先日、RICOHからCX1という新しい路線のコンパクトデジカメが発表になりましたが、
画素数はあえて少し減るような展開になりました。
他社はまだまだ高画素化に走っている感がありますが、さすがにそろそろ
「ほんとにそんな高画素は必要なの?」という気がしてきます。
1/2.5型などの小さな撮像素子だと、レンズの性能を上回ってるんじゃないかとも
思えたので調べてみると、こんなわかりやすい解説をしてくれているサイトが
ありました。
http://homepage2.nifty.com/ttoyoshima/Digicam/LensRes.htm
レンズの解像度は150本/mmあたりということですから、それからすると800万画素も
あれば十分ではあるようです。
もちろん、レンズの方が高性能なほうが好都合でしょうから、余裕を見ても1000万画素
オーバーなのは、文字通りオーバースペックのようです。
普通のCCDの場合、ベイヤー配列になっていたり、ローパスフィルタの問題も
ありますから、複合的な要素があって、難しいところですが、それでも安易な
高画素化はダイナミックレンジも狭くしますし、良いこととはいえないでしょうねぇ。
もちろん、RICOHのようなHDR的な試みだとか、富士がやっているEXRのような
一種の画素混合を有効活用するなら、画素数を無理に減らすことはないのですけどね。
個人的には、コンパクトも今後は撮像素子のサイズを1/1.7型くらいにまでは
大型化する必要があるように感じています。
その上で、裏面照射や非ベイヤー、ダイナミックレンジ拡張などを売りにして
いってほしいなぁと思います。
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