Canonから新しいミラーレスカメラ「EOS M2」が今月中旬に発売になるそうで。
「EOS M」の後継モデルですが、パッと見はそれほど変わってないなぁというのが第一印象でした。
ただ実際には小型化もされていますし、中身はかなり違うようですね。
まず大きさで言うと、W104.9×H65.2×D31.6mm(EOS MはW108.6×H66.5×D32.3mm)、重さが238g(本体のみ、EOS Mは262g)でかなり涙ぐましい努力をした、という印象のコンパクト化です。
コンパクト化は主にシャッターユニットとCMOSパッケージ、セルフクリーニングセンサーユニットで実施されたようですけど、あまり思い切った新設計が出来ない中での変更だったのかなぁと勝手に憶測してみたり…。
仕様面ではWi-Fiモジュールの搭載と「ハイブリッドCMOS AF II」搭載が大きな部分のようです。
特にAFは位相差AFエリアが素子の80%x80%(EOS Mは38%x26%)とようやく真ん中だけじゃなくなったというところでしょうか。
先ほどのコンパクト化はコストダウンも兼ねたところがきっとあるでしょうし、これで他社ミラーレスカメラとの競争ラインに立ったとも言えるのかも。
大きめの素子を積んでおけば良いという時代もそろそろ限界が来てるように思いますが、将来的にはEOS Mシリーズもフルサイズとか言い出すのかなぁ。
マウント的にはギリギリ無理ではないようですけど、意外に保守的なキヤノンだからどうでしょうか。
また、個人的にちょっと意図が掴みづらかったのが3種類のレンズキットが出るという点。
EF-M18-55 IS STMのみのレンズキット、それにEF-M 22mm F2 STMを加えたダブルレンズキットまではまだ分かるんですけど、さらにそこにEF-M 11-22mm F4-5.6 IS STMを足したトリプルレンズキットはさすがに焦点距離が被り過ぎのような…。
望遠域は一眼レフのEOSで…という意味なのかもしれませんけど、こういう部分が今のEOS Mの置かれた立場を象徴してるのかなとも思います。
私はこういうマイナーなところは嫌いじゃないですけどね。