2812月
KATHARINE HAMNETTのクロノグラフ「KH2093」を見つけたのでゲットしてみました。

ダブルレトログラードという機構がちょっと珍しいモデルでして、クロノグラフがちょっと普通と違った配置になっています。
まず、クロノ長針は1/5秒単位で動き、1分で一周するタイプで、ここはそこそこ普通です。

違うのはまさにレトログラードな1分針、10分針です。
上側に配置された扇状の針は1分針で、1分単位で動き、10分までの表示となります。
10分が経過すると名前のとおり逆行して0からまた1分単位で表示していきます。
下側の10分針は10分単位で動いて、100分までの表示ができます。
これらを合わせて読むことで、経過時間を100分まで見ることができつつ、最小単位は1/5秒という精度を持たせてあります。

製造は”JAPAN MADE”だそうで、PRODUCED BY FORTUNEの文字も見えます。
FORTUNEは付属の説明書に名前もあった大沢商会のブランドでして、ここは1890年から時計に関わっていて、今も幅広くブランド製品を扱っている会社みたいです。

風防にはやや傷がありますが、他のブランドにはない独特のデザインや仕上げの雰囲気があります。
文字盤も非常に立体感があるものですし、色も角度や見え方によって深い青に見えたり、グレーっぽく見えたりと、なかなか凝った作りのように思います。

キャサリンハムネット自体はかなり有名なブランドですが、時計はさほど知名度がないように思えます。
そういうところも個人的には結構気に入ってるポイントです。
2612月
Calvin Kleinの腕時計「K03414」を見つけたのでゲットしてみました。

見つけた、というのは実は語弊があって、見つけていたんですが、しばらくは様子見していたんですよね。
というのも状態が良くないようでして、見た感じもそうでしたし、プライスタグにもそういう記載がされていました。
あと、二針というのも個人的にはあまり好みではなかったというのもあります。

とりわけステンレスメッシュベルトがかなりくすんでいて、汚れもなかなかのものでした。
逆に言えばここの清掃さえしてしまえば、当初の見た目よりはずいぶん状態が良くなりました。
いわゆるミラネーゼというタイプのベルトは汚れが入り込みやすいですからね。
ホントは時計本体から外して超音波洗浄するのがいちばん良いのだろうと思いますけど、持っていないのでとにかく時間をかけて清掃しました。

磨いてみると愛着も出てくるものでして、ちゃんとした(?)SWISS MADEというのも良いですし、よく見ると風防のガラスの裏側に印字されているckのロゴや文字、ディンプルのような凹凸のある文字盤など、ブランドらしい仕上がりだなと。
本来はレディースらしいですが、文字盤が30mmくらいなので、オールドスタイルな雰囲気なのも好印象なのかも。

ガラス表面の傷はまだ少し残っていますが、これまで持ってるのとダブらないデザインというのもあって、最終的には結構お気に入りの一本に入っています。
逆に言うと来年以降は少し本数を整理したほうが良いのかな、とも思ってたりしますが、そう言いつつもやっぱり増えてしまうんでしょうねぇ。
2412月
クリスマスプレゼント第4段は、CITIZENの電波ソーラー腕時計「AT3004-58E」です。

普段は自動巻きやオールドクォーツばかりに手を出していますが、やっぱり最新のもひとつくらいは欲しいなと。
シチズン流に呼ぶと「エコドライブ電波時計」ってやつです。
最新と言ってもサテライトウェーブではないのですけどね。

シリーズとしてはCITIZEN COLLECTIONの中のクロノグラフモデルという位置づけになります。
以前、PRO MASTERもゲットしていて、これもかなり気に入ってるんですが、今回は電波対応ですので、精度面ではさらにリードした感じですし、ケースもやや大柄です。
本来は金属ベルトが付いてたんですけど、これが短くて、革ベルトに替えれば良いや、と軽く考えていたのですが、ラグ幅が23mmという、かなり中途半端なもので…。
ほとんどベルトの選択肢がないわけでして、仕方なく22mmのベルトを今は付けてあります。
24mmを少し加工して取り付けるのも良いのかもしれませんけどね。

