Panasonicの高倍率デジカメ「DMC-TZ20」が店頭に並んでいたので、ちらっと触ってきました。
私もTZシリーズはTZ7などを使っていますが、その後、GPSが付いたり、光学ズームも16倍にまで拡張されています。
その分、やや厚さが増した気もしますが、それでも16倍でこの大きさというのはすごいです。
操作系は以前の良さを残しつつ、タッチパネルを併用したインタフェースになっています。
撮影と再生のレバースイッチあたりは賛否両論あるようですが、個人的には覚えやすいかと思います。
さらにタッチパネルが採用されていて、これがうまく併用されてるなぁという印象です。
タッチパネル機というと、どうしてもタッチパネルに頼りすぎてしまう面がありますが、ようやくそこを卒業して使い分けができるようになった気がしました。
特に、タッチパネルでズーム操作ができるのがなかなか便利そうでした。
テレ端、ワイド端へ一気に移動したり、高速・低速ズーミングもできるあたりは動画を強く意識しているのでしょうね。
ただ、同じくタッチパネルに表示されているズームバーでの微調整は思ったように動かせませんでした。
顔検出あたりを利用して、顔をタッチしたら自動的にスムーズにズームアップできたりすると良いかも。
もちろん、光学式でやれば単純に中央がズームされるわけですが、そこは電子ズームで多少トリミングされつつズームアップするような仕掛けも必要かもしれませんけどね。
あと気になるとすれば、写りの部分ですが、さすがにそこは店頭ではわかりませんでした。
レンズはこれまでもTZシリーズは個人的に高倍率のわりに良い印象だったので、心配するとしたらMOSセンサーかな。
動画では問題ないと思いますが、静止画の画質は多少不安が残るところではあります。
ただ、総じて全体的な完成度は高くなっていて、ソニーのHXあたりにじゅうぶん対抗出来る内容になっているように感じました。