キヤノンからEOS銘のビデオカメラ「EOS C300」が海外発表されたようで。
マウントはこれまでどおりのEFマウントの「EOS C300」と業務用ビデオカメラではよく使われるPLマウントの「EOS C300 PL」の2種類が出るそうですが、EOSにとっては新しい一歩ですね。
ただ、なにぶん初号機ということもあり、やや暫定的に感じる仕様の部分も見られます。
まず、撮像素子はスーパー35mmサイズの8.29メガピクセルのCMOSセンサです。
「スーパー35mm」という名称はスチルではあまり知名度がないと思いますが、APS-Cの上下を1mmずつ削ったくらいのサイズに相当します。
キヤノンの「APS-C相当」はやや小さめでしたから、実質的には同じくらいのサイズでしょう。
4K対応が期待されましたが、こちらも記録は1920×1080pixelのフルHDです。
センサー自体は4Kを満たしてる感じですが、処理速度の問題でフルHDなのかな?
レンズのほうは「4K EF Cinema Lens」というシネマ対応のレンズが以下の7本出るそうで、こちらは光学性能上は4K動画撮影に対応してるとのこと。
なお、EOS C300は駆動ノイズを避けるためか、MFのみだそうです。
Canon Zoom Lens CN-E14.5-60mm T2.6 L S / SP
Canon Zoom Lens CN-E30-300mm T2.95-3.7 L S / SP
Canon Prime Lens CTZ-029 24mm
Canon Prime Lens CTZ-030 50mm
Canon Prime Lens CTZ-031 85mm
あと、4K撮影対応の35mmフルサイズ一眼レフも開発中だそうですが、上のレンズは35mmフルサイズに対応してるのか?というのも気になります。
ビデオでもAPS-C、フルサイズの2本立てになるのでしょうか。
この4K EOSも4K動画撮影時はAPS-Hになるようですが。
色々と気になるところはありますが、お値段が2万ドルだそうで、とりあえず縁がなさそうですねぇ。
ただ、業務用途として考えればわりと安めでしょうし、2012年1月予定だそうですから、それ以後、いろんな場所で使われるようになりそうです。