噂の挙がっていたソニーのミラーレスカメラ「NEX-5R」が海外発表されたようで。
いっしょに噂の挙がっていたEVF付きのNEX-6のほうは出てきてませんけどね。
基本的にはNEX-5Nの後継で、αで初めてのWi-Fi機能搭載がセールスポイントの一つだとか。
ただ、カメラ好きの観点からすると、やはり像面位相差を組み込んだ「Fast Hybrid AF」が目玉でしょう。
位相差で高速かつ大雑把に測距して、コントラスト検出で追い込むという方式です。
像面位相差の測距点は99ポイントだそうで、完成度は高そうな雰囲気です。
素子自体は1610万画素のCMOSセンサーで、NEX-7との差別化もあってか、控えめの画素数のままなのは良いですね。
そういえばフルサイズNEXなんて噂もあるようですが、個人的には懐疑的です。
そもそもAPS-Cのレンズですら、まだまだ種類が少ないのに、その状況でフルサイズのレンズも並行開発するというのは無理がありそうですからね。
年に3〜4本程度しか出てこないというのが、そもそも遅すぎるわけですが。
また、光学的なブレイクスルーがあまりない現状では、あれだけ短いフランジバックでフルサイズの周囲まで性能を出すのは厳しすぎるでしょう。
それができるくらいなら、16mmを作りなおしてほしいですし…。
出来たとしても巨大かつ高価なレンズになるわけで、NEXのコンパクトさを損なうものになる気がします。
と言いつつも、未だに一本もNEX専用レンズを持っていないオールドレンズ遊び専用機なわが家のNEX-5を考えれば、フルサイズでオールドレンズが楽しめるというのは魅力ではあります。
その場合は性能うんぬんではなく、オールドレンズで遊ぶわけですし。
ただし、そんなニーズはかなり限られているし、メーカーもそんな使い方ではビジネス的にも面白くないわけで、当分は出てこないのではないかと予想しますが、どうかな。