294月
カメラ・ライフの最新刊、Vol.17が発売になったようで。
今回の特集はNikon Dfとオススメのレンズ32本を取り上げた「ニコンDf 最強のレンズセレクション」だそうです。
Nikon Dfって発売前は結構話題になりましたが、実際に買ったという人には私の周辺では出くわしてないですね。
実際にはかなり売れてるそうですから、購入層が違うということなのでしょう。
オールドレンズで、という提案なのかと思いますが、個人的にはオールドレンズをフルサイズで使うのには意外と興味が薄かったりします。
興味が無いわけではないのですが、そうでなくても「こんなはずじゃなかった」という描写をしがちなレンズたちがさらに残念なことになりそうで…。
85mmや135mm辺りの中望遠や、逆に20mmなどの(当時としては)超広角なら活きるかなぁとは思いますけどね。
それ以外にも特集は3つほどあって、「夏色スイスで伝統を巡る旅」と「FUJIFILM X-T1が旅カメラになる日」の2つはGWから夏休みを控えてか、旅を意識したテーマです。
海外旅行に持っていくとなるとDfよりもX-T1くらいのサイズ感のほうが身軽で良さそうです。
Xマウントは以前からX-Transなども含めて気になってるんですけど、入門レンズやサードパーティ製レンズが少なめなので、導入口がやや狭いのが気になるところです。
旅を意識しないにしても、X-M1のほうがコンパクトでXマウントっぽさが活きてる気もしますけどね。
最後の特集は「続M42レンズワールド」とのことで、これがいちばん興味のわく特集です。
ミラーレス登場でオールドレンズはどちらかと言うと高騰気味ですが、一眼レフ用レンズはそこまでではないですし、その中でもさらにM42は安めかと。
もちろん一部のレアなレンズや広角は高いですが、あえて凡庸な50mmクラスの標準レンズを撮り比べたりするのも楽しいものです。
最近のマウントアダプタはレンジファインダー用レンズを中心に近接撮影に対応できるようにアダプタ側にヘリコイドを持ったものが結構ありますし、こういうアダプタといっしょに使った面白いかも。
M42はスクリューなんで、自分でネジを緩めても近接撮影できますけどね。
214月
Lomographyから往年のロシアン銘レンズ、ルサールを復刻した「New Russar+ Art Lens」が7月に発売予定だそうで。
ルサールと言ってもオールドレンズに詳しくない方にはそれほど知名度はないかもしれませんが、20mm F5.6という当時としては明るく超広角なレンズとして1958年に発売されたものです。
ロシアのレンズはツァイスの技術力が東ドイツを経て伝わった技術を基にしたものが多いですが、なぜか広角に関してはオリジナリティも性能も素晴らしい物が多い印象です。
ただ、なにぶん当時は社会主義的な合理性もあって、オリジナルの外観はアルミニウム製でしたが、今回は真鍮製になるとのこと。
コーティングも現代的なものに強化されるそうですし、優れた光学設計をさらに活かした仕上がりになってるかも。
ロモグラフィーというと、つい先日もこれまたオールドレンズのペッツバールを復刻したばかりで、面白い展開を進めています。
ペッツバールはどちらかと言うとオールドレンズ然りとした魅力が強めだと思いましたが、今回のルサールは実用性もかなり高いのではないかと予想します。
なお、ペッツバールはEFやNikon Fでしたが、今回のは当然Lマウントですからミラーレスで使う形になります。
光学設計上、フィルム面に非常に近いところまでレンズ本体が突出していますが、今回のNew Russarではレンズガードを短めにするなどして撮像素子へ接触しづらいように配慮されているようです。
それでもレンズ自体は丸く飛び出してますし、扱いに注意は必要ですけどね。
また、ペッツバールもルサールのどちらもZenitでの製造だそうで、その点では安心感もそこそこありそうです。
プレオーダーで74,800円とお値段はそれなりに高価ですが、中古のオリジナルも似たような価格で取引されていますし、ちょっと味のある広角レンズに興味がある方にはオススメできるものではないでしょうか。
134月
GoodsPressの現在発売号の大特集が「男ゴコロをくすぐるカメラ。」だそうで。
最近はめっきりカメラ雑誌に手を伸ばさなくなってしまったんですが、かえってこういう一般誌の内容だと気になるのは何故でしょう?
