最近あまり書いていなかった店頭レビューですが、久しぶりに新製品が触れる状態で展示されていたので、書いてみようかと。
機種はPanasonicのコンデジ「DMC-FX70」です。
私も持っているFX40から何世代か新しい製品になるスリムなFXシリーズです。
FX40の後継がFX60、その後継がFX66みたいですから、FX70は3世代新しいということになりますね。
FX40が2009年の1月発売ですが、コンデジの周期はものすごく早いですねぇ。
FX40と比べてのファーストインプレッションは「だいぶ厚くなった」というところです。
FX70からタッチパネルを搭載したこともあって、多少厚くなったのかもしれません。
スペックで見てみると、FX70が奥行きで約22.8mm(レンズ突起部を除くと約21.6mm)で、FX40が突起部を除いて21.5mmですから、そんなに変わらないはずなんですけどね。
ただ、FX66は奥行きが約21.8 mm(レンズ突起部を除くと約19.2mm)と、こちらと比べると、確実に厚みが増えています。
そのタッチパネルですが、他社のパネルと比べると表面の沈み込みが少なく、反応も良いので、操作性がかなり良い感じです。
iPhoneユーザーとしては、タッチパネルといえばiPhoneとつい比べてしまうわけで、UIは違うにしろ、反応や操作性はiPhoneに負けないというのは、使っていてイライラせずにすみそうです。
画面のアイコンもむやみに大きくなっておらず、画像表示の邪魔になりにくいデザインです。
でも、じっさいにタッチしてみると、タッチミスは少ないんですよね。
もしかすると、タッチの当たり判定が緩くなっていて、多少アイコンからズレてもOKになってるのかもしれません。
いずれにせよ、タッチパネルを使ったUIも実用的なものに熟れてきた印象です。
厚みが増した理由は明るくなったレンズにもあるのかもしれません。
描写については店頭なので細かい確認はできませんでしたが、鏡胴がFX40あたりの頃より頑丈な雰囲気が戻ってきて、動作もスムーズになった気がします。
FX7からFX30あたりまでは多少ぶつかっても平気なんじゃないか?という感じだったのが、その後のズーム倍率拡大もあってか、多少軟弱な感じがあったんですよね。
実際、レンズの動作が不安定になってしまった個体もジャンクでいくつか見かけましたし。
そのあたりもあって、今回は多少の厚さは犠牲にしても、レンズ性能や強度に注力されたのは良いことだと思います。
あとはむやみに増えた画素数がどうなっているか、ですねぇ。
素子の性能も少しずつ改善されているでしょうが、小さな素子で1400万画素はさすがに多すぎるかも。
Panasonicは撮像素子も手がけているわけですし、ここになにか新たな試みを入れてきてほしいなぁと思うところです。
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