318月
番外編はいまいち面白くないのと、予想通り、また増えそうなので、ここらでDUGENAの腕時計「Classic Automatic」を紹介しておきます。

DUGENAはドイツのブランドなんですが、これはSWISS MADEの記載のある自動巻きです。
25JEWELSとなっていて、音が14400振動や18000振動のとは違う、いわゆるハイビートでして、タイムグラファーで調べると28800振動でした。
先日のHairspringの結果にも載せたとおり、未調整のままでも日差±5秒以内の高精度で動いてくれています。

ムーブメントは開けてみて、エボーシュマークや形状からETA 2824-2だと分かりました。
このムーブメント自体が1972年発表ですから、この時計も70年代か80年代くらいのものでしょうか。
1.342.4.0.60という記載があるものの、それ以外の情報が全く分かりません。

ETA 2024-2といえば超高級ブランドでも使われている定番中の定番で、コピー品もセリタや中国製などがありますが、今回のはエボーシュマークから見る限り、それらではないようです、
同じ2024-2でも精度で3段階くらいあるらしく、Elaborated gradeで平均日差±5秒、Top gradeだと平均日差±4秒だそうで、これらに近いくらいの精度が今も出ているようですね。

ちなみに秒針のハック機能(秒針停止機能)も装備されているので、ズレても調整が容易で助かります。
多少進み気味のほうが調整しやすいですけど、気温によっても違うでしょうし、しばらくはそのままで様子見しようかなと。

DUGENAは最近また力を入れはじめたようで、発売されたばかりのムック、ドイツ腕時計3でもブランドが取り上げられているらしく、新しいモデルも気になるところです。
278月
シチズン熱が一時的に凄かったんですが、さすがにたまには違うところのをと物色していて、Paul Smithの腕時計「PSM42-0621」をゲットしました。

でも詳しい方ならもうお気づきかと思いますが、ポールスミスの時計ってシチズンの製造なんですよね。
上位モデルはスイス製のものもありますけど。
今回のはケースや保証書、説明書なども付いていて、シチズン商事としっかり書かれていました。
その名称からして、2004年より前の製品だと推測できます。

ポールスミスウォッチがちょうど20周年と謳っていますので、どちらかと言うと初期に作られたモデルということになりますね。
今のラインナップだとThe CITYがいちばん近いですが、それでもずいぶんテイストが違います。
NATOベルトのような雰囲気を出しつつ、引き通しではないところとかがカジュアルでありつつ、オシャレな感じでしょうか。

時計自体としては意外と質実剛健な感じで、10気圧防水ですし、リューズもしっかりねじ込み式になっていたりと、日常使いもしやすい仕上がりです。
ちなみにシチズンは他にもブランドものを手がけていて、私が持ってるUNITED ARROWSなんかもそうですし、MARGARET HOWELLもライセンス製造してるようです。

さすがに次こそは別のメーカーにと思いますが、まだ少し番外編を紹介しつつ、折を見て最新の入手品へとたどり着きたいと思います。
え?たどり着いた時にはまた新しいのが増えてるんじゃないかって?
そういうことは小声で言ってください。
238月
CITIZEN期に入っていた時計熱ですが、おそらくその最終(?)となるはずの、クロスシーのボーイズサイズクロノグラフ、「XCH38-8403」をゲットしました。

クロスシーというとレディースのイメージなんですが、このコンプリートシリーズはボーイズサイズとレディースと、もう一段大きいタイプが用意されていたようです。
色はブリリアント・ブルーというものらしく、この色に惹かれて入手したようなところもあります。

ちなみに文字盤にはF500-T004003、裏蓋はF500-T002382と書かれていて、ムーブメントにはF500が使われていることが分かります。
コレがわかるとメーカーサイトで説明書が入手できるので便利ですが、製品自体の型番はどこにも書かれてないのが腕時計の不思議なところです。

先日のPROMASTERと比べると大きさが分かってもらえるかと。
実はこっちも純正ベルトが短すぎて使えず、シチズンの場合はコマ追加も修理扱いになるので、手持ちのメタルバンドをちょっと調整して取り付けました。
ホントは本体も含めてDuratectという傷防止処理が施されてるものなので、そのまま使いたいところだったんですけどね。