あと、PROMASTERとの違いはサファイアガラスだというところでしょうか。
これがアテッサになると、DLC加工のチタンケースになります。
実はこれをゲットする前にちょっと古めのATTESAを注文していたんですけど、エコドライブに不良が見つかってキャンセルになりました。
二次電池も寿命がありますから、そういう意味でも現行モデルにしておいたのは正解だったかもしれません。
ちなみにパーペチュアルカレンダー搭載は今回のも同様です。
で、実際に使ってみると、やっぱりなんだかんだいっても電波時計は便利でして、しかも受信感度が非常に良いのがうれしいところです。
手持ちのカシオのは鉄筋コンクリートのビルの中ではほとんど受信できないんですけど、こちらは同じ条件でも電波強度は強のままです。
GPSもそのうち狙ってみたいかな、とは思いますが、現状は夜に一度受信してくれれば精度面でも十分ですし、電池寿命もこっちのほうが長そうなので、しばらくはこれが実用上のメイン時計になりそうです。
2312月
クリスマスプレゼント第3弾はやっぱり腕時計で、SEIKOの「GRAND QUARTZ」です。

購入順でいうとこれが早かったわけですが、気分的にはやっぱり時計がメインな気分なわけでして、満を持して(?)の登場です。
分かる人には分かると思いますが一応説明しておきますと、今のGRAND SEIKOではなく、これは1977年製造と思われるクォーツ初期のモデルです。
父がほぼ同じ時期のKING QUARTZを持っていますが、基本的にはGRAND QUARTZは諏訪工場、KING QUARTZは亀戸で作られていたらしいです。

状態としては父の持つキングセイコーのほうが良くて、こちらは腐食がだいぶ出ていますし、金メッキはかなり剥がれていましたが、それでも精度はやはり負けず劣らず出ています。
それでも48グランドは年差±15秒ですから、先日のMAJESTAよりはやや精度の面ではツインクォーツでない分、劣る形になりますが。

バッテリーはなぜか当初、SR927SWが入っていたので、本来のSR936SWに入れ替えました。
それでも電池蓋がなぜか緩いので、実用上、念のために上からセロテープで貼って紛失防止してあります。
このムーブメントはリューズを二段引きすると、秒針が10秒単位でハックされるのが面白いところで、知らずに最初に見た時には壊れてるのかと思ったくらいです。
むしろ反対に、この10秒単位にならなくなってるケースがあるらしいですけどね。

まさにオールドクォーツの王道という感じで、普段はあまりセイコーが好きなほうではない私もこの時代のモデルになると、急にSEIKO贔屓になってしまいます。
まぁ全般的にはやっぱりそうじゃないほうのブランドに目が向きがちなのは後日証明されるわけですけどね。
2112月
Furbo designの自動巻き時計「F5021」を見つけたのでゲットしてみました。

ここもCROSS同様、手を出さないかなと思っていたのですが、自動巻きでスケルトンの見た目がなかなか良かったので、つい…。
ケースや説明書も付属していましたし、そもそもまだ購入時の保証が切れていない状態(私は中古購入で、そちらの保証もありますが)でした。

ムーブメントは見事にミヨタでして、8N24というスケルトン用の21jewels、21600振動のものです。
ミヨタのページにあったサンプルの時計にそっくりで、ホントに何も手を加えず、そのまま出した感じなのが、かえって良い感じです。

精度は購入当初は-20秒くらいだったのですが、フルに巻いた状態でしばらく使っていると+3秒くらいで安定しました。
自動巻きの場合は基本的にこの状態を保持してることが多いわけですし、そもそもほとんど使われないまま、だったのかもしれません。

現代的なちょっと大柄で、しかも自動巻きですし、手巻きも可能ということで、意外と出番は多そうな予感です。
1912月
SWATCHの自動巻き時計を見つけて、ゲットしてみました。

スウォッチは時計を趣味にする前からいくつか買っていますが、自動巻きは初になります。
今も自動巻きはIRONYを中心に少し残ってはいるようですが、最近は(特に国内では)ほとんど見かけなくなりました。
今回入手したものはおそらく1993年製造のものみたいです。

風防にはかなり大きめの傷がありましたが、そこは完全なプラスティックですから、いつもお得意のサンエーパールでちょっと磨けば、ほとんど分からないくらいに消え去りました。
全体的に黄ばんだ感じもこれでかなり軽減しますし、一石二鳥です。

時計好きの間ではETA2842というムーブメントが採用されていることもあって、「部品取り」用に使われたりすることもあるようです。
廉価ながら、23jewelsのスイス製ムーブメントですからね。

精度のほうもプラス寄りで10秒以内くらいと、さすがETAのムーブメントだけのことはあるな、という感じです。
ベルトもちょっと珍しい伸縮性のある金属製のタイプなので、手持ちのSwatchの中でも断然、出番が多くなりそうです。