ニューモデルを追いかける気力がなくなったというのもあるのかもしれませんが、それは以前から似たようなものですし…。
それはともかく、本誌の内容もそんな最新カメラではなく、どちらかと言うとクラシックカメラを取り扱ったもののようです。
趣味人が愛用するカメラやコーディネイトなどを扱うあたり、すでにカメラ雑誌とはだいぶ趣きに違いがありますね。
ただ、記憶に残る名機ヒストリーやカメラメーカーの歴史などは扱っていて、読み物としても楽しそうです。
こういう特集だと得てしてライカを大々的に取り上げがちですけど、ペンタックスの「オート110コンプリートキット」やハーフカメラなどをピックアップするなど、マニアックなところも惹かれます。
また、巻末特集ではそのカメラも含め、「男のこだわりレストア道」というのを取り上げてるんだとか。
クルマやオーディオを筆頭に、トランク、ランタン、ギター…と、これまたマニアックな路線ですね。
ちなみにGoodsPressはReader Storeなどでも取り扱っていて、iPadなどタブレットでも電子書籍で読めちゃいます。(一部記事は除く、らしいですが。)
あいにくバックナンバー108円の対象ではないですが、まだReader Storeを使ったことがない方なら新規登録で300ポイントが貰えるので、実質半額くらいで購入可能です。
他にもいろんなキャンペーンでポイントが貰えますし、私や紗羅も最近は雑誌関連で良く利用しています。
現時点では小説がiOS機器に対応してないのが残念なポイントですが、そこも近い将来に対応予定らしいです。
223月
「東京カメラ部」で人気の高かった写真を集めたカレンダーのプレゼントキャンペーンに補欠で当選した品が先日到着しました。
表紙から東京カメラ部の写真らしさの強い一枚が印象的なカレンダーです。
カレンダーの毎月の写真はさきほども書いたように月ごとに人気の高かった一枚が掲載されているわけですが、表紙は別個にコンテストが開催され選出されたんだとか。
シムシティを思わせるような雰囲気ですね。
札幌行きの飛行機の窓から撮ったそうですが、羽田離着陸だと水平飛行に入った後でこの光景を見られるというのはなかなかないですよね。
徐々に離着陸時の電子機器の使用も解禁の方向ですから、チャンスは増えてくるかな。
今でもメカニカルシャッターの銀塩機を使えば撮れるんですが、傍目には違いが分かりづらいですし、誤解を与えそうなのであんまり使わないようにしています。
カメラとは関係ないですけど、機内放送を手持ちのイヤフォンで聴くのもOKなんですけど、何度かキャビンアテンダントさんに声をかけられたことがあり、これも仕事を増やしては申し訳ないので最近は止めてます。
4月始まりのこのカレンダー、最近活躍することも増えた大きなソファの背面に飾ってみました。
背面側の壁にはルームチューニング用に一部に布を貼ってるんですが、その代わりも果たしてくれるでしょう。
側面のほうがカレンダーとしては定位置なんですけど、こちらはメモ書きスペースが多いもののほうが重宝するんですよね。
そっちには主に絵を飾ってあって、大きいのは黒井健さんのリトグラフです。
このサイズの絵は全部で5~6枚くらいありますが、その中でも黒井さんの絵はお気に入りですね。
オーディオ的に平行面を減らす、という音響的な意味合いもありますけど、今回のカレンダーも含め、絵や写真のある部屋はなんとなく落ち着くような気がします。
どうもイマイチ人気薄ですが、デジタルフォトフレームも自分の写真を客観的に見る上では意外とオススメです。
もちろんプリントアウトして額装するのも楽しいですし、自宅でプリントアウトするにしろ、お店でやってもらうにしても、額選びも楽しいものですよ。
153月
リサイクルショップでLPLのリフレクタータイプ蛍光灯ライト+120cmスタンド「HL-10K」を見つけたのでゲットしてきました。
撮影用の補助照明なんですが、ネジが数本なくなってるので格安になっていました。
また元々は電球型蛍光灯が付いてるんですけど、これがLED電球に交換されていたのも購入してみた理由です。
いざとなったら間接照明っぽく使っても良いかなと。
なくなっているネジですが、M5のボルトで代用して問題なしです。
あとは三脚部分の広げた脚を固定するネジがないんですが、これはM6でも細すぎましたから、また探してこようかと。
三脚と違って上に重いものを載せるわけでもないので、このままでも一応使えますし。
まずは試しに間接照明にしてみましたが、かなり鋭角に光を絞り込んでることもありますし、LED電球が明るすぎるのか、やや不向きかも。
いや、そもそもそういう使い方をするためのものじゃないですけどね。
お次はいつもの撮影ボックスを上から照らす形で補助照明として使ってみると、これが非常に良い感じ。(当たり前)
ホントは2灯くらい置いて影を追い込むとさらに良いのでしょうけど、それはこれまで使っていたLEDライトで補助しても良いですね。
ちなみに昨日載せたmaxellのモバイルバッテリーはこれで撮ったものでした。
まだ使いこなす必要はありそうですが、これまでよりも明らかに明るさが確保しやすくなって、室内撮影が捗りそうで良い買い物でした。
252月
先日書店で「ポラロイド伝説」という本を見つけました。
発売は去年の夏頃だったみたいですが、ポラロイドと創業者のエドウィン・ランドの伝説をまとめた一冊です。
表紙には「スティーブ・ジョブズが”国宝”とまで呼んだ」といった帯が付いていて、ジョブズ本のついでにどうぞ、と言わんばかりですが、逆にもう語り尽くされた感すらあるAppleのことよりも新鮮な内容で良いかも。
御存知の通り、インスタントカメラの代名詞ともなったポラロイドですが、娘さんから「どうして撮影した写真がその場でみえないの?」と言われて作ったというのは私も以前から知っていた逸話です。
だからといってそれを作ってしまう辺りが「国宝」と呼ばれる所以なのかも。
Kodakとは特許絡みで非常に争ったようですが、そのKodak自身が生み出した「どうして撮影した写真がその場でみえないの?」の解であろうデジタルカメラも時流に乗れなかったのは何かの因縁でしょうか。
ちなみに富士フイルムのインスタックスはちゃんと(?)ポラロイドの許諾を受けての販売だったらしいです。
そんなポラロイドフィルムもまだなんとか残っていて、IMPOSSIBLE社から発売されています。
むしろSX-70を愛用している身には感度の違う600フィルムを使わなくて良いだけ、以前より便利になってるくらいです。
それも昨今の銀塩フィルムの状況を見るとどこまで持つか分かりませんが、フィルムがあるうちはSX-70も持ちだしてあげたいところです。
といっても、うちでは紗羅が使うことのほうが圧倒的に多いんですけどね。