銀塩時代と比べて著しく値下がり具合の激しいデジタルカメラの世界ですが、その中ではデジタル一眼レフ、さらには35mmフルサイズ機の分野はまだ値下がりしづらい分野でした。
しかしそれもどうやらぼちぼち崩壊の兆しが出てきているようで、近所のカメラ店で中古のEOS 5Dが5万円台で売っていてちょっとびっくり。
帰ってからネットで調べてみると相場的にもそんなもののようですね。
当然ながら5D2でも5D3でもない初代5D(2005年発売)ですから「そんな古いモデルなら当然だよ」という声もあるでしょうが、当時の価格が結構なものでしたし…。
まぁ私の基準が銀塩だったりするので、同じ店で売ってたNikon F5の50周年モデル(こっちは6万円くらい)と較べてしまうわけですけどね。
そんな古いモデルではありますが、マウントアダプタを使いやすいという点ではニコンのフルサイズ機よりも楽しめそうだなというのも、これまた銀塩基準な私の視点です。
ヤシコンレンズを付けて撮ってみたらどうだろう?とか妄想するわけです。
5D2あたりだともっと良さそうですけど、これは5D3が出た当時にこれでもか、と中古コーナーに溢れてた印象でしたが、最近はそれほどでもなくてお値段もあまり下がってない印象です。
それならむしろ新品の6Dが…となって、そういう比較的廉価なフルサイズ機が出たのも5D値下がりの理由なのかも。
まぁ現実的には銀塩時代のレンズの性能的に見て、APS-Cくらいで使っておくほうがガッカリせずに済むという一面もあるのですけどね。
そういうニーズならミラーレスカメラがそれこそ山ほど市場に出回ってますし、結局買うことはなさそうですが、ジャンクコーナーにあったりなんかしたら気の迷いでゲットしちゃうかもしれません。