FUJIFILMからXマウントのニューモデル「X-M1」が発表されました。
少し前から噂が出ていて本体写真なども流れてましたが、これまでのX-E1やX-Pro1からするとずいぶんコンパクトになっています。
マウントサイズからラフにサイズ合わせしてみた画像も以前作ってみましたが、コンデジ並みとはいかないまでも持ち出しやすい大きさになりましたね。
撮像素子はAPS-CサイズのX-Trans CMOSでローパスレスのものが採用されています。
ただ、上位モデルに遠慮してでしょうか、像面位相差の投入は見送られたそうです。
AF自体はX-E1でもそれほど気にならなかったですし、合焦速度はさらに向上してるらしいですけどね。
EVFも残念ながらありませんが、そこも全部アリにしちゃうと上位機種との棲み分けが…ということでしょう。
外付けでの対応もしなかったのは潔いとも言えますし、価格競争に突入した時のためのコストダウンとも取れるかな。
とりあえず出たてのお値段だと本体のみで7万円前後、レンズキットで8万円弱くらいですからレンズキットのほうがお得な感じです。
なお、レンズキットは新しいレンズ「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS」だそうで、絞りリングは省略されていますが手ぶれ補正は搭載されていて、その点は良いですね。
さらにダブルレンズキットも用意されていて、こっちは普通のダブルズームのような望遠レンズではなく、単焦点パンケーキの「XF 27mm F2.8」が付いてくるとのこと。
描写が良ければ、このコンパクトさはX-M1との相性が良さそうです。
ただ、「XF18mmF2 R」はやや今ひとつだった記憶があるからなぁ。
また、EVFがないから、というわけでもないのでしょうが、液晶モニタはXマウントでは初のチルト式で、約92万ドットと廉価モデルでも手抜きはしてないようです。
MFでのピーキング表示も初搭載らしいのでマウントアダプタ遊びのベース機としても面白いかも。
X-M1発表に合わせてか、X-E1、X-Pro1のファームウェア更新も来ていますが、新レンズ対応とフォーカスエリア選択の修正のみで、ピーキング表示には対応してないようです。
できれば従来モデルでもピーキング表示対応をと思いますけど、そこは今後(もしくはモデルチェンジ?)に期待というところでしょうか。