シンプルにエコドライブもなく、クロノグラフもごく一般的な機能のものですが、xcらしいデザインが結構気に入ってるのと、このベゼルの大きさが意外に好みなので、わりと良く身につけてます。
どうもあんまり大きすぎるものは苦手で、PROMASTERくらいが私の趣味としてはボーダーラインかなと感じてる次第です。
これでシチズンは一応打ち止めですが、やや番外編がありますので、それはまた今度ご紹介することにしたいと思います。
178月
CITIZENの沼をなかなか抜けることができないのですが、今度は「PROMASTER PMV56-3061」をゲットです。

元々はメタルバンドだったんですが、これがかなり短くてコマが足りず、革ベルトに交換しました。
ただラグ幅も22mmとかなり大きめなので、手持ちの時計から持ってきて、そっちに別のを付ける形で対処しました。

私がゲットする中ではかなり新しい部類の時計でして、2009年発売のようです。
ソーラー発電のEco-Driveもパワーセーブ機能(光が当たらないと秒針が休んでいて、光を浴びると素早くその秒数まで動きます)搭載ですし、クロノグラフはもちろんのこと、アラームにパーペチュアルカレンダーも装備しています。

それだけに操作はかなり複雑で、キャリバーがE820とわかりましたから、それで説明書をメーカーサイトからダウンロードしてようやく色々分かった次第です。
ちなみにこのキャリバーはATTESAでも使用されているようですが、これはプロマスターシリーズです。

実はCITIZEN熱、まだもう少し続いてるようでして、これはもう私がシチズン好きというよりもそういう巡り合わせとしか言いようがないかも。
あまり時計ネタが続いても面白くありませんから、手持ちの時計はボチボチと話題がない時に紹介させてもらおうと思います。
158月
ジュエリーブランドのTASAKIから高級腕時計コレクション「TASAKI TIMEPIECES」が登場しているようで。
こういうブランド時計というと名前だけ借りてきたようなOEMが多いんですが、このコレクションは「100% JAPAN MADE」にこだわり、独立時計師の浅岡肇氏を招いて、最高峰モデルの「Odessa Tourbillon」ではかのトゥールビヨンを搭載するという凄さです。
もちろんお値段もこれまでの国産ブランドの中でも最高クラスのものです。
他にもステップベゼルが特徴的なOdessaシリーズやTASAKIらしくジュエリーを強く意識した「refined rebellion」曲線的フォルムのserpentineの3シリーズがあります。
そうしたデザイン面やベゼルの仕上げなどはTASAKIが培ってきたジュエリーとしての技術が活かされていて、お得意の真珠も時計の中にうまく溶け込んでいます。
まさに相乗効果で高いブランドに仕上がっているような印象を受けましたし、今の日本でここまできちんとJAPAN MADEにこだわったものが作れることに安心しました。
一度手にしてみたい気もちょっとだけしますが、やはり分相応というものがありますからね。
こういう存在が日本製品にももっともっと登場して、憧憬の象徴となってほしいものです。
108月
相変わらず続いているCITIZEN熱ですが、黒、白と来て今度は金色のクリストロンをゲットです。

ドレスウォッチのような出で立ちではありますが、WATER RESIST 100の名の通り、ねじ込みリューズになっていたりと防水対策がしっかりしています。
これを付けて海に潜る人はそうそういないと思いますが、古くなっても日常防水くらいの安全性はありそうです。

型番としては文字盤に1250-214134-Y、裏蓋に4-212088Kの文字が見えます。
シリアルから製造年月は1983年7月のようです。

磨いてみるとベルトだけ艶がイマイチのような気もするのですが、一応純正のメーカーロゴが入っています。
前回のと違ってCQマークじゃないのが年代の違いでしょうか。

ひとまずクリストロンは初代の斜めロゴを別にすれば、もう十分揃ったかなと。
コスモトロンや機械式と比べると人気薄なので集めやすいという面もあって、またいつの間にか集まっている可能性は否定できませんけどね。
