1810月
シグマからArtラインのハイスピード超広角レンズ「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM」が11/20に発売されるそうで。
最近はあまりカメラ系のネタに反応しない私も35mmフルサイズ対応で20mm、それでいてF1.4という明るさにはちょっと驚きました。
お値段もそんなに飛び上がるようなものではなく、税別15万円ほどだそうですし、これはかなりヒットしそうかも。
20mmというと、銀塩EOS時代、EOS-1にEF20mm F2.8 USMを愛用していたので、意外とこの画角には慣れていますが、普通は20~24mmくらいは使いにくいとされる範囲ですね。
最短撮影距離は27.6cmだそうで、F1.4とはいえ、これだけ広角なので絞ってパンフォーカス的に使ってもよし、あえてAPS-Cで30mm相当という扱いやすい画角にして使うのも良いでしょう。
絞りは最近はもう当たり前になってきましたが、9枚の円形絞りで、ボケ味もよさそうです。
ちなみにF1.4を実現したのはかなり大型な非球面レンズの加工技術が確立したから、だそうです。
約59mm径の大型な非球面(しかも両面とも)のレンズだそうで、これだけでもかなりの迫力でしょう。
その前にさらに大きな前玉が配置されてますから、すごい大口径レンズですね。
さきほどの非球面だけではなく、FLDガラスやSLDガラスも多用されていて、きっとArtシリーズの名を冠するにふさわしいレンズに仕上がっていることでしょう。
その代わり、重さは950gと、こちらもさすがの重量級になります。
11/29までの予約キャンペーンで金属製の被せ式レンズキャップがプレゼントされるそうで、前玉の保護にはたしかにそれくらいの注意が必要かもしれません。
いまだにフルサイズどころかロートルなAPS-C機を使っていますけど、いずれ35mmフルサイズに移行することがあれば狙ってみたい一本になりそうです。
189月
木下光学研究所というところからMFの大口径レンズ「Kistar 55mm F1.2」が9/30に発売されるそうで。
最近はカメラネタにあまり反応しなくなりましたが、今さらながらにヤシカコンタックスマウント互換の交換レンズが出ると聞いては反応せざるをえません。
しかもこのレンズ、富岡光学の「Tominon 55mm F1.2」を復刻したものだとか。
単に名前やスペックだけではなく、当時の光学設計者だった木下氏の会社からの発売で、設計者も縁のある後継エンジニアが手がけているそうです。
ちなみに元祖TominonはたしかM42しか出てなかったはずですが、今回はヤシコンマウントですし、見かけもヤシコン風ですけどね。
M42よりは設計に余裕があるでしょうから、レンズ構成なども多少見直されているのかも。
今回のレンズ構成は6群7枚で最短撮影距離は0.5mですが、元祖も6群7枚で最短撮影距離は0.5m程度(もう少し寄れるという説もあります)で、それだけを見るとほぼ同じです。
でもまぁ少なくとも後群のレンズを切り欠くようなギリギリの設計はしてないでしょう。
ちなみにヤシコンでもYASHICA MLレンズは富岡光学の製造と言われていますし、Kマウント互換のRIKENONにも富岡光学のものがあり、こちらは意外に入手しやすい価格のものもあります。
今回のKistarのF1.2の明るさのわりには13万4,100円と、かなり良心的な価格になっていると思います。
168月
本屋さんでカメラ・ライフの最新刊、Vol.19を見つけました。
今回は完全保存版ということで、特別号的な扱いでお値段も普段より若干高くなっていて、税込でほぼ2000円近くに…。
ただ、「今、買いたい! フィルムカメラ101」というのはフィルムカメラ好きには良い記事ですね。
昔似たタイトルの本がエイムックで出ていたような記憶もありますが。
ただレアな銘機とかに偏らず、入手しやすいカメラを取り上げているのは良いことかと。
以下の分類に分けて紹介されています。
35mm一眼レフカメラ編
35mmレンズ交換式レンジファインダーカメラ編
35mmコンパクトカメラ編
中判・大判カメラ編
その他のカメラ編
先日の「I love フィルムカメラ」もそうですけど、また銀塩カメラ人気って再燃してるんでしょうか?
