CHINONから8mmムービーカメラみたいなデザインの「Bellami HD-1」が3/22に発売されるそうで。
銀塩時代を引きずった私には、チノンのベラミというと35mmフィルムを使った観音開きの馬車の絵付きカメラしか思い出せないんですけどね。
まぁチノンではベラミがいちばん有名な銘柄ですし、渾身の作という意味合いでしょう。
銀塩のベラミは欲しくて、何度か新宿の「カメラのきむら」で眺めたことがありますね。
今回のHD-1はむしろチノンダイレクトサウンドなどのたて型の8ミリに似ていて、機能もムービーを重視したフルHD動画撮影対応カメラです。
撮像素子もムービー重視のワイド型の210万画素 1/3型MOSセンサーとのこと。
今風に電子ズームとかもカメラ側に装備してますが、レンズはなんとDマウントという「和洋折衷」ならぬ「新旧折衷」な仕様なのが面白いですね。
マウントアダプタも最初からC,CS,M42が用意されていて、遊び心満載です。
ある意味、真面目なカメラを出しているメーカーでは出せない製品ですね。(褒めてます)
電源はこれまた今どき珍しい単3電池2本で、ACアダプターも用意されるとのこと。
これは5Vらしいですから、おそらくモバイルバッテリーでの駆動も可能なのではないかと思われます。
レンズはCHINON LENSを銘打ったものが4mm F1.2のものが付属します。
C,CSマウントに比べればDマウントはまだオールドレンズの中でも安めなので、今のうちに確保しておくのが吉かも。
うちにもyashica-8に付属していたTELE Zunow Cine 38mm F1.9とZunow Cine 18mm F1.9があるので、これを使ってみると面白いかも。
1/3型と素子が小さめですから35mm換算だと8倍くらいになってしまうのがやや難点ではありますが…。
また、他の仕様に比べてビューファインダーが(妙に)豪華で、0.47型144万画素電子ビューファインダーを搭載しているようです。
レンズがMFですからピント合わせをしやすいようにという配慮なのかな?
お値段もレンズ付きで9万円弱と決してお安くはないですが、他のカメラでは撮れない作品が撮れそうな予感を感じられる方には貴重な一台になりそうです。
ただし、「そんな気が微塵もしない」という御仁には全くオススメできません。(これも褒めてます)
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2 Responses
3月 9th, 2014 at 10:57 AM
お値段、89000円くらいらしいですが、バードウォッチャーに人気が出そうですね。
昔、谷津干潟でお会いした方が「野鳥観察兼撮影」にレンズ交換式の8mmカメラ(フィルムのです)を使われていたのでファインダー覗かせてもらったのですが、下手なフィールドスコープ使うより鮮明で高倍率に見えるのに驚いたものです。
マウントアダプターがC、CS、M42と有れば、ダブルで使うことでほとんどの一眼レフ用レンズが使えますし、銀塩の8mmフィルムと比べればデジタルセンサーの方が大きさに左右されずに鮮明な撮像を得られるので有利かと思います。
3月 9th, 2014 at 8:50 PM
StraySheepさん、コメントありがとうございます。
8mmカメラをフィールドスコープ代わりというのはなかなか斬新ですね。
今回のHD-1は動画に特化気味なので、フレームレートもそこそこ安定してるでしょうから、たしかにデジスコ的な使い方も可能かもしれませんね。