056月
TISSOTの時計が続きますが、今度はメンズのクォーツ、「PR 100 P460」です。

これまで紹介してきたティソとは違い、わりと新しいもので内部はどうやらETAのムーブメントらしいです。
TISSOTは1985年からスウォッチ・グループ傘下ですからね。

PRというのは正確(Precise)で堅牢(R: Robustness)という意味だそうですが、作りとしてはOMEGAと比べるとやや粗さは感じられるものの、実直なイメージはあります。
ちなみにベルトも純正で長さがかなりありましたので、コマを3つくらい外しました。

TISSOTはもう一つ、まだSWATCHグループに入る前と思われる純正ムーブメントのプッシュリューズのも入手しましたが、こちらは電池交換をしても残念ながら動作しませんでした。
ただし、手巻きのはまだもう一つありますので、そちらもまたご紹介したいと思います。
026月
時計ネタが続きますが、今度は「LISA CHRONOMETER」という聞き慣れないものを見つけたのでゲットです。

同じようにスモセコの付いた(ベルトのない)個体が4つほど同じ値段で売ってたんですが、そのうち2つはSEIKO(片方はseikosha表記だったと思う)、もう一つはCITIZENだったので、面白そうなLISAを選びました。
小さく「swiss made」の手書きっぽい文字も見えましたし。

その手書きっぽさがインチキっぽかったのでムーブメントを見てみましたが、ちゃんとスイス製のムーブメントのようです。

15 JEWELSで、どこにもメーカーの記載がありませんが、色々見比べてみるとLONGINESの手巻きのものにやや似ていますし、年代的には1930から40年代くらいではないかなと予想します。
文字盤やケースはどうもリダン、交換したものではないかという気もするので、本来がどういうメーカーのモデルだったのかは不明です。
これだけ古いものですから精度は当初かなりズレていて、2時間で1分くらい進んでいました。
どうせムーブメントも覗いたことですし、緩急針で調整してみることに。
最初はこわごわとちょっとずつズラしますが、それではほとんど変わらないのでかなり大胆にズラすと今度は1日で2分くらい遅れるようになりました。
逆に言えば、あとは追い込むだけでそれなりの精度にできるということで、現在も追い込み中といったところです。
まぁそんなに高精度である必要はないので、1日で数十秒遅れくらいまで持ってこれれば十分かなと。
どうせ姿勢差などもあるでしょうし。
そんなわけでとうとう緩急針までイジるようになりましたが、もうちょっと色々イジれるようにと精密ドライバーともう一つのグッズも注文しました。

もう一つのグッズのほうは届いてから別途レポートしたいと思います。
016月
先日もゲットしたレディースの手巻き時計「TISSOT STYLIST」ですが、再びゲットしました。

前回のはジャンク群の中にあってガラスにヒビがありましたが、今回のは全くの無傷のきれいなものです。
お値段はちょっと書けないくらいに安かったりで、ティソってそんなものだっけ?とちょっと驚いてしまいます。

最近はこういう派手めのものがウケないのと、自動巻きでなく手巻き、しかもレディースというのが安さの理由ではあるのでしょうけれど、私はかなりお気に入りのブランドの一つです。
機械式の古い時計は精度がそれなりに狂っているものが多く、それはたとえオメガであってもそこそこのコンディションですけど、幸いにしてなのか、うちにやって来たティソは精度も上々で、むしろ開けてムーブメントを見る楽しみがないくらいです。

ということで実は他にもまだまだティソが手に入ってるんですが、あまり時計ばかりでもブログをご覧いただけなくなりそうなので、ちょびちょび織り交ぜながらご紹介していきたいと思います。
275月
Victorinox Swiss Army銘の腕時計を某オークションで見つけたのでゲットしてみました。

ビクトリノックスというとナイフメーカーとしてマルチツールが有名ですが、時計も結構出しています。
ただ、今回のはちょっと情報が少なく、しかも4本目の針としてGMT針があるものです。
Webで調べてみると、これの偽物っぽいものもあるようでそれはGMTが機能しない、
なんて書いてあるのも見かけて多少の不安もありましたが、問題なく動作してくれています。

GMT針は1周で24時間を示していて、リューズを一段引いた状態で奥側に回すとGMT針だけが動きます。
反対に手前に回すと日付の早送りです。
2段引いた状態だと普通に時間送りができて、GMT針も相対時間でいっしょに動くという仕掛けです。
普通は4針でもベゼルが回転するものが多いですが、これは文字盤上にGMTの時刻記載があるというのがちょっと変わっていますね。

型番はいろいろ調べた結果とケースの記載から「VX V-7 GMT 7022」だろうと思われます。
本来のベルトは金属製なんですけど、今回のには付属しませんでしたので、手持ちの18mmの革ベルトをとりあえず装着しておきました。

ビクトリノックスはそもそも好きなブランドでバッグなども持っていますので、結構お気に入りになりました。
いや、腕時計はもうなんでもお気に入り状態で、どんどん増えていくわけではあるのですけどね。
225月
ジャンクシリーズの最後、第3弾はSEIKOのBelfinaです。

Belfinaもレディースだと思うのですが、結構ゴッツいデザインですし、純正のベルト自体も私が装着できる長さです。
型番は1120-3050で、これも手巻きでした。
内部はchorusと比べてもさらに簡素なものになっていました。

2針でデート機能もないですから、これはジャンクの理由というのは特になくて、そもそもの需要がないということでしょう。
実は全部で7つあったんですが、完動品はここまで紹介してきた3つでした。
残り4つのうち2つはともにCITIZENで精度不良(帯磁?)、あとの2つは針送りがおかしいものでした。
カメラと同じでジャンクは色々イジってみるのが楽しいですけど、カメラのように簡単に修理できるわけではないですからねぇ。
特に機械式はやはりオーバーホールをしっかりしないとダメなんだな、というのが今回ので再認識できました。
215月
ジャンクシリーズの中から第2弾はTISSOTのSTYLISTです。

これはもう完全に手巻きでして、ベルトも紗羅でちょうど良いくらいのレディースです。
2針ですからOMEGAでいうとDE VILLEクラスになるんでしょうか。
ちょっと金メッキが派手な感じはしますが、痛みは少なく動作も良好です。
ただし、ガラスにヒビが入っていて、これがジャンクの理由でしょう。

ティソはひそかに狙っていたのですが、こうやって持ってみるとやっぱり好みはオメガのほうかなぁという気がします。
それが確認できただけでも収穫でしたが、この時計もしっかりまだ動くので、紗羅にたまに使ってもらおうかと思っています。