画期的なライトフィールドカメラとして登場したLytroですが、第二世代モデル「Illum」が今夏に登場予定だそうで。
ライトフィールドカメラ自体は業務用途などで他にも存在していますが、民生用として表示や使い勝手、それに価格面でも初代モデルはいきなり現実的な内容で登場したので印象の強いものでした。
ただ、面白いとは思ってもなかなか実際にはそのインパクトほどは流行らなかったなぁと。
RICOHのTHETAもそうですが、自由度が高すぎて閲覧もFlashなどを用いたWebベース前提というのがちょっと特殊過ぎるのかなぁ。
また、Lytroについては解像度不足だった面もあるのでしょう。
今回のモデルはそこも強化され、40Megaray記録のCMOSセンサーとなったんだとか。
2D画像で書き出すと最大400万画素らしいので、初代モデルは11Megarayからすると初期の通常デジカメの普及へのボーダーは超えてきたようにも思います。
個人的にはライトフィールドはRAW記録みたいな位置づけで、現像時にフォーカス位置を選んで2Dに現像みたいな位置づけでも良いのではないかなぁと感じますが、今回の2D記録画素ならだいぶ実用度が上がっていそうです。
そしてカメラとしての部分も一般的なスタイルになっていて、30-250mm相当F2の光学ズームレンズを搭載してきました。
それだけにカメラサイズはかなり大きくなったようですけどね。
また、今回もあいにくレンズ交換式ではないですが、これはライトフィールドカメラだけにテレセントリックレンズであることが求められるでしょうから、なかなか適合するレンズを用意するのが難しいという面があるのかもしれません。
内蔵レンズ自体はレンズ前0mmまで寄れるものだそうですし、サンプルを見るとボケを活かした写真の撮れる良いレンズのようです。
気になるお値段は事前予約がオマケ付きでUS$1,499とのことで、初代よりはだいぶ高くなりました。
また日本での予約は今回も見送られていて、そこが少し残念ですが地道に伸ばしていってほしいジャンルです。