ライカから新しいAPS-Cカメラ「Leica X Vario」が発表されました。
先日からティザー広告を打っていた「Leica Mini M」の正体というわけですね。
どう考えても期待はずれという声が大勢を占めていますけど、APS-Cだったのは順当かなと思います。
レンズ交換式にはしてほしかった気もしますが。
Web上の情報サイトもどうやら期待はずれが文章に出ているようで、デジカメWatchでも「Made in Germanyを特徴とするレンズ固定式モデル」なんて書かれていて、なんだかドイツ製以外に売り文句がないような感じです。
手動ズームという「Vario-Elmar f3.5-6.4/18-46mm ASPH.」もかなり大きく飛び出していて、すでに各社からAPS-Cやフルサイズのコンパクトが出ている状況ではそうした評価も仕方ないところかも。
ただ、逆に考えるとそうしたコンパクトではズームレンズではなく単焦点レンズが採用されているものがほとんどという現状もあるわけで、そういう意味では「差別化」ということなのでしょう。
ただし、お値段は直販店で341,250円だそうで、それならDP Merrillシリーズを全部揃えたほうが…とか考える方も多いかも。
あと、ライカからこういうモデルが出ると必ず「中身はPanasonicなのに…」というような話題がチラホラと出てくるんですけど、それは残念ながらちょっと違うんですよね。
コンパクトや高倍率ズーム機はたしかにPanasonicのOEM(ファームウェアは多少違うにしろ)ですけど、Leica X2より上位のモデルについてはまさにMade in Germanyとなっています。
まぁこれも最終組立がライカということで、凡その仕上げは別の工場で済ませてきてるんだと思いますが、少なくともそれもPanasonicではないみたいです。
一説には旧チノン系のフレクストロニクス関連では?という説もありますが、そこは定かではありません。
ただし、ライカにはPanasonicがLUMIXを立ち上げた当時の開発者だった杢中薫氏が在籍したりしているので、そういう意味ではPanasonicっぽさは入ってるんでしょうけどね。
先日出たZeissのミラーレス用レンズもシグマの製造では?という噂もありますけど、製品そのものを評価すれば良いのではないかなぁという気もします。