出てから少し時間が経ちましたが、今さらながら「Lightroom 4 Beta」を試用してみることにしました。
なお、2012年3月末まではフル機能を試用できますが、ベータ版ですから製品版とは違う可能性もありますし、動作もやや不安定なところがあるようです。
まず起動してみて感じたのは、思っていたより軽快というところでしょうか。
LR3とあまり変わらない感じで、うちのiMacでもまだギリギリ使えるかな、という感じです。
そもそもLR3でも最近は結構厳しくなってきてるんですけどね。
現像時の使い勝手では、現像時の白飛び、黒つぶれ補正のパラメータ項目がずいぶん変わったのが印象的です。
「白飛び軽減」や「明るさ」といった、わりとよく使っていた項目がなくなり、その代わりに「ハイライト」、「シャドウ」、「白レベル」が追加になっています。
また、「黒レベル」も数値の意味合いが違っていて、名前は同じですが全く新しいパラメータになったと思ったほうが良いかと。
実際に現像してみると、白飛び軽減効果自体はかなり高まってる気がします。
まだ使い慣れていないので、実際の仕上がりは必ずしもLR4のほうが良いとは言えない感じになることも結構ありますけどね。
実際にLR4で白飛びを抑えようと現像した結果を貼ってみます。
次が比較用にLR3で現像したものです。
LR4のほうはちょっといじり過ぎた感がありますが、色飽和も抑えられていて、うまく使いこなせばLR3より効果は高いと思われます。
できればLR3互換モードとか、これまでのパラメータはそのままに追加パラメータで対応するような形式のほうがうれしい気もしますけどね。
また、もう一つ気になっていた「ホワイトバランスのブラシ」という機能も使いましたが、これは私のマシンのスペックだと重すぎて実用的ではなさそう。
部分的にレタッチしたい場合は素直にPhotoshopなりを使ったほうが良いかもしれません。
もちろん、Lightroomだけで出来るというのはソフトのお値段的にも魅力的だと思いますし、現行のMacなら軽快に動作してくれるんだろうと思いますが。
全般的にはLR3の正統進化といった印象です。
まだ発売まで少しあるでしょうが、発売以降のカメラへの対応はLR4以降になるでしょうから、それ以後にカメラ買い替え予定がある方はLR4のコストも事前に考えておいたほうが良いかもしれませんね。
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