初はとりあえず既に別サイトから配信されてるような音源が主体のようで、まずは600アルバムほどが準備されるんだとか。
まだちゃんとした楽曲リストは出てきてませんが、イメージ画像みたいなところから見る限りではアナログ録音時代の古い音源が多そうな感じです。
古い音源のほうがむしろハイレゾ化の恩恵が得られやすいという部分もありますけど、それは懐古趣味的な要素も多分に含むわけで、「それならレコードプレーヤーで聴けば良いじゃん」と言われてしまいかねません。
最新機材で楽しむソニーの提案としては、やや矛盾する部分も抱えていますね。
CD発売前からデジタル録音は始まってましたが、マスター音源でもしばらくは16bit(14bitも)/44.1kHzや48kHzが主体でしたから、ハイレゾで出せないという一面もあるのでしょう。
先行して始まっている配信サイトの中には独自のアップサンプリング技術で擬似ハイレゾ化したものもありますけど、それこそ再生側のアップサンプリング機能で十分ですし、そもそもアップサンプリングは長短両面ある技術ですからね。
ちなみにmoraでは今のところ、アップサンプリング配信の予定はないそうです。
ただ、ソニー自体はクラシックなどを中心にDSDレコーディングを広く採用していますから、ことクラシックに関してはハイレゾ音源の充実は時間の問題かと。
SACDに配慮してか、PCMのみでの配信予定みたいですけど、そんなコダワリは捨てても良いと思いますけどね。
LINN Recordsなどがやってるように、フォーマットごとに価格設定できるようにしても良いですから、ぜひDSDでの配信も検討して欲しいところです。
そうしないと、各社から出ているDSDネイティブ再生対応機器は今のところ、宝の持ち腐れ状態に近いですし…。
配信形式はFLACで当然ながらDRMフリーで、Macでもダウンロード自体はブラウザで可能ですから、その辺りはだいぶ柔軟になったなぁと感慨深いものがあります。
価格はアルバムで3000円前後予定だそうで、ここも高額光学メディアへの配慮でしょうか。
TPPの関係もありますし、そろそろ本腰を入れておかないと…とは思いますけど。
今のところ、本家のソニーミュージック、それにユニバーサルミュージック、ワーナーミュージックが配信対象の予定だそうで、まずはお手並み拝見かな。
279月
レコード芸術の来月発売号にベルリン・フィルの未発表音源CDなど、音楽CDが2枚付いてくるんだそうで。
付録CD自体はここ最近、同誌も付けていたようですが、「日本のオーケストラを聴く」というシリーズだったんですよね。
今回はウィーン・フィルの来日公演があるからか、特別付録という感じのようで、以下の内容が収録されているんだとか。
・シューマン:交響曲第3番《ライン》(全曲)
フェルディナント・ライトナー指揮〈1953年モノーラル録音。国内初登場〉
・ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》(全曲)
オットー・ゲルデス指揮〈1964年ステレオ録音〉
録音がかなり古くて、前者にいたってはモノラルの著作権切れ音源という扱いになりそうですが、レコ芸はオーディオ誌ではないですからね。
また、長さからするとこれならおそらくCD1枚に収まりそうですから、もう一枚は通常運転の「日本のオーケストラを聴く」なのかも。
こちらは今回、関西フィルハーモニー管弦楽団だそうで、こちらも未発表のオリジナル音源で約20分間ほどだそうです。
また、CD以外にもベルリン・フィルの演奏をストリーミングで配信する「ベルリン・フィル デジタル・コンサートホール」の期間限定フリー・チケットも「読者全員プレゼント」されるとのこと。
実はこれ、ソニーがサポートしてるそうですが、これこそハイレゾ展開に最適なコンテンツかも。
今は映像がフルHDというところを主な売りにしてるようですけど、4K2Kも当然考えているでしょうし、音声もぜひDSDやハイレゾを検討して欲しいところです。
可逆圧縮ばかりが注目されがちですが、こういう部分では非可逆圧縮も有効なわけで、AACは96kHzまでは対応のようですから、そういう進化にも期待しています。
ところで紹介しておきながら実は私自身、一度もレコ芸を買ったことはないんです。
大学時代のゼミ(実は音響工学)の先生が大のクラシック好きで、さきほどのモノラル録音のような「名盤」を聴かれてたんですよね。
当時からオーディオ好きだった私としては、そこはちょっと理解できず、私の買う本ではないな、と勝手に思い込んでたフシがあります。
考えてみればStereo誌とは姉妹誌なわけで、これを機に手を出してみようかなぁと思いつつも、まだモノラル録音の呪縛から逃れられていないという状況だったりします。
229月
今井美樹さんがユーミンの楽曲をカバーしたアルバム「Dialogue -Miki Imai Sings Yuming Classics-」を10/9にリリースされるそうで。
すでに特設サイトで試聴可能ですが、以下のような楽曲が収録されてるんだとか。
1. 卒業写真
2. 中央フリーウェイ
3. あの日にかえりたい
4. 人魚になりたい
5. やさしさに包まれたなら
6. シンデレラ・エクスプレス
7. ようこそ輝く時間へ
8. 霧雨で見えない
9. 青春のリグレット
10. 青いエアメイル
11. 手のひらの東京タワー
12. 私を忘れる頃
松任谷由実さんということで、てっきり武部聡志さんが関わってるのかと思いましたが、どうやら今回のは「Produced by Miki Imai and Tomoyasu Hotei」ということで、イギリスでの制作となってるみたいです。
アレンジも過去のアルバムでも関わりのあったサイモン・ヘイル氏やインコグニートなどが手がけているそうです。
それにしても最近はカバーアルバムが驚くほど多いですね。
レーベル側としてはある程度売上が見込めるからというのもあるのでしょうけど、新しい曲を聴こうというユーザー層も減ってるのかな。
私としてはカバーもオリジナルもどちらも好きですから、アルバムがリリースされること自体がうれしいですけど、バランス的にはもう少しオリジナル寄りに出してほしいかな。
ただ、ベスト盤ばかり乱発するよりは断然良いのですけどね。