• 109月

    またちょっと番外編の腕時計を紹介しておきたいと思いますが、今回はQ&QのA142-214です。

    Q&Q A142-214

    CITIZENのPROMASTERのバンド幅が22mmで、これに使えるバンドを探していたんですが、近所のお店では売ってなくて困っていたところ、偶然この時計のバンド幅が22mmなのを見つけて、「これくらいならバンドと大して値段が違わないな」と試しに買ってみたものです。

    Q&Q A142-214

    結果的にはコマが外せないタイプだったり、弓カンが合わなかったりでバンドとしては使わなかったんですけどね。
    そもそも質感も合わないですし…。

    Q&Q A142-214

    それにしてもそんなお値段でデイデイトまで付いているということになると、腕時計としてはこれで十分、ということになりますね。

    Q&Q A142-214

    中身を見てみるとレディース並みに小さなムーブメントで、無理やりでかくした、というところがやっぱりコストダウンの影が見受けられますが。
    あと、その小さなムーブメントのわりに動作音が大きい、というのが難点かと。
    同じQ&Qでももうちょっと出すとソーラーとかもありますし、ブランドに拘らないなら、そういうのも選択肢なのかもしれません。

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    2015/09/10 12:00 pm | Q&Q A142-214 はコメントを受け付けていません
  • 099月

    一度冷めたかに思えたCITIZEN熱ですが、まだ完全に冷めきれていなかったようで、今度は「COSMOTRON X8」をゲットしました。

    th_DSC06988_LR6

    この時計、ちょっと普通のものとは違いまして、電磁テンプ式というものです。
    機械式からクォーツに至る頃に音叉式などとともに登場した、一種の「変わり種」ですね。
    ちなみに特許自体はたしかハミルトンが持っていたはずです。

    th_DSC06981_LR6

    ムーブメントを早速見てみますと、見事にバッテリーと機械式のテンプが共存しています。
    状態はそんなに良いとはいえず、全般に遅れ気味なため、緩急針だけで調整できなかったのか、ヒゲ持ちも動かされていて片振りがかなり大きい状態でした。
    なるべく緩急針で調整するようにしてみましたが、それでも姿勢差は結構ありますね。
    調子が良いと±10秒以内くらいの日差ですが、突然1分近く遅れたりすることがあって、なにか他の部分に原因があるのかもしれません。

    th_DSC07003_LR6

    製造番号からして1971年製ですし、これだけ古い時計なら多少のズレは仕方ないでしょう。
    ちなみに電池にはSR43SWが使われていて、わりと廉価に入手しやすいのは良いですが、電池寿命は1年ほどだそうです。
    使わない時はリューズを引いておけば電源供給が切れるので、節電にはなるかも。
    また、テンプ自体は21600振動のようですが、片振りがあるのと電磁駆動の作動音も交じるのか、簡易なタイムグラファーではうまく日差を拾えないことが多かったです。

    th_DSC06986_LR6

    シチズンもさすがにこれでかなりのネタが揃ったことになって一段落かと。
    あえて言えば、さきほども挙げた音叉式の「TUNING FORK HISONIC」がターゲットとなりますが、こっちはさらに出物が少ないですからねぇ。
    こちらは特許元のブローバを狙ってみるのも良いかなと思ってるところです。

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    2015/09/09 12:00 pm | CITIZEN COSMOTRON X8 はコメントを受け付けていません
  • 089月

    腕時計はちょっと番外編で、ジャンクで売られていたBLACK OCEANSという時計を紹介してみようかと。

    BLACK OCEANS

    動作せず、ということで売られてたんですが、リューズにプラスティックが挟んであって、それを抜いたら全く問題なく動いてくれました。
    そもそもこのプラスティックを差し込んでる時点で「ファッション時計」レベルですけれども。

    BLACK OCEANS

    我が家でも最大級に巨大なんですが、クロノグラフっぽいのはただの飾りで、ボタンも針も全く動作しません。
    要するに見かけだけデカい、普通の3針時計です。
    しかも動作音がやけにうるさくて、かなりうるさいほうの懐中時計の比ではなく、これは壁掛け時計なんじゃないかと思うほどです。
    そのわりには妙にリューズでの時間送りが軽いんですけどね。

    いったいどんなムーブメントが使われてるのか見てみようと思ったのですが、ねじ込み式のように見える蓋は一向に開く気配がありません。
    ベルトもステンレスというよりも鉄なんじゃないかな?という質感です。
    クレーンゲーム1回分くらいのお値段だったから良いものの、これはちょっと…。
    安い時計でも時間だけはそこそこ正確ですが、これを腕に付ける機会はあらわれそうにありません。

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    2015/09/08 12:00 pm | BLACK OCEANS はコメントを受け付けていません
  • 069月

    手持ちの自動巻き腕時計も増えてきたので、TIME TUTELARYのウォッチワインダーを導入しました。

    TIME TUTELARY WATCH WINDER

    このワインディングマシーンは2本巻きで、内部はマブチモーターが使われているらしいです。
    中身を見ても特に面白みもなさそうなので、内部を開けてみるのはやめておきました。
    ちなみに電源は付属の4V ACアダプタです。

    TIME TUTELARY WATCH WINDER

    早速、2本をセットしてワインディングしてみましたが、このブルーのLED照明が一見カッコいいものの、ちょっとうるさいですね。
    LEDはフタの側に装備されていて、本体とは電極で伝える仕組みになってたので、ここにマスキングテープを貼って点灯しないようにしました。
    これならいつでも元に戻せますし。

