GRD4の作例が期待される時期だと思いますが、うちではGRD3が最新鋭ですので、ニーズとは無関係に初代GRDとGRD3を撮り比べてみました。
[GR DIGITAL III]
[初代GR DIGITAL]
イメージ的には初代は結構クセがあり、代を重ねるごとにクセが減った印象がありましたが、こうやって見てみると初代もなかなか素直だと感じます。
わざと逆光のいじわるな条件で撮りましたが、GRD3はコーティングで頑張ってる分、これだけ強烈な光が入ると、コーティングの色が写り込むケースがありました。
また、GRD3ではコントラストが非常に高いので、黒つぶれしやすい傾向もあります。
もちろん、そこはいくらでも調整可能なわけで、初代よりもアーティスティックな方向に初期値を振ってあるような印象もあります。
ただ、初代はRAWで撮るにはあまりに遅いですから、RAW+JPEGでも気軽に撮れるGRD3のメリットは、私にとっては大きいです。
また、初代のほうはマクロ域でピントを外すことがやや多めで、しかも液晶が荒いので確認も面倒ということもあり、チャンスをものにしやすいのはやはりGRD3ですね。
また、おまけで、E-P1でも撮ってみました。
[E-P1]
こちらは標準ズームだったので、望遠端の82mm相当あたりで。
画角の違いも当然ありますが、トーンの具合など、それぞれの特徴がよく出ているように感じます。
E-P1はもうちょっと高感度のノイズが少ないと良いのですけどねぇ。
高感度といってもISO400ですら、結構ノイズが目立ってきますから…。
そんなわけで、初代GRDの良さもあらためて確認できました。
GRD3でも初代っぽい発色も楽しめるように、マイセッティングを作ってみようかな。
あと、GRD4で追加されたブリーチバイパスもLightroomのプリセットでGRD3のRAWで代用させています。
別に私が新たに作ったわけではなく、Lightroomに最初から入ってるプリセットを使っただけですけどね。
現像パラメータで実現されていますから、自分で加減を調整することもできますし、とりあえずこれで十分です。
本音をいえば、GRD3にも機能拡張ファームウェアで実装してほしかったところですけどね。