先日もPowerShot S100でレンズエラーが起こるという不具合を発表したばかりのキヤノンですが、今度はEOS Kiss X6iでラバーグリップの部分が早期に白く変色してしまうという問題が公表されました。
ラバーは経年変化で白くなってるというのはわりと良く中古で見かける現象ですけど、この機種はまだ発売されたばかりですからねぇ。
原因はラバーの製造委託先での製造工程で加硫促進剤が多かったために、「高温・高湿の影響で」化学変化が生じたものだとか。
先日のPowerShot S100に続いて、また高温多湿ですか…。
グリップはそもそも汗をかいた手で触ったりするものですし、気候の影響でもなさそうですけどねぇ。
ちなみに加硫というのはゴムに「弾性や強度を確保するため」だそうです。
なお、EOS Kiss X6iの全部で起きたわけではなく、5/31~6/15生産品の一部とのことで、その時に使ったロットがハズレだったということなんでしょうね。
カメラの機番で「左から2桁目の数字が “3” または “4” かつ6桁目の数字が “1” のカメラの一部」が対象だそうですが、わかりづらいのでサポートサイトの検索にシリアル番号を入れて調べたほうがよさそうです。
前回の件もこれも、個人的にはしっかりした情報公開によるものだと思うので、別にキヤノンの品質が他社に比べて低いということはないとは思います。
ただ、どれも微妙に言い訳っぽい文面なのが気になるところです。
以前なら「これは自分の個体だけかな?」と思うようなことも、昔と違ってWebで検索して同様の症状の人を見つけたりできるのも影響しているのだと思いますが、だからこそ、ちょっとした文面にも気をつけたほうが良いのかもなぁと、ユーザーでもないくせに勝手に思ったりしています。
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2 Responses
7月 7th, 2012 at 12:11 AM
生ゴムはぼそぼそで、そこへ硫黄を練り込むことによって
弾力が生まれるんですよねぇ
しかし、白くなるだけで粘つきは大丈夫なんでしょうかね
7月 7th, 2012 at 9:37 PM
SKY ONEさん、コメントありがとうございます。
白くなるのも一種の加水分解のようですから、べたつく可能性は大いにありそうです。
まぁ、過去のKissを振り返ると、べたつく前に相場が…な感じになってるかもしれませんが。(^^;