    TIME TUTELARY WATCH WINDER

    動作は裏に「タイマー設定」というのがあり、以下の4種類から選べます。

    a. 時計回りで6分回転、30分停止
    b. 反時計回りで6分回転、30分停止
    c. 時計回りで20分回転、10分停止、反時計回りで20分回転、10分停止
    d. 時計回りで10分回転、2秒停止、反時計回りで10分回転、2秒停止を3時間繰り返して9時間停止

    上下の時計は個別に回転のOn/Offができますし、動作音も意外と静かで、これなら夜に動いていてもそんなに気にならないかも。
    窓から覗く時計をチラッと眺めるのも、なかなか楽しいですね。(ジーっと見てると目が回ります。)
    一部の自動巻き時計はリューズで巻き上げると故障の原因になりやすいものもあるそうですし、そうしたものを中心にワインダーで巻いてあげようと思います。

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    2015/09/06 12:00 pm | 5 Comments
  • 049月

    ソニーのクラウドファンディングプロジェクトで「wena wrist」というスマートウォッチでないスマートデバイスが生まれそうなようで。

    Apple Watchが登場した時に私でも考えついたように、バンド部分にBluetoothデバイスを組み込み、ここだけでスマートデバイスとして電子マネー、振動と光による通知機能、歩数や消費カロリーなどの活動量ログ機能を持たせたものです。
    時計本体は完全にアナログクォーツで、「これならばいざバンビやmarumanのように…」と考えてしまいますが、時計のヘッド部と呼ばれている時計本体の部分はオメガ・ダイナミックみたいにただ丸いだけなんですね。
    wena wrist側に外ラグがあって、そこにはめ込むような構造です。

    ただ写真を良く見るとラグ部分とベルトはバネ棒っぽいもので繋がってるようにも見えますから、ラグ幅さえ合えば外ラグを捨てて、自分の時計に装着できる可能性はまだ残されているかも。
    かなりラグ幅が広そうなので、合う時計は限られそうな予感ですが。

    ちなみにヘッド部はムーブメントを含めてシチズンが設計・製造するそうで、普通の3針式アナログとクロノグラフが用意されるそうです。
    どうせ連動しないなら、いっそのこと機械式にしても面白かったかもしれませんが、今のシチズンには…。
    それは冗談としてもどうせ一体化する構造なら、時計本体にも給電できるようにするか、せめてシチズン自慢のエコドライブにすれば良かったのにと思います。
    なお「ヘッド部」は3針とクロノで電池は違うものの、ボタン電池が使用されています。

    で、wena wristのほうは当然ながらリチウムイオン電池内蔵の充電式で、1時間充電で約1週間動作するとのこと。
    こちらもまだ太陽電池でまかなえるほど省電力ではないのは仕方ないところでしょう。
    価格は34,800〜69,800円だそうで、ブラックとシルバーで1万円差、3針とクロノで1万円差です。
    どちらも1万円の差はあるかなぁ?という気もしますけど、このごっつさだとクロノグラフのほうがデザイン的には合うかもしれません。

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    2015/09/04 12:00 pm | wena wrist はコメントを受け付けていません
  • 039月

    今度の腕時計は「TURLER JUVENIA 21 SLIMATIC」です。

    TURLER JUVENIA 21 SLIMATIC

    スイスの老舗高級宝飾店のTURLERとJUVENIAのダブルネームというのが珍しいですね。
    TURLERは他にもOMEGAとのダブルネームなんかをよく見かけます。
    オークションでゲットしたわけですが、機械式とは書かれていませんでしたけど、裏にSLIMATICの文字が見えたので、これは自動巻きだなと。

    TURLER JUVENIA 21 SLIMATIC

    早速開けてみますと、JUVENIA MFG 704という記載があって、どうやらETA 2452のようです。
    この機械は石の数で3バージョンくらいあるようですが、これは名前のとおり、21 JEWELSでした。
    18000振動で、精度も未調整で±15秒/日くらいで動いてくれています。

    TURLER JUVENIA 21 SLIMATIC

    SLIMATICの名前のとおり、かなりギリギリまで薄く作ってありますが、他のSLIMATICのようにベルトが一体型になっていないので、その点では使い勝手はよろしい感じです。
    その代わり、防水性はほとんど期待できないので、晴天時や室内専用です。

    TURLER JUVENIA 21 SLIMATIC

    さらにこの時計には不可思議なところがあって、まずはデイトも備えているわりに秒針がない点です。
    薄くするためにあえて無くしたのか、それとも以前の持ち主が無くしたのか、調べてみてもハッキリとはわかりませんでした。
    ただ、他の似たSLIMATICを見ても秒針はないものが多いので、元々なかったのかなぁ。

    TURLER JUVENIA 21 SLIMATIC

    さらにもう一つ、こちらは不可思議ではなく不具合ですが、日付が3日から一向に変わりません。
    元々、リューズは一段引きのみで日付のクイックチェンジは最初からないんですが、時刻送りをしても日付が全く変わらずです。
    おそらく日送り車が欠けているのではないかと思いますが、そこまで確認するには文字盤を外さないといけないですし、いずれオーバーホールに出そうかなと。

    TURLER JUVENIA 21 SLIMATIC

    とりあえず今日は3日で日付が合ってますし(笑)、1ヶ月に一度だけ合うと考えたらそう気にならない、と思っておきましょう。

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    2015/09/03 12:00 pm | TURLER JUVENIA 21 SLIMATIC はコメントを受け付けていません