こちらも本屋さんで見つけたのですが、「次の1本が探せる! 交換レンズの本」というのが店頭に並んでいました。
カメラ雑誌の特集記事を集めた感じだけど、どこのかな?と思って見てみると、本ではなく、デジカメWatchの「交換レンズ実写ギャラリー」の記事を再編集したものなんですね。
インプレスさん自身も本を出してますが、これからはこういうWebベースの記事をまとめたものが多くなるのかも。
デジタル用の新しめの交換レンズが52製品紹介されていて、実写例や一部はDxOによる計測データも載っています。
同じインプレスさんが運営されているGANREFで計測したものだそうですが、数値重視の紹介なあたりがWeb発っぽいですね。
ただ、私としては作例がイマイチ惹かれないというか、「このレンズを使えば、こんな素敵な写真が!」と思えなかったんですよねぇ。
著者の方々には大変失礼ですけど、デジタル時代になって気軽に撮れるとはいえ、そこにもうちょっと拘ってほしいかなと。
いっそのこと、クロスレビューっぽく、同じ被写体を撮り比べるような記事なら比較もしやすいでしょうけどね。
まぁそんな辛口なレビューはともかく、紹介されているレンズの中で惹かれたのは下の三本です。
シグマ 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2
シグマ 30mm F2.8 EX DN
本の作例も参考にしましたが、むしろこれまでWeb上の作例で見た印象を追認した感じですね。
シグマさんの8-16mmは以前お借りしたこともあって、うまく使いこなせないまま返却した印象も残っていて、リベンジしてみたいというところもあります。
超広角の面白さは表現の幅が広がりそうですし。
オリンパスさんのレンズはほんとにどれも優秀で、撮像素子が他社と比べれば小さめという点だけで甘く見ているとビックリする性能と描写かと。
同じマイクロフォーサーズのPanasonicのレンズもなかなか優秀なものが揃っていますし。
最後の30mm F2.8 EX DNは最近の価格下落もあって、再確認したという感じです。
19mmとともに、急に価格が下がったのは後継レンズ登場という噂の影響もあるみたいです。
手ぶれ補正機構搭載したものが出るのでは?という噂のようですが、手ぶれ補正は良い面ばかりではなく、描写にはマイナス要素もありますからね。
前述のように本の内容については若干の不満もありますが、次の一本を探す参考書としては有用であるのも確かです。
この本を見つつ、気になったレンズはGANREFやWebでユーザーさんの作例を掘り下げて見てみるのがオススメかと思います。