AdobeのRAW現像ソフト「Lightroom」が4.4にアップデートしていたので、早速更新してみました。
今回の修正項目は結構多彩で、以下のとおりのこと。
・レンズ補正パネルの「切り抜きを固定」チェックボックスと組み合わせて使用すると、切り抜きオーバーレイツールが誤ってサイズ変更される。
・ブックモジュール内で背景グラフィックが正しくレンダリングされない。
・メタデータをファイルに保存しても、キーワードやGPSメタデータがビデオファイルに保存されないことがある。
・HiDPIおよびRetinaディスプレイ用に「見つからないファイル」アイコンを更新。
・ソニーRX-1用の付属のレンズプロファイルに周辺光量補正情報が含まれていない。
・現像モジュール内のプレビューが最新の調整で更新されない。
・ブラシでペイントしているときに正方形のタイルが発生する。
・縦方向での写真のプレビューが、現像モジュールのフィルムストリップで表示するとぼやける(Mac OSのみ)。
・モジュールを切り替えると、ブック内の画像が消える。
・セカンドモニターを接続している場合、スライドショーのときにモジュールを切り替えると、エラーが発生する。
・以前に存在していたスタックを含む新しいスタックを作成すると、スタックバッジが誤った個数表示される。
・ピンを選択した後、部分補正効果(ブラシによる補正)が(一時的に)消える(Windowsのみ)。
・モジュール間を移動したときにブックの変更が保存されない。
・ライブラリモジュール内のフィルタースクロールバーが正しくレンダリングされない。
・露出補正スライダーと組み合わせて使用したときに、自動階調が正しく機能しない(Windows のみ)。
・現像モジュール内で「白黒」ボタンによってヒストリーが作成されない(Windowsのみ)。
・画像間を移動しているときに、新しい写真のフリンジ上に前の画像の残りが表示される。これは、Retina画面のみで発生する。
・RGB色情報がProPhotoリニアカラースペースではなくAdobe RGB カラースペースで指定される。これは、現像モジュール内でソフト校正を使用しているときに発生する。
・DNGファイルで横方向の斑点が表示されることがある。
・ブックモジュールで、ページを追加するために使用した方法によるページ追加動作の一貫性がない。
・Lightroomのセッション間でレンズ補正内の「色収差を除去」チェックボックスの状態が保持されない。
・Mac OSにおいて、アドレス帳から連絡先を追加できない。
・Windowsにおいて、マウスホイールを使用してスライダーを移動できなくなる。
また、X-Trans CMOSでの現像品質も向上しているんだとか。
X-Pro1をお借りした時の写真で試してみた結果は以下のような感じです。
[ LR4.4で現像したもの ]
[ 以前のバージョンで現像したもの ]
現像条件が同じになってないですが、葉っぱの部分のハイライトの粘りが改善されてるような気もしますし、ホワイトバランスも自然な風合いになったような印象もあります。
実際にはもうちょっと色々現像してみないと分からないかと思いますが、あくまでも参考まで。
また、対応機種も以下のとおり、大量に追加されています。
キヤノンEOS-1D C
キヤノンEOS Kiss Digital X7
キヤノンEOS Kiss Digital X7i
カシオEXILIM EX-ZR700
カシオEXILIM EX-ZR710
カシオEXILIM EX-ZR750
富士フイルムFinePix F900EXR
富士フイルムFinePix HS50EXR
富士フイルムFinePix SL1000
FUJIFILM X100s
FUJIFILM X20
Hasselblad H5D-40
Hasselblad H5D-50
Hasselblad Lunar
LEICA M(Type 240)
Nikon 1 J3
Nikon 1 S1
ニコンD7100
ニコンCOOLPIX A
ニコンCOOLPIX P330(予備的対応)
OLYMPUS STYLUS XZ-10
PENTAX MX-1
Samsung NX300
ソニーNEX-3N
ソニーα58
怒涛のごとく出てくる新機種に対応するのは大変かと思いますが、その対応スピードには感謝したいところです。
メーカーごとに独自の電子補正も目立ってきていて今後はさらに苦戦しそうですが、いろんなカメラを使う身としてはとても助かっています。
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