撮影後にフォーカス位置を自在に操れるカメラ「Lytro camera」が来年にも世に出るようで。
以前から試作機のサンプル画像はありましたが、あくまでも実証段階だと思っていただけに、意外に早い発売で驚きました。
レンズ自体は特に普通で、普通の撮像素子にあたる部分に画素ごとに光の方向を記録できる仕掛けがされているという仕掛けです。
ここから計算により、焦点距離を算出するという仕掛けなんですね。
プロトタイプでは画素数がかなり少なめでしたが、製品版では1100万本の光線を記録できるセンサーを搭載だそうで、出力される画像も実用的な画素数になりそうです。
ただ、画像の保存領域は普通のカメラよりずいぶん必要ということで、発売機種は内蔵メモリとなるようです。
8GBで350枚記録可能だそうですから、1枚あたり23MBほどでしょうか。
RAW並みではありますが、思ったほど膨大なサイズではないですね。
お値段は8GBモデルで399ドルと、意外なほどお手頃。
8倍の光学ズームもあって、デザインも斬新ですし、これは結構人気が出そうです。
だた、まずはアメリカのみでの販売だそうですし、ソフトは当初、Mac OS X用のみのとこと。
Macのみというのは、なんとなくこういう製品らしい感じがしますね。