逆に言えばまだ雑誌に手を伸ばしてくれるお客さんにこそフィルムカメラという分化が適合しているというのもあるのでしょう。
カメラ好きだけでなくても、作例も充実していますし、お値段だけの読み応えはありそうです。
私も久しぶりにフィルムで撮ってみたいなと読んでいてちょっとだけ思いました。
088月
レモン社が秋葉原と名古屋栄にそれぞれ8/10、8/14に店舗をオープンするそうで。
秋葉原のほうは昭和通り口を出て、地下鉄に降りていくところの横にある中山ビルの3Fだそうです。
住所でいうと「東京都千代田区神田佐久間町1丁目19」ですね。
営業品目は両店舗とも共通で、以下のとおりだそうです。
□ ライカ(新品&委託中古)
□ ハッセルブラッド(新品&委託中古)
□ 並行輸入舶来カメラ(新品&委託中古)
□ 逆輸入カメラ(フォクトレンダー/ニコン等)
□ 大判、中判カメラ(新品&委託中古)
□ 国産カメラ(新品&委託中古)
□ デジタル一眼レフカメラ(新品&委託中古)
□ コンパクトデジタルカメラ(新品&委託中古)
□ 保証付中古カメラ
□ カメラバッグ
□ 双眼鏡(ツァイス・スワロフスキー等)
□ 万年筆(新品&委託中古)
□ 鉄道模型
□ 各種委託/修理受付
■ 証明写真・フォトスタジオ
銀座のレモン社にも前々回くらいに久しぶりに立ち寄りましたが、証明写真のコーナーが充実していてビックリしました。
同じ秋葉原のカメラのキタムラでも証明写真を撮ってる人は多いですものね。
カメラ意外にも万年筆とか、ちょっと道を踏み外しそうなものはありますが、あいにく腕時計はないようなので安心(?)しました。
名古屋栄のほうは土地勘がありませんけど、「愛知県名古屋市中区栄3丁目30-28 岩田サカエビル 4F」だそうです。
マップで見る限りでは矢場町駅の側みたいですね。
ちなみに他にも都内には新宿店がありますが、最近はしばらく行ってないです。
やや場所が不便なのもありますけど、そもそも新宿に行く用事が減ったから、というのもあります。
また、いつの間にか三越日本橋店というのもできていて、本館7Fに入ってるんだとか。
もしかしてハイファイ堂と同じところ?と思ったら、こちらは大丸東京店のほうでした。
そういえば関東近郊で腕時計の中古(の安いやつ)を扱ってるところも今度探さなくちゃなぁと思ってますが、なかなかないんでしょうねぇ。
ご存じの方がいらしたら教えてくださいませ。
285月
本日5/28から6/2まで渋谷駅・東急東横店の西館8階催物場で「世界の中古カメラフェア2015」が開催だそうで。
今回もまたちょうど上京してないタイミングですが、最近は渋谷に用事がなくなったから滅多に行かなくなったんですよねぇ。
もしかするとまた用件ができる可能性もあるんですが。
そんな余計な話はともかく、最終日以外は10:00-21:00(最終日18:00閉場)で、いつものように開店と同時にどっと押し寄せる感じなのかな。
最近はオークションもそうですけど海外系のバイヤーさんの動きが活発ですから、高額(光学と掛けているわけではない)でもレアなものはどんどん売れていく予感です。
ちなみに出品される品は輸入カメラ協会さんで一部紹介されていまして、以前より値下がりしているどころか上がってるくらいな印象ですね。
Noct-NIKKOR Ai-S 58mm/f1.2なんて一度は使ってみたいですが、私はNIKKOR-S 5.8cm/f1.4くらいしか狙えそうもありません。
これも一度わりと安めのお値段で見かけたんですけど、あの時にゲットしておけば良かったかなぁ。
ただ、その辺はフェアのほうでも把握してるのでしょう。
「サタデーサービス」として5/30限定の奉仕品や掘り出し物があったり、後半の6/1、6/2は理由あり品を特別価格で用意したりと工夫されているようです。
入場は無料なので銀塩カメラに興味がある方はもちろん、オールドレンズ遊びを楽しみたい方も立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
115月
キヤノンからEFマウントでエントリークラスの標準レンズ「EF50mm F1.8II」をリニューアルした「EF50mm F1.8 STM」が5月下旬に発売されるそうで。
AFにステッピングモーターを採用したり、最短撮影距離が0.35mになったりしていますが、MTF特性は同じということですから、光学系はそのままということですね。
金属マウントになった部分も大きな変化ですが、初代のEF 50mm F1.8もそうだったわけで、ある意味、路線変更とも言えるのかも。
もちろん、絞り羽根が5枚から7枚の円形絞りになってたり、コーティングも最新のものになってるので、逆光や絞った場合の描写はMTFで語れない良さを生んでいるでしょう。
ただ、それにしてもレンズ鏡胴の内部処理だけでもMTFは多少変わりそうなものですし、光学系を変えずに最短撮影距離が縮まるのもちょっと変な印象はありますけどね。
ちなみに重さは初代が190g、2代目が130g、そして今回のSTMは160gと、ちょうど中間くらいです。
お値段は初代が25,300円、2代目は発売当時で12,000円、今回は19,500円と、これも中間になってるのが面白いところです。
いわゆる「撒き餌」レンズとしてはちょっと高めになりましたが、他社と比べてもお安いほうだとは思いますし、実売は16000円くらいみたいですから、まだ手に取りやすいレンズでしょう。
それでもやっぱりレンズ構成も見なおして欲しかったような印象はありますが。
初代と2代目ですら描写(や品質のバラつき)には結構な差がありましたから、STMも単にMTFだけでは語れない進化があるかもしれません。
キヤノンユーザーにはぜひこの3本を比較してみてほしいですけど、初代はなかなか入手困難かな。