181月
秦基博さんのアナログディスク「Girl」が届いたので、早速聴いてみました。

現在手元にあるディスクとしては2枚目の45回転になるかと思い、ベルトを架け替えないと(といってもボタンを押すだけですが)いけないかなと思っていたら、「LP仕様」という言葉通りの33 1/3回転でありました。
45回転なら、12インチシングルと表記するでしょうから、当然ではありますね。
収録曲はLPとして考えるとかなり少なめの以下の通りとなっています。
[ A面 ]
1. Girl
2. Girl (Tomita Lab. Remix)
3. Girl (Live Ver. -Signed POP TOUR-)
[ B面 ]
1. アイ -弾き語り Version-
2. 鱗(うろこ) -弾き語り Version-
ちなみにAmazonではディスク1,2と表記されてますが、当然ながら1枚組です。
あと、お値段も私が購入した時より少し値上がりしています。
それから今回は反りもなく、ちゃんとした盤面でした。

ということで両面通して聴いてみましたが、秦さんのボーカルはアナログとの相性がなかなか良いように思います。
デジタルだとややかすれた感じが目立つことがありますが(それも魅力の一つですが)、そこがより実在感につながって聴こえてくる気がします。
音質は全般に溝を贅沢に使ってあることもあり、非常に良好で、さすがに最新録音という印象です。
思っていたよりもコンプが効き過ぎておらず、昔もポップスのアルバムと同等か、むしろダイナミックレンジは広いくらいの設定でした。
ライブ録音の楽曲もCDだと音質差が目立ったりしますが、LPだと不思議にこちらのほうが臨場感があったりで、なかなか面白い体験です。
多少お値段が上がったとはいえ、他のアーティストの新譜LPと比べるとかなりお買い得な価格設定になっていますので、アナログディスクを再生できる環境をお持ちなら一度聴いてみる価値はあるかと。
秦基博さんのファンの方は、この大きなジャケットを手にするだけでも購入する価値はあるでしょう。
これは秦基博さんに限った話ではないですけど、最近のアルバムもそうですが、プレミアの付いてしまった過去の初回限定盤などをアナログディスクで再発売してくれたら良いのになと願っています。
121月
このところ、余裕がなくてアナログレコードを聴く時間が減少していたんですが、久しぶりに大量にオーディオフリーク向けのディスクが入荷しているのを見つけて、その中から厳選の一枚を購入してきました。

スーパー・アナログ・ディスクと銘打ったシリーズで、アナログ音源を最短経路でカッティングしてあるものだとか。
もちろん、ディスク自体も180gという重量盤になっています。

もちろん他のもオーディオチェックディスク的なものから超名盤までたくさんあったのですけど、お値段もかなりのもので、当時の定価を軽く超えているものがほとんどです。
そういうのも楽しいですけど、長く聴く一枚ということになると音楽の内容的にも楽しめるものを…ということで、今回の一枚を選びました。
実際聴いてみますと、低域が非常に分厚く感じます。
上に貼ったブロック図を見ると高域が伸びているはずなんですけど、経路の短縮や管球式アンプが効いているのでしょうか。
ピアノの実在感は普段のアナログディスクにも増して素晴らしいものです。
ただ反面、現状のシステムの問題点や限界も見えるあたり、さすがの一枚と言えるでしょう。

