エイ出版社から新しいGR本「GR EVOLUTION」が9/12に発売だそうで。
相変わらずGRD3を使っている私ですが、APS-CになったGRが気にならないわけではありません。
ただ、今回の本の表紙に踊るように「GR史上最高画質」と言われると、それなら何故、今までは1/1.7型だったの?という皮肉な視点も入ってきます。
GRの場合、素子よりもレンズの魅力による部分が大きいと思うので、APS-Cに対応できるコンパクトなレンズ設計を実現するのに時間がかかったということなのでしょうけどね。
その辺りも含めてこの本では「リコー設計者が語るGR史上最高画質の秘密」という記事が一番気になります。
この他、エイ出版社の本の良さは通り一遍のスペック解説ではなく、写真が豊富なところもポイントです。
「プロ写真家☓GR☓旅」と題して、実際にGRで撮った写真もたっぷり見られそうなのは良いですね。
今の時代、Webでたくさんの作例を見ることができるんですけど、(結果として)撮れた写真ではなく、(目指すものとして)撮った作品を見られるという点で、まだまだ紙媒体も大きなパワーがあるのではないかと。
ただ、これはGRに限った話ではありませんが、プリントも含めてトータルでGRとしての表現を提案してくれているカメラブランドはまだまだ少ないのも実情です。
紙にこだわりすぎるのはもう懐古主義的な部分も入ってきているようには思いますが、ディスプレイ表示での表現方法も含め、もっと積極的に提案しても良いのではないかなと。
そういう部分でも、この本の「プロ直伝 GRの使い方 楽しみ方」という内容にも期待したいところです。