296月
時計は時計でも今回は紗羅用の、MARC BY MARC JACOBSの腕時計「MBM1150」です。

白い引き通しの革ベルトが印象的な時計で、Amyという同社のメジャーどころです。
かなり大柄なので私でも十分使える感じですが、こればかりは紗羅が気に入ったみたいです。

MARC BY MARC JACOBSというとかなり派手なモデルも多いんですが、これは意外と落ち着いたデザインのほうですし、引き通しなので時計本体の裏蓋の部分が直接腕にあたらないのも気に入ったのかもしれません。
ちなみに「MacBSはMARC BY MARC JACOBSの略から来てるんだよ」と冗談を言ったら鼻で笑われて終わりました。
セシルマクビーとか、結構似た感じの響きのブランド名が多いのは偶然ですかね。

こういうデザインブランド系の時計というと中のムーブメントも気になりますが、今回のは私のではないですから開けていません。
調べたところだとFOSSILが製造してるようで、他のブランドでもFOSSILが作ってるケースが結構多いみたいですね。
ただ、こういう時計は中身の精度云々よりもデザインセンスのほうが重要で、その点ではやっぱりブランドらしさがしっかり出ているなと感じますし、そこを愉しめば良いのだと思います。
286月
RENAULTという表記のある自動巻腕時計「25JEWELS AUTOMATIC」を見つけました。

最初はリダンでもされているのだろうと思って、早速中のムーブメントを見てみることに。

するとムーブメント(というよりもローター)にもしっかりRENAULTの文字が入っています。
ただ、どれだけ調べてもルノーが時計を自前で製造していたという情報はないわけで、おそらく何かのノベルティか、ユーザーグッズみたいな感じで作ったのでしょう。
エボーシュマークを探してみたところ、4002という番号と雲にFのマークが見つかりました。
これを基に調べてみると、フェルサというところのムーブメントみたいですね。

フェルサは1942年に世界初の両方向巻き上げ式全回転ローターの自動巻ムーブメントを作った名門らしく、当時はかなり有名なブランドに搭載されたようです。
ただ、1969年にはETAに吸収されていますから、この時計はそれよりも前ということになります。
チラネジテンプだったりする部分にちょっと歴史を感じますね。

1960年前後ですから、当時のルノーの車はおそらく200万円くらい、時計は数万円からだったでしょうし、ノベルティにしてはちょっと高価だったかも。
他の銘柄でFELSA 4002が使われているのを見る限りではローターだけ交換された感じではないようです。

精度のほうは年代にしてはなかなか良くて、そこはやっぱりスイス製だなと。
緩急針は多少調整しましたが、やはり姿勢差はあって平置きだと進み、腕に巻くと遅れる傾向ですが、トータルでは±10秒前後に収まっています。

どうも性格的には自動巻きは精度が気になって色々と弄ってしまいがちだし、気になりだすと止まらないですから、基本的にはこのくらい集めたら十分かなと。
そう言いながらまた自然に集まっている可能性は全く否定できないんですけどね。
266月
考えてみるとどれもアナログな時計ばかりだなということで、デジタル要素の入ったFOSSILのJR-7843をゲットしてみました。

ただしそこはなにしろFOSSILですからキワモノでして、秒数だけが文字盤のように大きくデジタル表示されるという代物です。
しかも電池もアナログの時針、分針とデジタル表示は別々、つまりムーブメントも全く別で同期すらしてないという…。

さらにお店の人が電池交換したんだと思いますが、購入時はこの秒表示が”00″のままになっていて動いていませんでした。
たぶんリセット動作が必要なんだろうなと裏蓋を開け、+とS1を短く2回短絡させたら無事秒針が動き出しました。

こんな具合でかなり変わった時計ですが、意外と見やすいことは見やすいんですよね。
秒針の表示を分や時、日付などに変更できればさらに良かっただろうのに…とも思いますけど…。
ベルトも一風変わった感じのが付いてますし、批判的なことを書いてるわりには気に入った時計の一つです。

256月
時計ネタばかりで恐縮ですが、今度はSEIKOの自動巻腕時計「7005-8000」です。

当初は下の写真のようなベルトが付いていたんですが、これがやや短めだったのとバネ棒が完全に腐食してしまっていたので、上の写真のものに交換しました。
弓カンも付いているタイプだったし、デザイン的にもそっちのほうが良いかなと。

時計自体もそんな風で結構見えない部分で腐食が入っていて、手入れに手間がかかりました。
日差も当初は激速になったりで、いつものように消磁しましたが、なかなか思ったようにならずに苦労しました。
最終的には日差10秒前後に落ち着いてますが、この時計、どうやら手巻き機構がない(?)ようで、自動巻きだけなのがやや不便です。

セイコーといえば父がキングセイコーのクォーツを持っていますし、ホントはその自動巻きバージョンあたりを狙いたいところですが、意外にセイコーの高級モデルは相場が高いんですよねぇ。
とりあえず自動巻きもCITIZENとSEIKOは揃ったので、次は海外のを狙ってみようかなと企んでいるところです。
236月
たまにはちょっと毛色の違った腕時計をと(結局時計ネタなんですけども)、Columbiaの腕時計「CL-7347」をゲットしてみました。

ちょうどその前にレインウェアを探しにColumbiaに立ち寄ったばかりだったので、気にかかったというのもあります。
雨の季節だから防水性能が高そうだったというのもありますね。

逆回転防止ベゼルとか、なかなか本格的な作りに見えますが、ネジに見えるベルト取付部が普通のバネ棒でネジは飾り(一つは取れたのでボンドで取り付け直した)だったり、裏蓋を開けてみるとNO JEWELの日本製ムーブメントだったりと、やはりブランドものという印象ですね。
ちなみに裏蓋の裏側にはHONG KONGの刻印とともに2009年の電池交換っぽい記載があるので、それよりは古いモデルのようです。

ただ当初の「気軽に使える」という部分では良さもありますし、こういう時計のほうがある意味、実用性は高いと言えるのかもしれません。
206月
CITIZENの自動巻き腕時計「Auto Dater Uni」をゲットしてみました。

レディースはあったものの、メンズでは(弟にプレゼントしたのを除いて)初の自動巻きです。
しかもオートデーター・ユニは1963年頃に発売されたもので、これは多少マイナーチェンジ後のものでしょうけど、おそらく私よりは年上かと。
ベルトは付いていなかったので、ラグ幅を測って19mmのベルトを装着しました。

早速、中を開けてみますとしっかり自動巻き機構が搭載されています。(当たり前)
ご多分にもれず、今回のも進み傾向でしたので消磁の後、今度は遅れ気味になったので、緩急針を調整して大体、日差10秒程度になってくれました。
ただ手に巻いているとやや遅れ傾向、平置きだと進み傾向なので、適度に使うとほぼ日差なしで使えるかも。
この姿勢差まではさすがに素人の手には負えませんし。

裏蓋にも文字が入っていて、C.G.Pというケースの名称やSTAR、ADUG1302-T(?)といった記載がありました。
また、リューズをある程度手で巻いた上で腕にもそこそこ装着した状態から、平置きで約30時間ほど動作したので、ゼンマイもまだまだ元気なようです。

最初はかなり傷だらけだった風防もプラスティックだったおかげでサンエーパールでキレイになりました。
文字盤に書かれている40m防水は相当怪しくて、生活防水ですら危ういと思いますが、雨じゃない時には使ってあげたいと思います。