もう一枚はもう少し気楽に松田聖子さんのベストアルバムを。
残念ながら(?)全身ピンナップは入ってませんでしたが、ディスクの状態は良好でした。
上のディスクといっしょに入荷してたことを考えると、私とそれほど変わらない世代の方が手放したのかな?
これからがアナログブームのような時期にちょっと勿体ない気もしますけど、そういう方がいらっしゃるから、私などが楽しませてもらえるわけです。
ちなみにステレオサウンドも大量に入荷していましたが、1000円以上のお値段が付いていて、さすがにそれはないな、と。
そして実はあともう一枚、中古ではなく新品のアナログディスクも注文してみました。
紗羅が先にハマって、私もほぼ同時期に気になりだした秦基博さん唯一のアナログ盤「Girl」です。
こちらはまだ届いていませんが、以前買ったグールドみたいに反っていないと良いのですが…。
おそらく45rpmだと思うので、ベルトをぐいっと掛け直さないといけないですね。
「親父のいちばん長い日」で予行演習しておこうかなぁ。
1111月
ビートルズのベストセラーアルバム「THE BEATLES 1」の最新リマスター盤が発売になったようで。
リマスター自体は昨今珍しくないのですが、今回のアルバムは音声だけでなく、映像作品としても発売されて、シングルのミュージックビデオをフィルムからスキャンして、デジタル処理で補正を施してあるらしく、店頭でもその変化の具合がビデオで流されていました。
音声のリマスターでの「補正」は嫌われることが多いですけど、映像に関しては傷消しや色補正など、良い方向に捉えられる場合がほとんどですし、実際、店頭の比較映像を見ても「これはきれいになってるなぁ」と感じます。
音声に関してもジョージ・マーティン氏の息子であるジャイルズ・マーティン氏がアナログ・マスターから新たにステレオミックスダウンしたそうですし、映像のほうには5.1chまでも収録されてるんだとか。
国内盤はSHM-CDでの発売ですし、こちらも良い方向になってるといいですね。
ちなみに今回はいろんなエディションが出ていて、あとで紹介するアナログレコードを入れなくても7形態もあるんだとか。
基本的にはCDとDVDあるいはBlu-rayが1枚のスペシャルプライス盤or2枚+スペシャル・ブックレットのデラックス・エディションという形で、それぞれ単売のとCDとセットのものがあるみたいです。
せっかく映像が美しくなってますから、できればBlu-rayがおススメかなと思いますが、音声が主体ならDVDのスペシャルプライス盤も良いかも。
そして音声のほうはなんとアナログレコードでも発売されるとのこと。
曲も抜粋ではなく27曲の最新ミックス音源がすべて入った2枚組で、180gの重量盤となっています。
さらにLPジャケットのサイズを生かして、見開きパッケージに4枚のポスト・カード・セットとポスターも入っています。
これだけは発売が少し先になりますが、アナログレコードが聴ける方にはこっちがおススメかな。
お値段はちょっと高めになりますけど、最近発売されてる「新譜」としては良心的なほうだと思います。
0211月
Amazonからメールが届いて、手嶌葵さんが12/2に「I Love Cinemas – Premium Edition-」をリリースされるのを知りました。
これは新しいアルバム!と大いに期待しつつ、ページを開いたのですが、「I Love Cinemas」シリーズの2作品「The Rose 〜I love Cinemas〜」と「La Vie En Rose 〜I Love Cinemas〜」を1枚に全部収録したというものだそうで。
Blu-spec CD2仕様でほぼ一枚分のお値段というのは持ってない方には超おススメですけど、長時間収録になったデメリットもありそうな気も…。
ただ数量限定だそうですし、ブックレットも歌詞に加えて訳詞、解説、それに本人インタビューとボリュームアップしてるようなので、ファンとしては欲しいような気もしないではないですが…。
せめて新曲が一曲でも追加されていたらなぁ…と思いますけど、そうすると一枚に収まらなくなりそうですし。
ってなわけで、まだ持ってない方やMP3で聴いてこられた方にはおススメの一枚です。
046月
さだまさしさんがオリジナルアルバム「風の軌跡」を7/8にリリースされるそうで。
「第二楽章」が出たのがまだつい最近のような気がしていますが、あれが去年の9月だったみたいで、早いものです。
ただリリースのペースもさださんにしては(失礼)異常に早い気もしますが、映画とかテレビ番組から刺激を受けて曲がたくさんできたんでしょうね。
そんなわけで、収録曲は以下のとおりだそうです。
1. ふるさとの風
2. みらいへ
3. ラストレター
4. 青空背負って
5. 梁山泊
6. 問題作~意見には個人差があります~
7. 逍遙歌~そぞろ歩けば~
8. 風の宮
9. 夢見る人
10. 風に立つライオン (シネマ・ヴァージョン)
生さだで恒例の「意見には個人差があります」がサブタイトルになってたりしますが、第二楽章よりは落ち着いた感じの楽曲が多いのかなぁという印象です。
「風に立つライオン」をまた聴くのか…というのはちょっとありますけど。
ちなみに同曲は1987年発売の「夢回帰線」に入ってたわけで、28年ほどの時間を経て、また映画で注目(?)されてるということになります。
当時は12インチシングルも出たことですし、今回のアルバムもアナログレコードで出たら、もっと嬉しいんですけどね。
055月
ピアニスト「マリア・ジョアン・ピリス」のレコードが某所に出ていたので、ゲットしてみました。

ピリスはピレシュと表記されたり色々ですが、それはここでは置いておいて、レコードはなかなかないんですよね。
1970年代にDENONと契約していたものの、その後、手首を痛めて1980年代に復活するまでの間が抜けているからでしょう。
今回のはそんなDENON契約時に日本で録音されたモーツァルトのピアノソナタ全集からの抜粋です。
録音は1974年なんですが、PCM録音だということに驚かされます。
1972年に日本コロムビアが「DN-023R」というデジタル録音機を開発したそうで、おそらくこれを使って録音されたものかと。
当時のスペックはサンプリング周波数こそ47.25kHzで今に近いですが、量子化ビットは13bit直線だったとのことで、それでもここまでしっかり録音できるものだなと。
また、この全集もCD化されたものをすでに持っていて、レコードと比較もしてみました。
同時再生するとほぼ分からないくらい、盤面ノイズが少なくて状態は良いです。
そもそも同じ人間がチューニングしていくと、CDもレコードも同じ音傾向になっていくものだなと。
ただ、レコードのほうがピアノの打音がキツくなく、低域の重厚感があるように感じました。
他にもレコードで聴いてみたいアーティストって結構いるんですが、80年代以降デビューだとまず見つからないですね。
逆に最近のほうがレコードで発売されることも多いですし、好きなアーティストの新譜がレコードで出ることに期待したいなと思います。